上海レジ袋事情

中国全土でレジ袋の有料化がスタート。旅行の際はエコバッグを持参すると、手荷物が増えたときにも便利ですよ!

こんにちは、上海ナビです。
2008年6月1日より、中国全土のスーパーや商店など小売店において、レジ袋が有料になりました。もちろん、上海も例外ではありません。
それでは、旅行者のみなさんがお買い物時にアセらなくてすむよう、上海のレジ袋事情について簡単にご説明しましょう。

■ レジ袋規制条例施行

日本でもお馴染みのポリエチレン製のレジ袋は、中国語では 「塑料購物袋 スゥリャオゴォウウーダイ」、略して 「塑料袋 スゥリャオダイ」 と呼ばれています。そのレジ袋にまつわる規制条例が2008年6月1日より施行されました (条例の発表は2008年1月)。
☆ レジ袋規制条例 “ 限塑令 ” の主な内容 ☆
1. 厚さ0.025mm以下の超薄型レジ袋の生産・販売・使用禁止
(破れやすく、再利用されにくい為)
2. スーパー、ショッピングセンターなどでレジ袋を有料化 (無料提供の禁止)
3. レジ袋の品質管理を強化。違反者には、最高1万元の罰金が科される など。
~ 環境保護に向けて ~
ところでみなさん、“ 白色汚染 ” という言葉を聞いたことがありますか。白色汚染とは、レジ袋や発泡スチロール製の容器など、プラスチック製品の大量消費&投棄によって引き起こされる汚染で、白色の製品が多いことからそう命名されました。
今回の規制は、白色汚染防止にかなり効果があると見られ、民間団体の調査では7割以上の市民から支持されているそうです。

※写真は発泡スチロールを頑張って運ぶ三輪車のおじさんですが、文章とは特に関係ありません。

■ スーパーでは…

レジ袋の有料化が決定されたものの、価格については統一されていません。ナビが調べたところ、レジ袋の価格はサイズによって異なりますが、0.1元~0.5元/1枚程度でした。
【カルフール(家楽福)、楽購、聯華、シティースーパー、久光百貨など】
清算の際、レジ係の人が 「塑料袋要吗? スゥリャオダイヤオマ (レジ袋は要りますか?)」 と聞いてくるので、欲しい場合は 「要! ヤオ(要ります)」、不要の場合は 「不用了!ブゥヨンラ!(結構です)」 と答えましょう。エコバッグをお持ちの方は、あらかじめレジ係に手渡すと話が早いですよ。
このように、レジ袋の見本と値段がディスプレイされているところもあります。

■ コンビニでは…

もともと商品1、2点を買ったくらいじゃ、あまり袋に入れてくれないことが多かったようなコンビニも、レジ袋有料化が徹底されました。中(小)号は0.2元/1枚、大号は0.3元/1枚 と定めているコンビニがほとんどのようです。
【ローソン(羅森)、ファミリーマート(全家)、好徳、可的 など】
★ エコバッグ IN バッグ
有料レジ袋がすっかり浸透した感のある最近では、スーパーのレジ付近を見渡すと、ほとんどの買い物客がエコバッグ持参なんですよ。各スーパーやデパートでも、様々なエコバッグが販売されているので、上海旅行の記念におひとついかがですか?
★ オリジナルエコバッグ
人とは違うオリジナリティ溢れるエコバッグを、布市場( 十六舗軽紡面料城 )でオーダーするのも手。シノワテイストの布など、センスに合った布をチョイスできるところが◎。使い勝手重視なら、防水加工が施された布などもいいですよね。ちなみに、通常出来上がりには 1 週間ほどかかりますが、加急対応をしてくれるお店がほとんどなので、短期滞在者の方でも OK ! お店の人に相談してみてくださいね。

スーパーやコンビニは、旅行中でも利用度が高いスポット。みなさんも、エコバッグを持ち歩くと、何かと便利ですよ。なぜか購買意欲をそそられるアイテムに出くわすことの多い上海では、ついつい買う予定の無かった物まで買ってしまうことが多いんですが、そんな時にも 「袋子不用了!(袋は要りません)」 と宣言しよう♪、と誓った上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-06-27

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