上海のスポーツバーに行ってみよう!

ビール片手にW杯、F1、NBA!各国のスポーツファンが集まる鉄板バーはここ!

こんにちは、上海ナビです。
上海でのW杯イヤーのお楽しみといえば、スポーツバーへ行くことです。2006年のドイツ大会から上海市内のスポーツバーでW杯を観察し続けているナビ。サッカーのことはそれほどわかっていないのですが(すみません)、上海のスポーツバーについては詳しいと自負しています。ということで今回は、楽しみ方とお勧めバーを大公開。お目当ての試合がない日でも、夕食後にふらっと訪れれば雰囲気にハマること請け合いです♪

上海のスポーツバーの楽しみ方

まずは事前に知っておきたい基本情報から。以下を知っておけば2倍楽しめると思います。
「F1やってるね」と、ふらっと入ってきたおじさんたち

「F1やってるね」と、ふらっと入ってきたおじさんたち

自由に気ままに楽しもう!
上海のスポーツバーには、揃いのリズムやコールで応援する団体グループはほぼいません。ふらっと一人で来ているおじさん、犬連れ、在住外国人の友達グループなどで、自由に気ままに観ている人ばかり。モニターが複数あるバーでは、重要な試合の横で全然関係ない試合(F1とか)を観ている人もいます。どちらかというとヨーロッパ系のニーズに応えているため、メジャーリーグなど野球の試合を放映するお店はほとんどないのが日本人的にはネックかも。
1パイントは約500ml

1パイントは約500ml

知っておきたいプチルール
上海のスポーツバーは英国式パブのシステムを取り入れています。ドリンクを一杯オーダーするごとにお会計が必要なことがあるので、さっと支払えるよう準備を。生ビールは1パイント(568ml)かハーフパイント(286ml)売りです。注目の試合時はとにかく混んでいるので、「え、今お会計なの?」「割り勘にする?」「小銭ないよ〜」「1パイントってどのくらいのグラス?」などと言っている時間はないので、スムーズにオーダーできるよう準備を。また、大型スクリーンを設置しているお店や準決勝以降の混み合う試合では、飲み物代以外に入場料を設置している場合もあります。
テーブルで店員さんを待たず、直接カウンターへ行ってオーダー、受け取り、支払いを済ますのも可

テーブルで店員さんを待たず、直接カウンターへ行ってオーダー、受け取り、支払いを済ますのも可

早めに出かけて、席の確保も兼ねてハッピーアワー価格でお得に飲むのも定番の方法

早めに出かけて、席の確保も兼ねてハッピーアワー価格でお得に飲むのも定番の方法

インターナショナルな雰囲気を楽しもう!
注目したいのは、中国代表は毎度出場していないのに中国人たちが熱い声援を送っていること。中国のサッカー好きは分析が大好きなので、ぜひ彼らと交流してマニアックな話題で盛り上がってみてください。ほか、W杯開催期間のバーでしか会えないような国の人(セネガル人、トリニダード・ドバゴ人)などに会えたことも。上海っていろんな国の人がいるよなーとしみじみ思ってしまいます。あとは、対戦国同士のお客さんが試合開始前に握手していたり。ナビは試合よりも、実はそういう場面を見たくてバーまで来ています。
過去のW杯開催時の様子。準決勝、決勝の試合は特に盛り上がります 過去のW杯開催時の様子。準決勝、決勝の試合は特に盛り上がります

過去のW杯開催時の様子。準決勝、決勝の試合は特に盛り上がります

2014年の大会の深夜2時ごろ。日本代表の試合に見入っている地元のサッカー好きたち

2014年の大会の深夜2時ごろ。日本代表の試合に見入っている地元のサッカー好きたち

意外に安全、健全です
上海のスポーツバーは、普段は欧州リーグ、クリケット、NBAなどを放映しているので、朝まで営業していることも一般的。主な客層はスポーツ好きの欧米人駐在員なので、治安の悪い空気は漂っていません(ナビも今まで危険な場面に遭遇したことはありません)。心配な人は、「一人では行かない、飲みすぎない、基本的応援マナーを守る(騒ぎすぎない、人種や国籍に関する野次を飛ばさないなど。日本語がわかる外国人もいたりします)」の三つを守れば大丈夫。あと、「日本を応援していると中国人に何か言われるんじゃ……」と思っている方もいるかもですが、その心配は無用。日本人選手が好きな中国人もたくさんいます。
「老外街」にはこんな開放的な観戦席も

「老外街」にはこんな開放的な観戦席も

日本と同じように応援したい場合
「でも、やっぱりみんなで声を出して応援したほうが盛り上がる」「日本人同士で日本代表を応援したい」という方は日本人経営の飲食店へ。在住者が応援イベントを開催する場合もあります。現時点でナビが把握しているイベント、W杯を放映するお店情報はないのですが、「老外街(虹梅休閑街)」とその周辺の日本料理店が狙い目。日本代表の試合日に行けばユニフォームを着た日本人に会うと思うので、声をかけてみてください。
まわりは住宅街なので、騒ぎすぎに注意

まわりは住宅街なので、騒ぎすぎに注意

観戦用の貸切にするお店もあります

観戦用の貸切にするお店もあります

が、スポーツバー以外の日本料理店などで観る際にはこんなリスクも。ナビも何度か経験したのですが、普段はスポーツバーとして営業していないため、試合開始直前になって「電波が入らない」などのトラブルがあったり、受信状態が悪くて途中で映像が途切れたり、その日のためだけに用意した大型スクリーンにうまく投影できなかったり、結局観られなくなってみんなでお店を変えたりしたことも……。なので、ナビとしてはスポーツ中継の放映に慣れているスポーツバーでの観戦をお勧めします。

お勧めスポーツバー3選

ナビが旅行者の皆さんにお勧めしたいお店は以下。入りやすさと国際的な雰囲気を重視してみました。注目の試合に3〜4人以上で行く場合は必ず事前予約を。また、W杯のグループリーグなどで試合が重なる場合、日本代表の試合よりも優勝候補国、ランキング上位国の試合を優先して放映する場合があるので、事前に日本の試合をやるかどうか確認してからお出かけください。
THE CAMEL

エリア:岳陽路(衡山路エリア)
無国籍感:☆☆☆☆☆
こんな人に:普段から欧米のスポーツをチェックしている、とりあえず試合に集中したい


「上海のスポーツバーといえばココ!」という感じの定番バー。旅行者的には、明るくて入りやすいオープンな雰囲気が魅力。店内の大スクリーンは外まで見えるので、道路から観戦している人もいたりします。欧州の試合は朝まで放映。もちろん、大きい大会がなくても毎日何らかの試合を放映しています。早朝、コーヒーとともに試合を楽しむことも。手作りのハンバーガーもボリュームたっぷりで大人気。半分に切ってもらって二人で一つでも十分な量です。
深夜の店内の様子

深夜の店内の様子

お店の前にまもなく始まる大会の日程表が貼り出されます

お店の前にまもなく始まる大会の日程表が貼り出されます

Big Bamboo

エリア:虹梅路(虹橋・古北方面)
開放感:☆☆☆☆☆
こんな人に:友達グループでワイワイ観戦したい、子ども連れで行きたい


こちらも老舗の定番スポーツバーです。開放感たっぷりの庭席とテラス席にはどちらにも大型スクリーンが。バーなのだけど、子供や犬(散歩中に立ち寄る人も)が走りまわっていてもいい自由な雰囲気が魅力です。一角には子供向けの遊具コーナーもあるんですよ。向かい側にあるドイツ料理店「PAPAS BIERSTUBE」と、すぐ東隣の「Shanghai Brewery」も大画面で試合を放映。スポーツバー密集エリアの中心的存在のお店です。
庭席の大型スクリーン

庭席の大型スクリーン

店内にはビリヤード台も

店内にはビリヤード台も

WORLD OF BEER

エリア:富民路(静安寺エリア南側)
メニューのクオリティ:☆☆☆☆☆
こんな人に:一人でカウンターに座って観戦したい、ビールやおつまみにこだわりがある


世界各国のクラフトビールが揃うアメリカ発の人気バー。今年は、応援していたチームが勝った人にプレゼントを用意しているほか、決勝戦には豪華商品が当たる抽選会を企画しているそう(詳しくはお店にお問い合わせを)。完全にW杯シフトで営業するようです。革張りのソファ、オールドアメリカンなインテリアなど、スポーツバーというよりレストランのような雰囲気なので、女性も安心して利用できます。カウンター前にもモニターがあるので一人観戦にもお勧め。
カウンターで観戦しやすい! そしてこの冷蔵庫内のビールの種類の豊富さ!

カウンターで観戦しやすい! そしてこの冷蔵庫内のビールの種類の豊富さ!

2018年のW杯期間は特典もいっぱい

2018年のW杯期間は特典もいっぱい

スポーツ中継を観られるバー、まだまだあります

スポーツ中継を観られるバー、まだまだあります

そのほかのお勧め店はこちらです。期間中、試合ごとにお店をハシゴするのもいいかも♪
バーではなくて、上海でプロスポーツを生で観てみたいという方はこの記事を。

いかがでしたか? 上海のスポーツバー、行ってみたくなったのではないでしょうか。もう一つ、旅行者の皆さんが注意したいのは試合時間。ナビも毎回やってしまうのですが、うっかり時差を忘れて日本のサイトで試合開始時間を調べてしまうことです。日本との時差はマイナス1時間ということを頭に入れて、今夜はスポーツバーへ繰り出しましょう♪
以上、上海ナビがお伝えしました。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-06-07

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