上海のカフェ特集

使える便利カフェから上海らしさ満点の古民家カフェまで、お勧めカフェを一挙にご紹介♪

こんにちは、上海ナビです。
ガイドブックではあまり紹介されていないけど、旅先で絶対必要なものと言えば「カフェ」だとナビは思います。休憩やお茶で使うのはもちろん、待ち合わせ、Wi-Fiを使いたいとき、一人旅での食事の場所に困ったとき、出張でミーティングが必要なときなど、あらゆるシーンで必要になりますよね。上海にも、街の至るところに使えるカフェがあります。ということで今回は、旅先で絶対知っておきたい上海のカフェ事情と利用法、お勧め店を一挙にご紹介したいと思います。

上海のカフェ事情

日本とは違うかもしれない上海人とカフェの関係をまとめてみました。
街のいたるところで見かけるスターバックス

街のいたるところで見かけるスターバックス

上海市内のカフェ数は東京以上
上海人はカフェが大好き。地元グルメサイトで「カフェ」を検索すると、ヒット数はなんと5700件(2016年1月現在)。もっとも多いチェーン店「スターバックスコーヒー」は上海市内だけで300店舗以上(東京都は約260店舗)、次に多い「コスタコーヒー」は100店舗以上、そのほかにもローカルチェーンや個人経営店が無数にあります。飽和状態と思いきや、土日は繁華街、住宅地のカフェはどこも満席。ナビもよく、空席のあるカフェを求めて難民のようにさまようことがあります……。
ゆったりした店内だけど満席

ゆったりした店内だけど満席

スタバの次に多いのはコスタ

スタバの次に多いのはコスタ

WiFi、電源は自由に使えます。長居もOK

WiFi、電源は自由に使えます。長居もOK

コーヒーは高いけど……
日本との違いはコーヒーを始めとするドリンクメニューの値段の高さ。日本では200円前後からきちんとしたコーヒーが飲めますが、上海は安くても20元(約400円)以上。スターバックスの予算は30元(約600円)以上です。でも、一般的にどこのカフェでもWi-Fiと電源が無料で気兼ねなく使え、カフェ店員は英語ができることが基本。セルフ式チェーンでも飲み終わったカップは片付けなくていい、外席はどこもペット同伴OK、気兼ねなく長居できる、なども上海らしい基本サービスです。
それでは早速、シーンに合わせたお勧めカフェをご紹介したいと思います。

便利で機能的! 使えるカフェ編

やっぱり便利なチェーン系カフェ

やっぱり便利なチェーン系カフェ

店舗が多いのですぐ見つかる、待ち合わせやミーティングに気軽に使える、軽食がある、朝食を食べられるなど、まずは便利さを条件にお勧め店を選んでみました。
スターバックスのリザーブ店もあります

スターバックスのリザーブ店もあります

スターバックスコーヒー/コスタコーヒー

上海の2大外資チェーンです。どのエリアにも、郊外にもまんべんなく店舗があって、オーダー時に英語が通じて、WiFiも電源も使える定番の便利カフェ。主要ショッピングモールやオフィスビルにも必ずどちらかが入っています。ただし休日の主要エリアにある店舗は慢性的に混み合っているのでご注意を。
お馴染みのスタバ

お馴染みのスタバ

コスタは、東京で言えばタリーズ的存在?

コスタは、東京で言えばタリーズ的存在?

主なスターバックスと、スターバックスが入っている駅近モール。
コスタコーヒーが入っている主なモール。
快適にWiFiを使える便利カフェ情報と、カフェでのWiFiの使い方はこの記事をご覧下さい。
オシャレで快適なインテリア

オシャレで快適なインテリア

Wagas

上海発のカフェチェーン。カフェでありながら、パスタ、サンドイッチ、サラダなどは本格派で、スムージーなどのヘルシーメニューも。一人ご飯はもちろん、朝食、お酒でも利用できます。食べ物メニューのテイクアウトもOK。ゆったりしたソファ席やおしゃれなインテリアもポイントです。系列店「BAKER&SPICE」もお勧め!
主な「Wagas」「BAKER&SPICE」と、同店が入っている駅近モール。

最新カフェ事情をチェック! おしゃれカフェ編

こだわりコーヒーが人気のお店、インテリアがおしゃれすぎるお店など、2016年現在の上海の最新カフェ事情が分かるお店を集めてみました。
雲南コーヒー、お試しを

雲南コーヒー、お試しを

Café del Volcan

最近上海の街角に増えているのが、小さなテーブル2〜3個だけの、ヨーロッパの街角にありそうなカフェです。こちらのお店は、狭くて目立たないお店ながら土日の昼間は人でいっぱい。雲南産の自家焙煎コーヒーは軽い風味で日本人のコーヒー好きも唸らせるおいしさです。席がない日はテイクアウトを。手作りクッキーをひとかけら付けてくれます。
シンプルで開放的なインテリア

シンプルで開放的なインテリア

grains

通りがかるたびにナビもついつい立ち寄ってしまうのが武康路にたたずむこちらのカフェ。ここも休日は人があふれてしまうので、平日の利用をお勧めします。ピーチ&クリーム、バターシュガーなど、個性的なテイストの日替わりクラフトアイスとともに味わうコーヒーが絶品。と、書いているだけで行きたくなってしまうお店です。
ラテアートがきれい

ラテアートがきれい

Seesaw Coffee

「スターバックスよりおいしい店」を目指す若い地元オーナーが増えている上海。こちらのお店はそのなかでも頭一つ抜けているお店です。本店は愚園路の隠れた一角にあるのですが、無印良品の旗艦店1階など、注目の場所に新たな支店を構えているのも特徴。インテリアもシンプルで素敵です。
こちらのお店もおしゃれ。上海の最新カフェ事情がわかります。

この空間は上海ならでは! 雰囲気に浸りたいカフェ編

「せっかく上海に来たのだから、とことん上海らしいお店に行きたい!」という方にお勧めなのはこのカフェです。
レトロな雰囲気

レトロな雰囲気

老麦珈琲館

旅好き、アンティーク好きのオーナーが手がける古民家カフェです。内装もインテリアもとにかく素敵なのですが、この家屋はもともと1920年代に建てられたドイツ式建築の住宅。当時はドイツ領事が暮らしていたそうで、その車庫だった部分をカフェにしているんです。内装はオーナーが海外で多数見て来た手作りカフェをお手本にしてデザインしたそう。
クレームブリュレが絶品♪

クレームブリュレが絶品♪

PARIS ROUGE

外灘裏手の歴史建築ストリート・圓明園路(洛克・外灘源)の人気カフェといえばこちら。インテリアも店員さん(中国語、通じない!?)もメニューも、パリの雰囲気です。選べるプチケーキはどれも絶品。租界時代の上海に思いを馳せることができるほか、アフタヌーンティー好きの上海人女子を観察することも。日本人的には、「間食でそんなに食べて大丈夫!?」と思うのですが……。
白亜の教会の一階部分にあります

白亜の教会の一階部分にあります

KINLOCH COFFEE

歴史建築として有名な東方正教会のロシア式教会「聖ニコライ教堂」(1931年竣工)の1階部分にあるカフェです。コーヒーやケーキなどはこれといって特徴がないのですが、静かにフランス租界エリアの雰囲気を味わうにはぴったりの場所。このカフェのある皋蘭路や平行して延びる香山路は、上海のほかの場所とは時間も空気も違うような気がします。
古民家&文化財建築カフェはここもお勧め。
ベテランウェイターの接客も魅力

ベテランウェイターの接客も魅力

徳大西菜社

こてこての上海らしさが味わえる場所といえばここ。1897年にオープンした老舗洋食店です。レストランなのですが、ぜひ体験していただきたいのがモーニングコーヒー。朝7時にはお店の前にオープンを待つ中高年たちが現れ、朝限定価格の10元コーヒーを楽しむ人たちで賑わいます。50年近くここに通っている人もいるのだとか。上海、意外にコーヒー派の年配層が多いのです。

猫、本、雑貨! 地元オーナーの趣味が見えるローカルカフェ編

30歳前後の若いオーナーのお店がとにかく多い上海。趣味や好みが全面に出ている個性派店をまとめてみました
静かなカフェは上海では貴重

静かなカフェは上海では貴重

1984Bookstore

湖南路に位置する隠れ家カフェ。小さなセレクト書店と広い庭を擁する人気店です。店内には自由に歩く猫も。アンティーク調の家具や内装もおしゃれで、休日の午後はいつ行っても満席です。でも、こちらのお店の魅力はどんなに混んでいても図書館並みの静けさを保っていること。友達とのおしゃべりや打ち合わせには向かないお店です。
このブックカフェもお勧め!
地元カメラ女子もご用達

地元カメラ女子もご用達

a room

アンティーク雑貨好きの夫婦がきりもりする隠れ家古民家カフェ。かわいらしい雑貨は販売もしています。機嫌のいい日は老犬のヘミングウェイが出迎えてくれることも。雰囲気だけでなく、紅茶のムースやリュウガンのお茶など、おいしくてオリジナリティあふれるメニューが揃っているのもポイント。
アンティーク雑貨カフェはここもお勧め!
保護猫がいます

保護猫がいます

MIAO烏CLUB

上海は、いわゆる「猫カフェ」ではなく、「カフェに猫がいる」「店主が猫を飼っている」というスタイルが主流。こちらのお店は里親募集中の雑種猫がメインなのですが、テーブルやひざに飛び乗って来くるような人なつこい子ばかり。オーナーさんは猫と共存できる家具のデザイナーだそう。猫好きなら真似したくなるインテリアも見ものです。
このカフェにも猫がいますよ。

スイーツ&カフェメニューの味で勝負のお店編

「カフェといえばスイーツ!」という方は多いはず。上海には、レストランやバーとしても使えるカフェもたくさんあります。お腹を満たすならこちらへ。
上海人女子好みの空間とメニュー

上海人女子好みの空間とメニュー

好好先生(mr.nice)

上海人が大好きなケーキといえば、薄いパイ生地を重ねた「拿破侖」なるケーキ。香港からブームが広がったケーキで、日本でいうミルフィーユ(ナポレオン)です。生クリームは甘さ控えめで重くないのが上海人好みのよう。こちらのお店のものは特に有名です。ほか、パスタやサラダなどレストラン並みの食事メニューも。
クレープ好きは要チェック

クレープ好きは要チェック

La Creperie

クレープとガレットの人気店。種類豊富な具が魅力です。写真のチョコバナナも重くないので一人でも完食できました(実は甘い物がニガテなナビ。でも、これは別モノのおいしさでした)。ほか、フレンチスタイルの軽食やワイン、カクテルも揃っているので、夕食やお酒で利用するのもお勧めです。
上海でパンケーキならここ

上海でパンケーキならここ

MR. PANCAKE HOUSE

日本のような、目に見えるパンケーキブームはなかった上海。でも、こちらのお店は日本でのブーム以前から上海にあって、ずっと安定した人気を得ています。しっとりフカフカのパンケーキのほか、ワッフルも人気。値段も35元ほどとリーズナブルです。休日のブランチの時間帯は行列ができることも。
ほか、スイーツやご飯がお勧めのカフェはこちらです。

番外:施設内カフェ編

「ザ・ペニンシュラ上海」のロビーラウンジでハイティーを

「ザ・ペニンシュラ上海」のロビーラウンジでハイティーを

ハイティーセットが味わえるホテル内のカフェやラウンジも上海では大人気。宿泊しなくても利用できるので、週末の午後は地元マダムたちで賑わっています。お勧めの定番は「ザ・ペニンシュラ上海」と「ウォルドルフ・アストリア上海オン・ザ・バンド」。高層階カフェで絶景を楽しむなら「パークハイアット上海」「グランドハイアット上海」へ。
「自然博物館」内のカフェ。窓から恐竜の骨格標本が

「自然博物館」内のカフェ。窓から恐竜の骨格標本が

美術館や博物館内にはミュージアムカフェがあります。休憩や待ち合わせに便利ですよね。お勧めは「上海当代芸術博物館」5階のテラスカフェと「上海自然博物館」内のレトロカフェ。田子坊に隣接する「上海瑠璃芸術博物館」には本格的なレストランが。「上海外灘美術館」6階のカフェは、美術館の入場券提示でコーヒー無料などの割引を行なっていることがあります。「上海二十一世紀民生美術館」「中華芸術宮」内にもおしゃれなカフェあり。

いかがでしたか? 行ってみたくなるお店はあったでしょうか。実はまだまだ紹介できていないお勧め店もたくさんある上海。皆さんも街歩きの途中で素敵なお店を見つけたら、ぜひ『上海ナビ』に情報をお寄せ下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-02-18

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