卢浦大橋に行ってきました!

橋の上から建設中のパビリオンをチェック!万博会場が一望できる卢浦大橋へ、ハイキング気分で出かけよう!

こんにちは、上海ナビです。
万博開幕まで、すでに300日を切った上海。近所の小さな郵便局にも「万博チケット販売中」の看板が登場したりと、だんだんその日が現実味を帯びてきました。会場予定地や周辺設備の建設も、急ピッチで進められているようです。
前回、万博予定地を見るためにナビは地下鉄8号線の「西蔵南路」駅、「耀華路」駅周辺を歩きました(「2010年上海万博の予定地に行ってみよう!」の記事参照)。でも、もっと全体的にざっと眺められる場所はないの?と思い情報収集していたところ、ぴったりの場所を発見したんです!
前回、「西蔵南路」駅を降りたあたりからこんなふうに遠くに見えた「卢浦大橋」。ちょうど万博会場の南端にあるのですが、ここの展望台が5月にオープンしたらしいのです。浦東空港から徐家匯、虹橋方面へバスやタクシーで移動するときは必ず渡る橋ですよね。あの巨大な橋に、なんと歩いて登れるそうなんです。早速行ってみることにしました。
場所は万博予定地にほど近い地下鉄4号線「魯班路」駅から徒歩15分、魯班路をひたすら東へ進んだ突きあたりにあります。中山南一路、龍華東路の交差点をこえて、ひたすら東へ。
頭上には高架路が幾重にも走っています。あんまりお散歩向きの道ではありません……。 頭上には高架路が幾重にも走っています。あんまりお散歩向きの道ではありません……。

頭上には高架路が幾重にも走っています。あんまりお散歩向きの道ではありません……。

バスターミナルが見えたらもうすぐそこ。17路、146路など、市中心へのアクセスも便利な路線のバスがここから出発しています。帰りはここからバスに乗って帰るのも便利ですよ。

入場チケットは今年末まで割引中!

バスターミナルを過ぎると、チケット売り場があります。あまりにも質素すぎて見落としてしまうかも。
こちらがチケット。原価は68元ですが、今年末までは38元と大幅値下げサービス中とのこと。上海の展望台系施設ではかなりお手頃な値段ですよね。チケットの販売は朝8時半から夕方5時まで。朝一番にくるのも気持ち良さそうです。
入り口はここ。これもあまりに質素で……。

入り口はここ。これもあまりに質素で……。

敷地の奥に、また入り口が。ここでチケットを切ってもらいます。

敷地の奥に、また入り口が。ここでチケットを切ってもらいます。

入るとここで呼び止められます。荷物を預けるのが決まりとのこと。今日は、小さいバッグにサイフ、携帯、手帳、カメラのみを入れてきたナビ。預ける必要のないものばかりだったし、持って登りたいと申し出たところ、なんと「必要なもの、貴重なものはポケットに入れるか手に持って下さい」と言われ、カラのバッグだけ預けることに……。徹底してます。
こちらがロビー。真ん中には、万博会場の見取り図があります。あるのですが、多分、えーと、この図自体の印刷が悪いので説明の字が読めないのです……。とりあえず漠然と理解して、さあ、早速登ってみましょう!

空のハイキングへGo!

ロビーを出ようとしたナビを、日本語のできるスタッフが誘導してくれました。橋の中央部(車が通る層)まではエレベーターで上がります。外が見えるエレベーターなんですよ。誘導スタッフが、「あれが企業館です」などの説明をしてくれます。エレベーターからの風景はこんな感じ。
もしかして全行程つきっきりで案内してくれるのかなと思いきや、エレベーターを降りたところで「じゃ、見てきてください」と戻って行くスタッフ。突き放されたナビの目の前には、想像を絶する高さの階段が見えていました。まさか車が通る層より上の、あの細いアーチ部分を登るとは思いませんでした。
ここでちょっと橋の紹介を。卢浦大橋は、世界初の箱形アーチ構造を採用した巨大ブリッジ。メインアーチの切断面高さ9メートル、幅5メートルは世界最大規模だそう。最高部の高さは川面から100メートル。今から向かうのは、そこにある展望台です。
ここが登り口。手前では万博のマスコット「海宝」が応援してくれています。頑張るぞ!
ひたすら、ひたすら登ります。階段部分は片道280メートルだそう。段数は数えていませんでしたが、3〜400段はあったでしょうか。体力に自信のない方にはキツいかもしれません。あと、高所恐怖症の方もつらいかも。

展望台に到着!

やっとのことで最高部に到着しました! 展望台は、バスケットのコートほどの広さ。どこかの国から視察にきたのか、外国人のビジネスマン風が目立ちます。
橋の外は360度、なんの囲いもない風景が広がります。思ったよりまだまだパビリオンは原型をとどめてない感じですね。
気になったものをズームで撮ってみました。初公開の建設物もあるかも。
ナビが気になったのはこれ。建設中のパビリオンに囲まれて、こんな古い建物が取り残されていました。文革の頃からありそうなこの建物、開幕後は何かにそのまま使われるのでしょうか。
川岸に緑を植えたこんなエリアもありました。開幕後は展示館などへの入場や並ぶのに必死で、意外とこんなエリアには足を踏み入れないのかもしれません。
ここから見られる風景は、開幕日まで毎日変化していきます。皆さんもぜひ、「今日だけの風景」をカメラに収めてみてください。
帰り道はこちら。思わず「えー!」と引いてしまいそうですが、さっき登ってきた階段を下りるのです。でも、眼下には浦西のこーんな風景が広がっているんですよ。
降りて入り口を出たナビは、あまりの喉の渇きに入り口ゲートの向かいにあった売店に駆け込みました。展望台やロビー、敷地内には、売店は一切ありません。まずここで飲み物を買ってから入場することをオススメします。
いかがでしたか? あらゆる意味で期間限定の展望台「卢浦大橋」は、開幕前の万博予定地を上から一望できるだけでなく、深呼吸したくなるような開放感を与えてくれる場所でした。高い建物の多い上海は展望台がたくさんあります。でも、今いちばんホットな場所が眺められるのはここだけ。皆さんもぜひ、軽装とはき慣れた靴でこの階段にチャレンジしてみてはいかがでしょう。以上、上海ナビがお伝えしました。

行き方・交通

地下鉄4号線「曹楊路」駅2号出口を出て魯班路を東に進みます。中山南一路、龍華東路、バスターミナルを過ぎると、右手にチケット売り場と入り口があります。徒歩約15分。
関連タグ:万博会場展望台

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-08-14

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