杭州行きの列車のチケットを買ってみよう!

中国語ができなくたって大丈夫!列車の切符は筆談だけで買えるんです。

こんにちは、上海ナビです!
上海に来たらぜひ足を伸ばしてみたいのが蘇州と杭州、日本のガイドブックなどにも上海近郊の観光地としてこの二つの都市が載っています。蘇州は列車で1時間足らずで行けますし、上海からの日帰りツアーもたくさんありますが、杭州はもう少し遠くアクセスもちょっと面倒です。とは言っても直線距離で180km、電車で2,3時間ですので、日帰りで十分行ける距離。西湖の絶景と「食は杭州にあり」と讃えられる杭州料理で有名な杭州は、上海まで来たのならぜひちょっと足を伸ばしてみたいもの!でも、中国語ができないから切符なんか買えないという方もいらっしゃいますよね。そんなことはありません。中国は漢字文化圏の国、切符だって筆談だけで案外何とかなっちゃうんです。ということで、今日はナビが「中国語を使わないで杭州行きの切符を買う」のに挑戦してみます!
杭州行きの列車は主に市内北部にある「上海駅」から出ています。上海駅へは地下鉄1号線が便利です。ということで、まずは地下鉄で上海駅へレッツゴー!

~まずは切符売り場に向かいましょう~

地下鉄「上海駅」へ着くと4番出口に「联合售票大楼(Unite Ticket Multi-Storied Building)」と書いてあります。こちらがチケットオフィスですので、案内通りに進みます。
階段を上っていくと、すぐ正面に「上海站(上海駅)」があります。
標識の「联合售票大楼 秣陵路100号」の方向へ行きます。
突き当たりに「上海站售票处」「铁路上海站售票处」と書かれた青い看板が見えてきました。切符売り場はこの建物の中にあります。
手前の交差点では、交通局のおじさんがロープで通行人の交通整理をしています。「ロープまで使わないと信号を守らないんだなぁ」などと思いつつ・・・。
「上海站欢迎您(上海駅は皆さんを歓迎します)」と書かれた看板が皆さんを迎えてくれますが・・・問題はこれからの切符購入!

~いざ、構内へ潜入!~

入り口にはいきなり警察官が立っています!ちょっと緊張しちゃいますが、構内に入ってくる怪しい人の身分証をチェックしているだけですので大丈夫。あまり気にしないでくださいね。
外国人を発見!中国人だけじゃないんだって、なんだかほっとしちゃいました。
窓口のすぐ上には電光掲示板があります。参考までに、掲示板の読み方を解説しましょう!
左から三項目は列車の基本情報。

左から三項目は列車の基本情報。

车次:列車番号(※切符を買う時はこの番号を伝えるので一番重要!)
开点:発車時間
终到站:行き先(終点駅名)

次は席の種類。
中国の列車には一般的に4種類の座席があります。
硬座:一番安い席。席が硬いのであまり長時間の乗車だと少し疲れるかも・・・
软座:日本の列車の座席とほぼ同じ布張りの座席。4人掛けのボックスシートになっています。
硬卧:一般の寝台席。カーテンの無い3段ベッドで中、長距離の移動向き。外国人に一番人気の高い席です。
软卧:個室の寝台席。2段ベッドが2台ある4人用コンパートメントです。それぞれの部屋には鍵をかけることもできます。

席の下の赤と緑の文字は座席の有無を示しています。
有座、有卧:席あり
售完:売切れ
また、オレンジ色の点線は、列車にその席が設けられていないという意味です。

実際にいくつかの表示を例にとって見てみましょう。
まず一番上の列車は、列車番号2581番。朝5:41に「上海駅」を発車して「金華西駅(どこでしょうね?)」に向かいます。席はどれも完売。
二番目の列車は、列車番号5026番。朝5:53に「上海駅」を発車して「阜陽駅」に向かいます。席は硬座のみ残っています。

~情報収集開始!~

まずは電光掲示板で杭州行きの列車を探します。ナビは朝の9時頃に杭州に着く列車を探していたのですが、終点が杭州という電車は案外少ないらしく、電光掲示板で目的の列車を見つけることができません。

~するとこんなものを発見~

列車出発の検索できる機械を見つけました。こちらで列車を検索できるようです。実はこの機械、壊れていることも多いそうですが、今日は運よく動いていたので、参考までにナビが検索に挑戦してみました。
「票务实时信息(チケットリアルタイム情報)」をクリック。
「列车停靠和票价查询(停車駅・到着時間検索)」をクリック。

「列车停靠和票价查询(停車駅・到着時間検索)」をクリック。

杭州は何省にあるかご存知ですか?そう、浙江省です。「浙江」をクリック。

杭州は何省にあるかご存知ですか?そう、浙江省です。「浙江」をクリック。

引き続き「杭州」をクリック。
やっと調べたかった杭州への列車の出発時間が出てきましたよ。午前発の便は意外と少ないみたいです。上海発3:33、4:55、8:20、11:33、11:59しかありません・・・・うーん、どうしましょう?とりあえず、上海発8:20をクリック。
この列車ですと杭州着は10:40。チケットの値段は硬座が33元、軟座が50元。値段はともかく、この列車で行くと、もし列車が後れた場合は市内に着くのがお昼近くなってしまいます。これで日帰りだと滞在時間があまりない?!

~再度情報収集~

もう一度電光掲示板に戻って再度情報収集をします。掲示板をじっくり眺めていると上海駅6:30発「宁波(寧波)」行きという列車を発見。寧波は浙江省東部の都市、ということはこの列車は杭州を通過するかもしれません。詳細を把握するために、駅員(警備員?)に質問してみましたが・・・・「不知道(知らないよ)」の一言であえなく終了。

~次なる手段は時刻表~

仕方なしに時刻表を購入することにしました。左奥のカウンターで10月15日発売の最新版、お値段は4元です。
時刻表の「开南方方向(南方面行き列車)」のページを見ると、「杭州駅」ではなく「杭州東」という文字を発見。「杭州東」ってどこ?その駅は市内や観光名所の西湖までどれくらいあるのでしょうか?即効、駅員(警備員?)に質問しました。やはり「不知道(知らないよ)」の一言でまたもやあえなく終了。
まずは駅に行ってからいろいろ調べればいいやと考えていたナビ、中国でそれは甘かった・・・準備不足に反省です。

それでも気を取り直して往路の切符を決定。ナビは日帰りで杭州に行くつもりでしたので8時~9時頃には現地に到着したいと思い、結局さきほど見つけた「T741寧波行き(上海発6:30⇒杭州東着8:11)」を買うことにしました。
次は、杭州から上海へ戻る列車の切符を決めなければいけません。時刻表で杭州・杭州東駅発の列車のページを調べます。19時ごろに上海に戻ることを目指して列車を探してみました。すると、杭州に「杭州駅」と「杭州東」があるように、上海にも「上海駅」と「上海南」の2つの駅があることを発見。「上海駅」は市内北部にある駅(ナビが今切符を買おうとしている駅)、「上海南」は市内南部にできたばかりの駅です。どちらも地下鉄で市内とつながっているので移動は問題ありません。ということで、帰りは到着駅にはこだわらず、時間優先で列車を選ぶことにしました。結局「T746上海南行き(杭州東発17:08⇒上海南着18:43)」に決定。この列車だと、19時半前には地下鉄1号線で人民広場駅に戻ってくることができると思います。

~いよいよ切符の購入です!~

列車を決めるまでは一苦労でしたが、実際に切符を買うのは簡単です。必要な情報を紙に書いて窓口の係員に渡すだけ。席があれば、中国語を一言も話さなくても切符を買うことができます。紙に書くべき情報は以下の5項目です。

1. 乗車日
2. 列車番号
3. 出発駅と目的駅(上海と杭州)
4. 座席の種類
5. 枚数

以上を紙に書きます。日本語の漢字で書いて大丈夫ですよ。ちなみに中国語で切符を数える単位は「張」。ナビはお友達と一緒に行くので2枚買いました。右上に枠で囲って書いた「単程票」「返程票」は、それぞれ「行きの切符」「帰りの切符」という意味ですが、これは書かなくても構いません。

11月11日 単程票              11月11日 返程票
軟座 2張                   軟座 2張
上海 到 杭州              杭州 到 上海
T741                   T746
窓口で書いたメモを手渡すとパソコンで入力し始めました。席があれば、値段を言われます。分からないというそぶりを見せれば、金額を紙に書いてくれたり電卓で示してみせてくれたりします。ナビは4枚(2人分の往復)で174元でしたので、200元を手渡すと切符とおつりが貰えました。あっけないくらい簡単でちょっと気が抜けちゃいますね。
これが上海⇔杭州(東)の行きと帰りのチケットです。
ナビは出発時刻や列車の番号などを前もって調べておかなかったので情報収集に手間取りましたが、列車番号があらかじめ分かっていれば、ナビが書いたようなメモを手渡すだけで中国語は一言も話さなくても切符を買うことができます。
ただし一つ問題なのは、希望していた列車の席が無かった場合です。窓口の係員は中国語でいろいろとアドバイスをしてくれますが、こちらが理解できないことが分かると完全に無視され切符は買えません。できれば第3希望くらいまで決めてメモに書いておくと確実に切符を手に入れることができます。

~列車に乗る場所を確認~

せっかく駅に来たついでに乗り場まで行ってみました。
こちらは「软席候车室(軟席の待合室)」、ナビが切符を買ったビルから駅の広場に行く途中にあります。
「拉萨(チベット)」への直通列車もあるんですよ!なんとまるまる3日かかります。

~別の切符売り場を発見~

駅構内にも切符売り場がありました。こちらの方が窓口の数が多そうです。

駅構内にも切符売り場がありました。こちらの方が窓口の数が多そうです。

当日の切符を販売している窓口です。上海南駅発の切符も買うことができます。

当日の切符を販売している窓口です。上海南駅発の切符も買うことができます。

上海⇔北京間の列車専用の窓口です。

上海⇔北京間の列車専用の窓口です。

上海⇔拉萨(チベット)間の専用窓口。香港行きなどの切符も販売しています。

上海⇔拉萨(チベット)間の専用窓口。香港行きなどの切符も販売しています。

皆さんきちんと並んで購入しています。心配していた割り込みもそこまでひどくはありませんでした。

皆さんきちんと並んで購入しています。心配していた割り込みもそこまでひどくはありませんでした。

窓口はこんな感じ。

窓口はこんな感じ。

こちらの窓口では、購入した切符の番号、出発日、料金が表示されます。中国語初心者にはありがたいですね。

こちらの窓口では、購入した切符の番号、出発日、料金が表示されます。中国語初心者にはありがたいですね。

~上海駅の広場を歩いてみました~

列車の出発時間を待っているのでしょうか。かなりの人です。 列車の出発時間を待っているのでしょうか。かなりの人です。
列車の出発時間を待っているのでしょうか。かなりの人です。 列車の出発時間を待っているのでしょうか。かなりの人です。

列車の出発時間を待っているのでしょうか。かなりの人です。

皆さん荷物がいっぱいでした。本当にお疲れ様です。 皆さん荷物がいっぱいでした。本当にお疲れ様です。
皆さん荷物がいっぱいでした。本当にお疲れ様です。 皆さん荷物がいっぱいでした。本当にお疲れ様です。

皆さん荷物がいっぱいでした。本当にお疲れ様です。

いかがでしたか。ナビは下準備をしていなかった分、切符を購入するまでの情報収集に手間取ってしまいました。率直な感想を言うと、出発時間に合わせた列車の番号をあらかじめ調べておかないと切符売り場ではかなり苦労します。
ナビの結論です。「中国語を使わないで杭州行きの切符を買う」ためのポイントは、自分が乗る列車をあらかじめ決めて、列車番号を調べてメモを作っておくこと。以上、列車を待つ人で混み合う上海駅からナビがお送りいたしました~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-11-30

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