上海の秋といえばこの音楽フェス! 第14回上海ジャズフェスティバルに行ってきました。
こんにちは、上海ナビです。
2018年現在、上海は空前の音楽フェスブームが続いています。上海のフェスシーズンは夏ではなく、気候のいい春と秋。特に秋は、大規模なフェスが上海市内でたくさん開催されています。今回ご紹介する「上海ジャズフェスティバル(JZ Festival/爵士上海音乐节)」は、数あるフェスのなかでも旅行者の皆さんに特にお勧めのイベントなんですよ。それでは早速、2018年のジャズフェスの様子をレポートしていきましょう〜。
一般的なフェスの楽しみ方はこの記事をご覧ください。
ジャズフェス基本情報
まずは基本情報から。楽しみ方もまとめてみました。
2018年で14回目
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上海ジャズフェスティバルとは2005年から毎年秋に開催されているジャズをメインにした音楽フェスです。中国最大、アジア第二のジャズフェスとされ、毎年海外から多くのミュージシャンが参加します。ナビが旅行者の皆さんにお勧めしたい理由は、いちばん上海らしい音楽フェスだと思う点。戦前から上海ではジャズが盛んですし、出演者もお客さんも多国籍でのんびりしているところがいかにも上海。当日券が手に入りやすく、ふらっと行けるところも旅行者向けだと思います。
※チケットの値段は毎回変わりますが、だいたい300元前後です。
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誰もが自由に楽しめる!「フェス自体行ったことがない」「ジャズはわからない」という方も楽しめるのが上海のジャズフェス。目的が「芝生でお昼寝」「仲間とビール」「ジャズをBGMにしたママ友の集い」でも全然OK。ステージ前の芝生広場では、みんな思い思いに過ごしています。熱狂的なファンがいるアイドルなどは出ないので、全体的にのんびり自由に音楽を楽しむ雰囲気です。最低限用意したいものは帽子やタオル(日陰がなく暑いことがあります)、レジャーシート(ベンチや椅子はありません)。あとはスマホ決済を使えるようにしておくと食べ物屋台での支払いがスムーズです。
ジャズフェス(2018年)の会場レポ
今年の会場入り口です
ここ数年毎年会場が変わっているジャズフェスですが、今年は市街地から比較的行きやすい西岸エリアの「西岸営地CAMP 3399」での開催でした。開場は朝10時(終演は21時)。会場の地図やタイムスケジュールは、敷地内の看板で確認できます。
会場内の雰囲気はこんな感じ。フェス好き、音楽好きならワクワクしてしまいますよね。
ジャズラウシュ・ビッグバンド
この日ナビが印象に残ったアーティストのステージはこちら。ジャズラウシュ・ビッグバンドは、ミュンヘンからやってきたテクノのビッグバンド。「こんな編成でテクノを!?」とびっくり。ナビは初めてだったのですが、世界的に有名なバンドなのだそう。
リシャール・マネッティ・カルテット
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ザ・キューバップ・シティ・ビッグバンド
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ビンタン・アジア。日本人アーティストも参加しています
ビンタン・アジアという、バリ島の音楽とダンスを採り入れたジャズバンドも印象的でした。なんとメンバーは皆さん日本人! フェスって、音楽との出会いの場ですよね。お目当てのアーティストがいない状態で行ったほうが本当は楽しいのかも。
数カ所あるステージの一つでは、ジャズスクールに通う子供たちの発表会も開催されていました。世界的なアーティストと同じイベントでステージに立つなんて人生変わりそう。というか、小学生の習い事がジャズって、かっこよすぎです……。
思い思いに楽しむ来場者たち。インターナショナルです。
お酒&食べ歩きを楽しもう!
ドリンクは1杯30元前後
2018年のジャズフェスの冠スポンサーはベルギービールのステラアルトワ(毎年変わります)! 会場内にはビールスタンドがたくさんあり、お酒好きにもたまらないイベントとなりました。アペロールスプリッツのカクテルやシャンドンのシャンパンの屋台も。
食べ物コーナー
食べ物屋台のコーナーもあります。値段は20〜50元前後。
ジャズフェスオリジナルグッズのブース
フリマブース、企業ブースなども。お土産探しもできそうです。
のんびり音楽を楽しんで、お酒を飲んでいるうちにあっという間に時間が経ってしまいました。夜はこんな雰囲気。ステージ前がダンスフロアみたいになっている一角もありました。
いかがでしたか? 上海のジャズフェスは、ジャズファンでなくても、知っているアーティストが出ていなくても、誰もが楽しめる音楽フェス。上海蟹や月餅と同じくらい上海では定番&恒例の秋イベントなので、訪れた時期に日程が重なった際はぜひぜひ立ち寄ってみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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記事登録日:2018-10-04