南京東路の裏グルメ通り・天津路で、地元上海人に大好評の庶民派小籠包を味わおう。
こんにちは、上海ナビです。
上海に来たからには食べたいものといえば、やっぱり小籠包ですよね。今日ご紹介する「萊萊小籠」は、旅行者も行きやすい便利な立地にありながら、それほど観光客には知られていないという旅人心をくすぐるお店。「南翔饅頭店」「佳家湯包」「鼎泰豊」などの有名店にはひととおり行ってしまったという方、有名店より地元の人に人気のお店を目指したい方にお勧めのお店なのです。早速出かけてみることにしましょう。
「萊萊小籠」へ行こう!
最寄りは「人民広場」駅19号出口
「萊萊小籠」があるのは、上海を代表する観光ストリート・南京東路のすぐ北側の路地です。最寄駅は地下鉄1、2、8号線「人民広場」駅。駅からの行き方はこんな感じです。
⑦左手に上海蟹の有名店「新光酒家」を過ぎると
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⑧並びにお店が見つかります
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「萊萊小籠」はここがお勧め「萊萊小籠」がオープンしたのは90年代。この時期にオープンした個人経営店で、今も変わらず人気というお店はとても貴重な気がします。客層は9割以上が地元の常連さん。食事時は行列ができ、混雑時は相席になります。奥の厨房では職人さんたちが小籠包を作る様子を見学することができます。
こじんまりした店内。食事時はここがギュウギュウに
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奥の厨房はガラス張りです
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プチ情報としては、店主の程さんが習近平似なこと。本人も「よく言われる」と認めてました(笑)。すごくやさしい人なので、ぜひ交流してみてください。あと、旧正月期間は一ヵ月ほど休業するそう。この時期にお出かけの方はご注意ください。
庶民派小籠包を味わおう!
入り口のレジ。行列時はここにまず並びます
オーダー方法はほかの庶民派食堂同様、まずは入り口のレジで注文とお会計を済ませ、番号札をもらって料理が運ばれてくるのを待つシステム。人気メニューは売り切れてしまうので、お昼前の午前中に行くのがお勧めです。それと、小籠包は注文が入ってから蒸すので、運ばれてくるまで10分ほどかかります。
※以下、2018年現在のメニューと価格です。
メニュー。フダが裏返っているものは売り切れです
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支払ったら番号札を持って席へ
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ショウガ入りの黒酢
姜絲酢(1元)
テーブルにも黒酢やラー油が置かれていますが、ショウガの千切り入りは有料になります。好みで人数分オーダーを。
鮮肉松茸小籠(32元 ※4個の値段です)
まずオーダーしたのはこちら。豚ひき肉と松茸入りの小籠包です。薄皮の中に熱々の肉汁がたっぷり! しつこさがなくいくらでも食べられてしまうおいしさです。
蟹粉小籠(32元/8個)
看板メニューという蟹味噌入りの小籠包。ほおばると蟹味噌の旨味が口いっぱいに広がります。これのほかに蟹膏小籠(蟹の白子入り小籠包)なども。今回ナビが訪れたのは春でしたが、秋冬の上海蟹シーズンはさらに味がいいそうです。
好き嫌いは分かれるけど、ぜひチャレンジを
鶏鴨血湯(11元)
鶏と鴨の血豆腐と砂肝などが入ったあっさりスープです。上海では小吃系食堂の定番サイドメニューの一つで、レバー系が苦手でなければ必ずハマる味。ナビも大好きなスープです。
アオサたっぷり!
紫菜蝦皮湯(5元)
たっぷりのアオサと干し小エビが入った磯の香りのスープ。こちらもあっさり味です。それにしてもこの値段! 安い〜。
いかがでしたか? ふらっと一人でも名物を楽しめるお店が意外にない南京東路エリア。ナビも取材の途中で一人小腹が空いたときは、必ずこちらのお店を利用しています。いつ来ても安定のおいしさなのはもちろん、個人経営店なのでお店の方がナビの顔を覚えていてくれることもポイントかも。あと、このお店のある天津路は、地味な通りなのに良さそうな食堂がたくさん並んでいるエリア。ついでにぜひ散策してみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。