地下鉄1、2、8号線「人民広場」駅に隣接し、観光名所へのアクセスも抜群!スペイン式の歴史建築がステキな3つ星クラシックホテル。
こんにちは、上海ナビです。
今回は、地下鉄1、2、8号線 「人民広場」 から徒歩約2分と、観光の起点として大変便利なだけでなく、1926年築のイタリア風ネオルネッサンス様式の外観や内装がオールド上海気分を盛り上げてくれるクラシックホテル 「金門大酒店 シャンハイ パシフィックホテル」 をご紹介します。
1940年からホテルとして開業したこの建物は、当時から周辺のランドマークとして有名で、主に裕福層や著名人たちが集まりパーティーを行う場所だったそうです。1958年には 「華僑飯店」 という名称に変わりましたが、1992年から再び 「金門大酒店」 として営業しています。
~ホテル・フロア案内~
8~9階 レストラン、宴会場
3~7階 客室
2階 ロビー、フロント、ビジネスセンター、バー、スパ
1階 (鉄道等のチケットセンター)
南京西路沿いの正面玄関 (1階) は鉄道等のチケット代理店の入り口なので、間違って入っていかないように気をつけて! 両脇にある歴史の重みを感じる石段を上がるとメインエントランスに続き、オールド風情たっぷりのエレベーターホールが待っています。ロビーに入ったら、美しい細工の施された天井も要チェックです。
チェックイン/チェックアウトのカウンターは正面玄関から入って左手側にあります。
~ホテル客室案内~
ホテル内に用意される客室は、合計182部屋。他の客室に比べてややリーズナブルなスタンダードやビジネスルームの他、窓から人民広場一帯の景色が楽しめるスーペリア シティー ビューなどの客室が用意されています。
客室グレード/客室数/面積
① スタンダード ツイン (Standard Room - Twin) 63 約20㎡
② スタンダード ダブル ビジネス (Standard Business Room - Double) 20 約18㎡
③ スーペリア スタンダード ツイン (Superior Room - Twin) 39 約25㎡
④ スーペリア シティ ビュー (Superior City View Room) 14 約25㎡
⑤ デラックス ダブル (Deluxe Room - Double) 36 約25㎡
⑥ デラックス シティ ビュー スイート (Deluxe City View Suite) 5 約50㎡
現在一般向けには予約を受け付けていないスイートルームのベランダからは、南京東路側から人民広場一帯の景色が眺められます。他の客室にはベランダがありませんが、南京西路向きのシティービュールームに宿泊すれば、窓から人民広場側の景色が楽しめますよ。
<631号室 / Standard Room – Twin (約20㎡)>
こちらは最もリーズナブルに宿泊できるツインタイプの 「スタンダードルーム」 です。他の客室と比べ、室内はちょっと小さいなというところですが、ホテルの滞在時間が少ないような観光プランの方なら悪くないかも。この客室は残念ながら、窓の外の景色は楽しめません。
クローゼットは入口側に設けられていますが、この客室にはセーフティーボックスがありませんでした。貴重品はフロントに預けましょう。
バスルーム内には、バスタブ/固定式シャワー/トイレ/洗面台の設備がついています。シャワーやバスタブ付近のタイルにはさすがに古さを感じてしまいましたが、この点さえ気にならなければクリアできる浴室です。
<739号室 / Standard Business Room – Double (約18㎡)>
次にご紹介する 「スタンダード ビジネス ルーム」 も、入り口ドア周辺の客室配置を除けば広さや基本設備は先にご紹介した 「スタンダード ルーム」 と同じです。ベッドがダブル1台になった分、客室内にも余裕が出た感じがします。
ただ、ビジネスルームというだけあり、インターネット接続可能なパソコンが配置されている点がスタンダードとは違うところ。残念な点は、こちらの客室もシティービューが楽しめないところですね。
また、この客室もセーフティーボックスがないのですが、「スタンダード ルーム」 と 「スタンダード ビジネス ルーム」 以外の客室には全室ちゃんと用意されています。
バスルーム内にはバスタブ/シャワー/トイレ/洗面台があります。こちらもタイルなどに古さを感じますね。バスタブも浅めでゆっくり浸かるのは難しそうですが、シャワー利用だけならさほど問題ない設備だと思います。
<516号室 / Superior Room – Twin (約25㎡)>
「スーペリア ツイン ルーム」 になると、客室も広々! ベッドの足元もたっぷり空間ができ、窮屈な雰囲気は全く感じなくなりました。内装はいたってシンプルなんですが、このクラシカルな雰囲気はやっぱり歴史あるホテルならでは。
テレビの横にはドレッサーとしても使えるデスクがあり、インターネットの接続コードも分かりやすくデスクの上に置いてありました。なお、冷蔵庫は入り口ドア脇にあるシェルフ下に収納されています。
バスルーム内の設備はスタンダードの客室と同じですが、バスタブ脇に小窓が付いているため、ちょっと明るい雰囲気に。また、こちらはタイルなどの古さもそこまで気になりませんでした。
<403号室 / Superior City View Room(約25㎡)>
さて、お部屋からの眺めにこだわる方は要チェックの客室が、こちら 「スーペリア シティー ビュー ルーム」 です。ベランダが無いため、スイートのように180度を見渡すことはできませんが、やっぱり窓の外に上海の街並みが広がるのはステキ! ホテル向かいの人民広場周辺の景色が楽しめます。
ベッドは、スタンダードクラスの客室にあったものに比べてスプリングの弾力が高まった気が…。家具類も同じクラシック系とは言え、ワンランク高級になった気がします。
もう1つハイグレードを感じさせる点は、デスクにパソコンが用意されているところ。旅の途中だって、インターネットの閲覧が客室内からできれば何かと便利! なお、飲料類の用意などは他の客室と変わりません。
バスルーム内の設備やアメニティ類は他の客室と変わりませんが、唯一なぜかランクアップした客室なのに洗面台は小さくなっていました。しかし、客室内は十分快適なので、ここは見逃してもいいかも。
<703号室 / Deluxe Room – Double(約25㎡)>
最後にご紹介する客室は 「デラックス ダブル ルーム」 です。こちらの客室は床も老洋房 (オールドハウス、上海に数多く残る古い洋館) と同じように旧式のフローリング、さらにベッドの足元に置かれたスツールの風格もあいまって、クラシック感がさらにアップ!
そして、この客室からも人民広場側の景色が楽しめるじゃありませんか! しかし、このタイプの客室全てからこうした景観を楽しめるわけではないそうです。景色の見える客室に宿泊をご希望の場合は、ご予約の際に必ずその旨をリクエストくださいとのことです!
※当日の空室状況によるので、リクエストを頂いても必ずご希望のお部屋に宿泊できるというわけではありません。
その他、客室内に用意される家具類や収納などは基本的に大きく変わりませんが、ティーテーブル横のチェアはソファに変わりました。
バスルーム内は 「スーペリア シティー ビュー ルーム」 と同じ設備ですが、こちらの方がさらにキレイ。それもそのはず、この客室は2008年の4月にリニューアルされたそうなんです。このタイプのバスルームのみ、バスアメニティは洗面台下の引き出しに収納されていましたよ。
~客室共通備品~
各部屋、TV/電話/冷蔵庫/ティーセット/ポット/ミニバー/スリッパ/インターネット設備が完備されています。
~ 浴室共通備品 ~
石鹸/歯ブラシ/コンディショニングシャンプー/シャワージェル/コーム/シャワーキャップ/綿棒/ドライヤーなどが用意されています。
~ ホテル内付帯施設 ~
★ロビーバー (2階)
営業時間 14:00~24:00
フロント脇にあるバーは、イタリア風デザインのクラシカルな雰囲気が特徴。窓際の席に腰掛ければ、人民広場側の景色を外に眺めながらのひと時が楽しめます。
★ビジネスセンター (2階)
営業時間 8:00~20:00
FAX、コピー、パソコンの利用や郵便物の発送などご希望の際には、2階エレベーターホール脇にあるビジネスセンターへ。
★ギフトショップ&雑貨店 (2階)
営業時間 9:00~21:00
ご当地グッズなどのお土産品のほか、宿泊時に便利な日用雑貨類、食品類などが購入できます。
★伝統工芸品ショップ (2階)
営業時間 8:00~22:00
★小宴会場 シシリー (2階)
営業時間 9:00~20:30
普段は営業しておらず、予約のみ対応。2~3テーブル規模の宴会が可能。
★スパ (2階)
営業時間 10:00~深夜2:00
★ローマホール (8階)
営業時間 7:00~10:30、17:00~22:00
ホテル8階にあるレストランでは、中華と西洋式ビュッフェが楽しめます。こちらで朝食ビュッフェもいただけますよ(1人60元+10%のサービス料)。
★会議施設
ホテル9階には5ヶ所のマルチファンクションルームや会議室が用意されています。大型レセプションから10人程度の会議や宴会まで、用途に応じて選べます。
~ 周辺情報 ~
ホテルの近くにある「
南京東路歩行街」は、モダンな上海の中でも昔風情が色濃く残る観光ストリート。とりあえず、中国に来た!と体感したい方は、ホテルから徒歩ほんのスグなので真っ先に行ってみよう。さらに、ホテルに面する人民広場の一帯には、国宝級の文化財を展示する「
上海博物館」や、上海の都市計画についての知識が深まる「
上海城市規劃展示館」、定期的にアート展が開催される「
上海美術館」など、旅の知的好奇心を刺激する博物館や美術館が集中しています。もちろん、「外灘」が近いことだってお忘れなく!
その他、上海ナビでご紹介しているお店の中で、この金門大酒店から1番近いレストラン&マッサージ店は…。
★レストラン蘇浙匯 (黄浦店)
ホテルから歩いて数分の創興金融中心ビル内3階にあるレストラン 「蘇浙匯」 では、上海料理、広東料理、飲茶などを、モダンでゴージャスな環境でいただけます。
★ 智慧盲人按摩中心
ローカル系マッサージ店の激戦区で、日本人観光客からも定評のある足つぼマッサージ店。
★ サンフラワー(人民広場店)
九江路のホテル内にある、日本人オーナーによる本格漢方とアロマエステのお店。人気店なので予約は必須!