食事にショッピング、散策、飛行機のチェックインもできる! 「上海虹橋駅」に隣接する大型複合モール。
こんにちは、上海ナビです。
日本の主要都市は、その街いちばんの繁華街がたいてい大型駅の周辺に集まっています。が、上海は駅周辺といえば垢抜けなくて何もないエリア。在住者のナビも、列車に乗らない限り駅周辺には行く機会がありません。でも、その常識が「上海虹橋駅」周辺から徐々に変わってきているようなんです。ということで今回は、2016年現在開発真っただ中の「上海虹橋駅」西側エリアにいち早く登場した複合モール「虹橋天地(THE HUB)」に行ってきました!
「虹橋天地(THE HUB)」に行こう!
「虹橋天地(THE HUB)」があるのは、上海市街地の西郊外に位置する列車の駅「上海虹橋駅」の西側です。地下鉄の最寄り駅は、2、10号線「上海虹橋站」駅。「虹橋天地(THE HUB)」は駅から地下コンコースでつながっています。行き方はこんな感じ。
地下鉄ではなく、高速鉄道や列車の乗り場から行く場合はこのルート
地上にもこんな連絡通路があります。
案内図
「虹橋天地(THE HUB)」は、大きくわけて3つのゾーンに分かれています。エスカレーターや連絡通路が入り組む複雑な構造のビルですが、案内板が複数あるので迷いません。まずは北側の「新天地」エリアから見ていきましょう。
新天地エリア
「上海虹橋駅」を背にして右手には、香港系の5つ星ホテル「ランガム・パレスホテル」(2017年オープン予定)やオフィス棟を擁する「新天地」エリアがあります。上海を代表する観光スポットの一つ「新天地」と同じデベロッパーが手がけているそうで、本家のほうと同じお店も見つかりました。
建物デザインも見どころ
複雑な構造のモダンビルと、公園みたいに配置された緑の間を散策できます。真ん中にはイベント広場も。ナビが訪れた日は音楽イベントの設営中でした。
ホテルオープン後は、虹橋空港のトランジット利用にお勧めかも。のんびり優雅に過ごせそうです。
購物中心(ショッピングモール)エリア
エントランス
南側のブロックには6階建てのショッピングモールがあります。フロア内はこんな感じ。
旅グッズの買い足しに便利な「無印良品」や、寒かったとき、暑かったときのとっさの服買い足しに便利な「GAP」「ユニクロ(2016年現在工事中)」も。ミニ列車に乗ってまわれる子ども用品フロア、シネコンなどもあります。
特筆したいのはレストランの豊富さ。地下から上層階にかけて人気店がぎっしり入っています。駅の中のファストフードで妥協したくない方はぜひ足を運んで。地下のフードコート「大食代」にもいろいろなB級グルメが揃っています。
市内だと行列だけど郊外なのですぐ入れました
ナビのイチ押し店は、シンガポール発のミシュラン星付き中華料理店「御寶南北小館」。しっかりおいしいのに麺料理などは30元〜という手頃さも魅力。「新天地」エリアには系列のベーカリーもあります。
ここでスーツケースを預けて身軽に買い物を
<チェックインカウンター&シャトルバス>このモールの便利施設といえば、1階にある飛行機のチェックインカウンター。ショッピングモール内に突然飛行機乗り場があるのでびっくりします。ここからチェックインできるのは、中国国際航空、東方航空の国内便(2016年現在)。出発90分前までの対応です。
シャトルバスの時間表
カウンターのあるエリアの出口を出たところには、虹橋空港第2ターミナル行きのシャトルバス乗り場と、上海ディズニーランド行きのバス乗り場もありました。ショッピングモールと交通ハブが融合するとこんな感じになるのか〜。
空港行きシャトルバス
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ディズニーランド行きは一日3本
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演芸中心
2階から見た展示スペースの様子
「新天地」エリアとモールの間には、「演芸中心」(イベントスペース)があります。ナビが訪れた日は、映画『スタートレック』の50周年展が開催されていました。展示スペースのデザインも必見です。
周辺の様子を地図で
空港と高速鉄道の駅、地下鉄の駅がつながっているこのエリア。国内旅行をする方にとっては拠点になるエリアなのですが、ガイドブックにはほぼ未掲載。「そもそもどんな位置関係なの?」という方は多いかもしれません。以下、地図で見てみましょう。「虹橋天地(THE HUB)」のさらに西側には、ビジネスマンも知っておきたいコンベンションセンター「国家会展中心」があります。ほか、周辺はビルやホテルの建設ラッシュが巻き起こり中。数年後にはさらに変化しそうです。
いかがでしたか? 一般旅行者の皆さんには、もしかしたらそれほどニーズがないエリアかもしれませんが、国内線での出張が必要なビジネスマンにとっては「虹橋天地(THE HUB)」のオープンは大歓迎だったのではないでしょうか。今後もどんどん変化しそうなこのエリア。ナビも定期的にチェックしたいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。