8月の上海＜2010年版＞

こんにちは、上海ナビです。
リゾート地も高原も山もなくひたすら暑い都会の上海。お祭りも、冷たい名物料理も特にない上海は、本来真夏はオフシーズンです。いつもなら、秋の蟹シーズンや国慶節の観光客を迎える準備にレストランやホテルは忙しい時期。でも、今年は万博があります!　リピーターさんでも、「夏の上海には行ったことがない」という方は多いはず。とにかく暑さ対策を万全にして来て下さいね。うっかり日焼けをしたときにすぐ行けるエステ、快適プールのあるホテルなど、しっかりチェックしてからお出かけを。

八百屋さんは半裸で店番。		お散歩するなら朝の公園がオススメ。
ハスの花も見ごろのピーク。		ひまわりも夏休み気分を盛り上げてくれます。

道ばたや市場で無防備に寝る皆さん。

10頭の万博パンダは浦東の野生動物園に引っ越しました。上海動物園には既にいないのでご注意を。機会があれば野生動物園の様子をレポートしたいと思います。

カレンダー編

8/16（月）　七夕
中国は旧暦に合わせて祝うため、この日が七夕（毎年異なります）。現在は「中国情人節（チャイニーズバレンタイン）」とも呼ばれ、レストランやホテルがカップル向けのプランを販売したり、花束やプレゼントを抱えたカップルを街で見ることができます。日本のように、笹に飾り付けをしたり願い事をする習慣はありません。

8/24（火）　鬼節
亡霊たちが地上に降りてくると言われる日。日本のお盆のルーツで、中国では夜の一人歩きを控えるなどの習慣が残っています。現在では、お年寄りや一部のオカルト好きの若者が意識して過ごすくらい。行事らしいものは見かけませんが、道教寺院などに行けば何かやっているかも。夜の外出、この日はちょっと控えてみましょう。

突然の雷雨で道路が海に。

夕涼みの時間になっても暑い!

どこの路地にもスイカ屋さんが。

8月の万博情報

1、国ごとのイベントカレンダー
→興味のある国、ゆかりのある国のナショナルデーは見ておきたいですよね。ショーやグルメ、プレゼントが用意されている国もあるのでぜひチェックを。夏らしい南国イベントがいっぱい!
8/1サモア、8/2トンガ、8/3ニジェール、8/4キルギスタン、8/5クック諸島、8/6フィジー、8/7シンガポール、8/9南アフリカ、8/10ジンバブエ、8/11チャド、8/12スイス、8/13ボリビア、8/14エクアドル、パキスタン、8/15赤道ギニア、8/16パナマ、8/17マーシャル諸島、8/18インド、8/19アフガニスタン、8/20トーゴ、8/21ナイジェリア、8/22ハンガリー、8/23リビリア、8/24ウクライナ、8/25ウルグアイ、8/26ナミビア、8/27モルドバ、8/28キプロス、8/29ミクロネシア、8/30スペイン。先月は日本館の横浜ウィークに人気デュオ「ゆず」が登場、奈良ウィークにはせんとくんが登場しましたね♪

2、夏の万博見物指南
→先月、上海市衛生局から夏の万博会場での注意事項が発表されました。基本的な暑さ対策、食中毒対策を万全にしていれば問題はありませんが、急に気分が悪くなったときのために一人での入園は避けた方が良さそうです。また、突然の雷雨が多い上海。会場内では放送で雷雨の予報を伝えていますが、とっさの雨宿りができる場所を確認しながら歩きましょう。鉄柱、橋など、雷が落ちそうなスポットが多い万博会場では要注意です。

3．上海人が万博に行ってない!?
→ナビの周りの上海人には「万博?　まだ行ってないよ」という人が多数います。これ、どうやら上海人特有のプライド問題が関わっているよう。何かと地方出身者と自分たちを区別したがる上海人です。「今、万博見物へ行くのは田舎者」というわけ。開催地に住んでいる自分たちはいつでも行けるということを示したいのでしょう。「で、いつ行くの?」と聞くと、決まって「涼しくなる10月」という答えが。ということで、10月は地元上海人で混み合うこと必死。上海では、一世帯に1枚万博チケットが無料で配られています。6月の時点では、まだ70万枚が使用されていないという報道がありました。

4．私たち、日本語ができます!
→パビリオンをまわっていると、意外と日本語ができる外国人スタッフが多いのに気づきます。有名どころは、B片区フードコートの東端にあるトルコアイスのお店。トルコ人のオーナーさんはネイティブ級。ペルー館レストランの女性シェフは、「親戚が栃木にいるんです」と、積極的に話しかけてくれました。アフリカ連合館の売店でろくろを回していた店員さんも、流暢な日本語で挨拶。その他、各国のスタッフが日本人と分かると「アリガトウ」「コンニチワ」など声をかけてくれます。ぜひぜひ「日本人」をアピールしてみてください。

2010上海金山シティビーチ夏期イベント
会場：金山シティビーチ
日時：2010年9月10日まで
☆上海の海というと長江や黄浦江の水の色を想像しがちですが、こちらのビーチは砂浜全体を人工濾過した青い海が広がります。ビールフェスタ、海鮮料理祭り、リニューアルされた海沿いサイクリングコースなど盛りだくさんの内容。入場料は30元（土日50元）。

Arroz con mariscos

Chili Hot Dog

いかがでしたか?　上海に住んでいるナビも、真夏のこの蒸し暑さにはなかなか適応できないでいます。無理な街歩きよりも、ホテルステイや半日エステを楽しむのも手。万博へ出かける方は、レストラン、カフェなどで休憩をとりつつのんびり日程で。スペイン館、ベルギー館、ルーマニア館など、パビリオンに入らなくても、併設レストランで充分その国の雰囲気に浸れてしまうところもあります。意外な楽しみ方、効率的なまわり方など、今後もナビの万博情報をぜひチェックしてみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。