北京オリンピック、いよいよ開幕！

こんにちは、上海ナビです。
北京オリンピック開幕もいよいよ明日に迫りました！ 4年前に開催が決定した頃は、遠い遠い夢のような話に感じていたのに、もう明日には正式にスタートするんですね！なんだかちょっと未だに信じられないような気もしつつ、やっぱりワクワクしているナビです。なにかと騒がれた北京五輪ですが、なんとか無事に開幕式を迎えられそうですね。

この時期に上海旅行をお考えの方も、警備強化やら何やらで街がいつもと違うんじゃないか…なんて、色々心配があるのでは？というわけで、北京オリンピックのちょこっと予習＆上海の様子をリポート！

～北京オリンピックについて～

開会式のスタート時間は、2008年8月8日午後8時8分！中国では縁起がよいとされている8の数字も、ここまで並ぶと、お見事！
アジアで夏季オリンピックが開催されるのは1988年のソウル以来の20年（5大会）ぶりで、中国では初開催です。

～北京だけじゃ、ありません！～

北京オリンピックの主要開催場所は、言わずもがな北京ですが、ここ上海でも開催される競技があるんですよ。それは、サッカー！中国語で言うと足球！男子予選、準準決勝、準決勝、三位決定戦、女子予選（日本VSノルウェー戦）、準準決勝、準決勝を含めた全12試合が行われます。

※他に青島（セーリング）、香港（馬術）、天津／沈陽／秦皇島（サッカー）の各都市で開催。

■ 会場の上海体育場って？
上海体育場は、地下鉄1・4号線「上海体育館」近くにある上海で一番大きなスタジアム（敷地面積19万平方m、スタジアムの直径300ｍ、スタンド上の屋根までの高さ約70m）です。8万人を収容できることから、通称 “ 八万人体育館 ” と呼ばれ地元民に親しまれています。また、同じ敷地内には「上海大舞台（上海体育館）」もあり、こちらは収容人数約1万2千人の劇場式体育館で、浜崎あゆみを始め、国内外の人気アーティストのコンサート会場としてもよく利用されているんですよ。

オリンピックサッカー予選のチケット売り場・会場入り口は、零陵路×斜土路の交差点付近です。チケットの価格は、40元～800元。8月4日の時点で、チケットの半分がすでに売り切れていましたが、今ならまだ間に合うかも！

～オリンピック目前、上海の街の様子～

オリンピック前の上海はみんなこぞって大盛り上がり！ … なんてことはなく、街中はいたっていつもと同じ様子。でも、聖火リレーの応援に駆けつけた上海っ子たちのアツさからうかがえるように、いざ始まったらきっと盛り上がるに違いない！とナビはふんでいます。顕著なオリンピック化はない上海ですが、それでも街を歩けばチラホラと…。

世界の最新流行（ハイブランドショップ）が揃う上海きってのファッションストリートこと「南京西路（華山路～成都北路）」に、聖火トーチをモチーフにした街灯が設置されているんですよ。みなさん、このあたりを通りかかったら、ぜひともご注目！

マクドナルドやケンタッキーなどのファストフードチェーンもオリンピック応援ムードが盛り上がっており、オリンピック関連メニューが登場しています。マクドナルドでは、クジ付きのバリューセットが人気！ちなみに、写真はビッグマックセット（巨無覇套餐） 24元です。コーラのサイズが巨大なんですよ～。

北京までは応援に行けないけど、気合いを入れて自宅観戦に燃えるわ！という人が多く、最近は薄型の大型テレビが売れ行き好調らしいです。

8月5日より、上海の地下鉄全駅構内のテナントが営業停止されちゃいました。安全強化のためということなんですが、地下鉄利用者にとってはちょっと不便＆寂しいですよねぇ…。停止期間は今のところ1ヶ月の見込みだそうです。

■ オフィシャルグッズストア
上海市内に60店舗以上の北京オリンピックオフィシャルグッズストアがあるのですが、中でも1番の品揃えを誇るのが、ナビで以前ご紹介した南京東路店！話題性のあるお土産にもってこいなアイテムが揃っていますよ。

～上海を訪れる場合の注意事項～

この時期に上海へ行くのってやめておいた方がいい？！と不安な方もおられるのでは？上海在住のナビは、別段いつもとなんら変わらないよねーってのん気なものなのですが、安全検査が強化されているのもまた事実。特に機内持ち込みの制限については、ぜひ出発前に以下をご一読ください。

空港の安全検査強化＆機内持ち込み制限について
上海の２空港（浦東空港、虹橋空港）を含む中国の主要都市空港で、特別安全検査を実施しています。通常よりも時間がかかることが予想されるため、出発時刻の最低2時間前には空港に到着するようにしましょう。また送迎のために空港に来られる方も、パスポートの携帯が必要です。

◆ マッチ・ライターの機内持ち込み・託送完全禁止
中国発の国内線・国際線全便（香港発は対象外）では、マッチ・ライターの航空機内への持込・託送は完全禁止です！手荷物として機内に持ち込むのがダメってことではなく、スーツケースの中に入れて預けるのもダメですから、うっかり高価なライターを持っていかないように注意してくださいね。帰りに容赦なく没収されちゃいますよ。

◆　機内持ち込み手荷物制限強化
中国国内線全便（香港発は対象外）に対して、機内持ち込み手荷物も制限強化中なので、ご注意ください！

◆　液体物の機内持ち込み原則完全禁止
中国国内線全便、中国発国際線に対して、液体物持ち込み制限が強化されています。上海の２空港では、航空機内への液体物持込は原則完全禁止ですが、スーツケースに入れて預ける場合はOKです。以下（上海発の場合）をご参考ください。

＜化粧品（液体、ジェル、クリーム）＞
機内で必要なものであれば、化粧品は1人につき１個のみ可（100ml以下）。必ず透明のビニール袋に入れて、出国審査場の安全検査で開封確認後、持込み可能となります。

< ベビーミルク/ベビーフード >
赤ちゃんや小さなお子様のベビーミルク、ベビーフードについては、事前にご利用の航空会社に申請すれば、無料で提供してもらえます。普段慣れているものを使いたい場合は、粉の状態で持ち込み、機内でお湯をもらうことが可能です。

< 液体の医薬品 >
機内で必要な液体薬は、カルテと処方箋の提示が必要。安全検査で確認後、機内では客室乗務員が預かります。

< 液体の免税品 >
中国国外の国際線から中国国内線へ乗り継ぎの場合、国外の空港や機内で購入した液体免税品は、包装が開封されていない状態で、購入時発行される領収書（レシート）と一緒に検査場で提出する必要があります。問題がなければ機内持ち込みが可能になります。

日本 ⇒ 中国便の機内への手荷物持ち込み制限について
中国発の便については上記のとおりですが、日本から中国への便はどうかというと、 2007 年 3 月 1 日から施行された国際線新規定が適用されています。日本 ⇒ 中国は機内持ち込み OK でも、中国 ⇒ 日本は NG な物（ライター、少量液体）などのチェックをお忘れなく！

パスポートの携帯義務について
7月20日～9月20日の2ヶ月間、中国全土で公安部等の取り締まりが強化されています。この期間、中国に滞在する場合は、外出時も常時パスポート原本を携帯してください。万が一公安に職務質問などをされた場合に、必要になります。
パスポートの原本を持ち歩くので、人の多いところではくれぐれもスリに気をつけましょう。リュックや肩掛けバッグは、背中ではなく体の前！が基本です。

～中国スター選手にクローズアップ～

がんばれニッポン！日本選手団を応援したくなるのはあたりまえですが、ここはひとつ開催国中国のスター選手についてちょっと触れてみましょう。

＞＞＞上海出身のスター選手は？

劉翔　Liu Xiang　（110ｍハードル）
1983年生まれ。身長189cm。2004年のアテネ五輪で、アジア人として初めて、この種目でオリンピック金メダルを獲得。06年には世界新記録も樹立。 “ アジアの昇り龍 ” こと劉翔の活躍に期待！

姚明　Yao Ming　（バスケットボール）
1980年生まれ。226cm。NBAヒューストン・ロケッツの選手。人気・実力ともに中国スポーツ界のナンバー１！ちなみに2007年度の彼の収入は、38,780万元（約61億円！！！）だそう。

呉敏霞　Wu MinXia　（飛びこみ）　
1985年生まれ。165cm。アテネ五輪の3ｍシンクロナイズドダイビングで、郭晶晶とともに金メダルを獲得。

＞＞＞まだまだいるぞ！注目のスター選手たち

郭晶晶　Guo JingJing　（飛びこみ）
1981年生まれ。162cm。河北省出身。アテネ五輪では、飛びこみの2種目で金メダルを獲得。 “ アネゴ ” と慕われる、実力と美貌を兼ね備えた人気選手ですが、北京五輪後の引退をすでに決意しているのだとか。

李小鵬　Li XiaoPeng　（体操）
1981年生まれ。162cm。湖南省出身。2000年シドニー五輪では、団体・平行棒で優勝。6歳から体操を始め、しなやかでリズム感のよい技が持ち味。特に、床・跳馬・平行棒が得意。

王皓　Wang Hao　（卓球）
1983年生まれ。176cm。吉林省出身。卓球界の革命児といわれている男。攻撃的なプレースタイル、世界に通用する破壊力抜群のフォアドライブが武器。

他にも、男子体操の楊威（Yang Wei）、黄旭（Huang Xu）、男子バスケットボールの王治郅（Wang ZhiZhi）、易建聯（Yi JianLian）、女子サッカーの馬暁旭（Ma XiaoXu）、女子テニスの鄭潔（Zheng Jie）、晏紫（Yan Zi）などは、中国で人気のある名選手たちですよ。

中国人が最も注目＆期待している競技種目は、体操／飛びこみ／卓球など、やはり中国が強いとされているもののようです。明日には開幕する北京オリンピック、種目や国籍関係なく、選手のみなさんには日頃の努力の成果を存分に出し切ってほしいですね。
大家加油（みんなガンバレ）～！！！
以上、上海ナビがお伝えしました。