杭州日帰り列車の旅 その1-【上海駅⇒杭州駅】

切符も買ったことだし、とりあえず杭州に行ってみよう!~上海から杭州までの列車編~

こんにちは、上海ナビです!「行き当たりバッタリ中国シリーズ」、前回は中国語を使わないで列車の切符を買うことに挑戦しましたが、今回は第2弾として、その切符で行った「杭州日帰りの旅」をお伝えしたいと思います。え?中国語ができないのに一人で列車になんて乗れない!?誰ですか、そんなことを言っているのは。大丈夫、ナビにできることが皆さんにできないはずがありません。さあ、ナビと一緒に出かけましょう!

~まずは朝ごはんの購入です~

ナビが買ったチケットは早朝6:30発。朝ごはんは当然列車の中で食べることになります。他にもお菓子や飲み物だって必要ですよね。ということで、上海駅の近くにあったコンビニ「快客」でお買い物。何を買ったかは後でお見せしましょう。
早朝6時の上海駅。まだ薄暗いのに、駅の外にはもうたくさんの人がいます。皆さん朝早くから大変ですね。

~いざ改札へ~

まず駅構内に向かいましょう。ナビの切符は「軟座」なので、「軟席候車室(Soft Waiting Lounge)」から入ることができます。「硬座」の場合は、中央の入り口から入ってください。
X線による荷物の安全チェックもあります。厳重な警戒態勢ですね。
「軟座」の待合席はこんな感じ。ソファーなんかも置いてありますよ。朝早いので、さすがの上海駅も構内はかなり空いています。
前回も少しだけご紹介しましたが、こちらが「拉薩(西蔵省ラサ)」行きの列車の案内です。開通したばかりの頃はなかなかチケットが手に入らなかったようですが、現在は購入も簡単になってきているそうです。チベットはナビも憧れの地、一度は行ってみたいですよね。
エスカレータを上がっていくと、かなり広い廊下があります。ずっと歩いていくと電光掲示板にナビが乗る「T741次」の文字を発見!皆さん、自分が乗る列車の番号はきちんと覚えておきましょうね。
「硬座」に乗車する人は、この広~い待合室で待つことになります。早朝なのであまり人がいませんが、普段はものすご~く混みあっています。スリも多いそうですので、貴重品には十分に注意してくださいね。
待合室から1階にあるプラットフォームへ降りると、「上海站欢迎您,祝您旅途愉快(上海駅は皆さんを歓迎します、ご旅行が楽しいものになりますように!)」の表示があります。「中国にいるんだ~」って実感が湧きますよね。
これがナビの乗る列車です!いよいよ出発、かなり興奮しています。
ナビの列車はたまたま二階席が付いていました。この二階建てタイプの列車、実は結構レアなんですよ。

~いざ車内へ~

こちらは1階席。

こちらは1階席。

ナビの席は2階です。ラッキー!

ナビの席は2階です。ラッキー!

まずは座席の確認です。窓枠の上に書かれた番号と「过道(通路側)」「窗口(窓側)」をきちんと見て間違わないようにしましょうね。ついでに、自分の座席に既に中国人が何食わぬ顔をして座っているという事態がかなりの確立で起こります。そんなときは動揺せず、黙って堂々と切符を見せましょう。大体はどいてくれますので大丈夫ですよ。
車内は思ったより綺麗です。値段の高い「軟座」の車両だから綺麗なのかなと思って「硬座」の車両へ行こうとしたら、車両の連結部分に鍵がかけられていて行くことができませんでした。機会があれば、「硬座」の車両の様子もお伝えしたいと思います。
途中で杭州の地図を売る人がやってきました。一瞬、条件反射的に「ぼったくりじゃないの?」って疑ってしまいましたが、ものは試し、ナビも買ってみましたよ。杭州に着いてから無駄な時間を過ごさないためにも、地図は車内で買っておくといいかもしれません。

~朝ごはん~

20分くらい走ると、上海市とは思えないような風景が車窓に広がります。

さて、そろそろお腹が空いてきましたね。ここでナビの朝ごはんをご紹介しましょう。何を買おうか悩んだのですが、せっかくの列車の旅ですので、コンビニでナビの前に並んでいた中国人の方が買ったものをそのまま真似して購入してみました。

ローソンなど大手ではそんなことはありませんが、ローカルのコンビ二ではなんだか分からない袋に商品を入れられることがたまにあります。ちなみに今回はドンキホーテの袋でした。ドンキホーテ?上海で?・・・・深く考えてはいけません。カップラーメン、ソーセージ、のど飴。全部で約6元です。
ソーセージのお味は、「ん~」って感じ。でも一度は試してみなければ。
カップラーメンを開けると、あれっ?いつもの中身と違う!?ナビお気に入りの「康師傅」を買ったつもりが、よく見ると、な、なんと、間違って「康滋味」を買ってしまっていました!!!似たような名前の商品(真似っこ?)が多い中国ではよく起こることです。気を取り直していきましょう。
とりあえず、食べてみることにしました。お湯を注いで、3分待って、蓋を開けて、色を見て、匂いを嗅いで・・・即効捨てました。勿体無いとかアフリカでは子供たちがとか、考えないで。ここは中国です。何かおかしいと思ったら迷わず捨てましょう。限られた旅行日程ですから体調管理を第一に!!
ちなみにこれが本物の「康師傅」です。中国のカップラーメンは本当に種類がたくさんあります。どれがいいか迷ったら、「康師傅」はまあまあ美味しいのでオススメです。他に美味しいカップラーメンをご存知の方は、ナビまでお知らせください。

~洗面台、トイレの中は?~

車内の洗面台と給湯器です。
トイレと洗面台です。上海暦4年のナビも、さすがに気分が悪くなっていしまいます。「硬座」の方のトイレはもっと汚いのでしょうか・・・

~予定より10分遅れの約1時間50分で「杭州東」駅に到着~

※「杭州駅」ではありません
杭州東駅で降りる人。やはり観光の人が多いようです。 杭州東駅で降りる人。やはり観光の人が多いようです。 杭州東駅で降りる人。やはり観光の人が多いようです。

杭州東駅で降りる人。やはり観光の人が多いようです。

プラットフォームで飲食物を販売しているおばさんの脇を通り過ぎ、地下道へ向かいます。 プラットフォームで飲食物を販売しているおばさんの脇を通り過ぎ、地下道へ向かいます。 プラットフォームで飲食物を販売しているおばさんの脇を通り過ぎ、地下道へ向かいます。

プラットフォームで飲食物を販売しているおばさんの脇を通り過ぎ、地下道へ向かいます。

地下道を抜けて改札を出ます。外は客引きと到着した人たちで大混雑でした。 地下道を抜けて改札を出ます。外は客引きと到着した人たちで大混雑でした。 地下道を抜けて改札を出ます。外は客引きと到着した人たちで大混雑でした。

地下道を抜けて改札を出ます。外は客引きと到着した人たちで大混雑でした。

~バスに乗ろう~

車内で購入した杭州の地図に載っていた観光ポイントの中で、杭州東駅に近い所から回ろうと決めたナビ。「杭州東駅」→「六和塔」→「九渓」→「龍井茶」→「西湖一周」→「杭州東駅」というプランを立てました。地図で「杭州東駅」から第一目標地点「六和塔」の方向に行くバスは「Y5」。列車を降りたらY5を探します!

とりあえずバスがたくさん停まっている方向へ歩いていきました。
これが杭州のバス停、やっぱり上海とは違いますね。さっそくY5を発見!とりあえず乗ってから考えよう。
路線はこんな感じで駅からググっと南へ進みます。目指す六和塔は18番目のバス停です。
車内は小じんまりとしています。上海のバスも2,3年前はこんな感じだったなと、思わず昔を思い出しちゃいました。ちなみに運賃は3元。

~バスで六和塔へ~

バスの車内からは杭州の街並みを眺めます。すごく長いトローリーバスを発見。タクシーも上海とは違いますね。 バスの車内からは杭州の街並みを眺めます。すごく長いトローリーバスを発見。タクシーも上海とは違いますね。 バスの車内からは杭州の街並みを眺めます。すごく長いトローリーバスを発見。タクシーも上海とは違いますね。

バスの車内からは杭州の街並みを眺めます。すごく長いトローリーバスを発見。タクシーも上海とは違いますね。

この辺は上海に似た感じ。標識には「西湖景区」の文字があります。 この辺は上海に似た感じ。標識には「西湖景区」の文字があります。 この辺は上海に似た感じ。標識には「西湖景区」の文字があります。

この辺は上海に似た感じ。標識には「西湖景区」の文字があります。

市内の道はかなり狭く、「ラッシュアワー時には渋滞することもあるんだよ」と運転手さんが話してくれました。 市内の道はかなり狭く、「ラッシュアワー時には渋滞することもあるんだよ」と運転手さんが話してくれました。 市内の道はかなり狭く、「ラッシュアワー時には渋滞することもあるんだよ」と運転手さんが話してくれました。

市内の道はかなり狭く、「ラッシュアワー時には渋滞することもあるんだよ」と運転手さんが話してくれました。


さて、目指す六和塔はまだまだ見えません。これは後から分かったことなのですが、実は「Y5」路線を使うと「杭州東駅」から「六和塔」まで約1時間もかかってしまうんです。ただでさえ時間の限られた日帰り旅行、これは計画失敗だったかとちょっと不安になるナビ、帰りの列車には間に合うのか。っていうか、ガイドブックもなしに目的地まで辿り着けるのか。それとも悪い人に騙されて上海には帰れないのか?!ナビの運命やいかに・・・
というところで、今回は終わり。次回は「とりあえず杭州に行ってみよう~観光地巡り編~」と題して、「六和塔」→「九渓」→「龍井茶」→「西湖一周」→「杭州東駅」の様子をお伝えしたいと思います。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-12-29

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