上海の激辛料理に挑戦!

辛さの限界にチャレンジできる人気店はここ! 辛党必読の四川料理、湖南料理、火鍋店リスト。

こんにちは、上海ナビです。
皆さんは辛いもの、好きですか? ナビは上海に来てから辛いもののおいしさに目覚めました。ただ辛いだけでなく、山椒の香りが楽しめるもの、魚や肉の旨味をより感じられるものなど、日本にはない辛さの楽しみ方があるのが中国。地方によってもさまざま料理があって、上海ではそのほとんどを食すことができます。それでは早速、ナビオススメの激辛中華に挑戦できるお店を紹介していきましょう。

四川料理に挑戦!

上海人も大好きな麻辣(山椒の効いた辛さ)味の四川料理。「川菜」とも呼ばれ、夏は暑く冬は寒いという四川省とその周辺で発達した料理です。川菜のお店はどこも要行列&予約の人気店なので、時間をずらして行くなどの工夫が必要ですよ。

辛香匯

あまりの人気のため、基本的に予約も受け付けていないというおいしさ保証付きのお店。食事どきに行くなら、食べたい時間の30分〜1時間前にお店に行って整理券をもらいましょう。または、夜9時以降に行けば比較的並ぶ時間が短くて済みます。ナビのオススメはナマズを唐辛子で煮込んだ「水煮魚」と、モツなどをトウガラシで煮込んだ「毛血旺」。食べているうちに辛味がまろやかに感じられてきます。山椒の香りも食欲をそそりますよ。
一度食べたら絶対ハマる「楽活鯰魚」

一度食べたら絶対ハマる「楽活鯰魚」

お馴染みの四川料理「毛血旺」

お馴染みの四川料理「毛血旺」

巴国布衣

四川の伝統芸能「变脸」のショーがあることで知られる、旅行者にも大人気のお店。ただし辛さはあなどれません。代表的な料理「麻婆豆腐」は、赤いというかうっすら黒いほど。この色がまた辛く感じさせるんです。冷菜「川北涼粉」は、冷菜ですから最初に頼みたい一品なのですが、最初にこれを食べてしまうと後が続かないほどの辛さ。「辛い料理? 平気だよ」なんて言っている方に、ぜひ四川料理の辛さを思い知っていただきたいひと皿です。
赤すぎてなんだか黒い激辛「麻婆豆腐」

赤すぎてなんだか黒い激辛「麻婆豆腐」

冷菜でもこんなに辛い「川北涼粉」

冷菜でもこんなに辛い「川北涼粉」

「インターコンチネンタル上海浦西」の「天蜀閣」にて

「インターコンチネンタル上海浦西」の「天蜀閣」にて

ホテルの四川料理

ホテルに入っている中華料理店といえば、上海料理や広東料理が主流。でも、「ヒルトン上海」と「インターコンチネンタル上海浦西」には、ナビイチオシの四川料理店が入っています。特に「ヒルトン上海」の「天府楼」は、厨房に四川省出身者以外入ることを禁じているほどの本格派。辛さも申し分なしです。高級感たっぷりの店内で、静かにゆったり辛いものを味わえるのがホテル四川料理の魅力♪
そのほかのナビお勧め四川料理店はこちらです。人気店ばかりなので、事前の予約はお忘れなく。

湖南料理に挑戦!

四川料理より辛いと言われているのが湖南料理。「湘菜」とも呼ばれ、お店によっては毛沢東の出身地であるため「毛家菜」と表示しているお店も。素朴な食材と突き刺すような辛さが特徴。けっこうやみつきになります。

滴水洞

日本人のファンも多い昔ながらの湖南料理店。辛いものを食べると、よく「後から辛さが来る!」なんて言いますが、こちらの料理は口に入れた瞬間から来ます。「小炒肥腸」(牛モツ炒め)は、上の方がほとんどトウガラシ! 甘辛いはずの豚の角煮「毛公紅焼肉」も舌にピリッとくる辛さです。また、こちらのお店はドイツやベルギーなどの輸入ビールが豊富。激辛湖南料理には冷たいビールがやっぱり合うんです。
牛モツ炒め「小炒肥腸」

牛モツ炒め「小炒肥腸」

煮物も辛口。「毛公紅焼肉」

煮物も辛口。「毛公紅焼肉」

望湘園

ショッピングモール内に店舗を増やしている人気店。カジュアル系湖南料理店の代表格といえばここで、チェーン店ながら辛みの中に酸味のある伝統的な湖南料理を味わえます。ナビのお勧めは、もう見たとおりの辛さの「鴛鴦魚頭」。魚の頭を酸っぱい豆の漬け物「酸豆角」とトウガラシの2色で味付けした伝統料理です。ガチョウの辛口炒め「火爆鵞腸」もビールが進みますよ。ビールと言えば、こちらでは湖南白沙ビールが味わえます。
魚のコラーゲンが女性に人気。「鴛鴦魚頭」

魚のコラーゲンが女性に人気。「鴛鴦魚頭」

お酒のおつまみにぴったりの「火爆鵞腸」

お酒のおつまみにぴったりの「火爆鵞腸」

ほかにもこんなお店が。入ってみてハズレだと思うお店がないのが湖南料理店の特徴かも。おいしいお店ばかりです。

激辛火鍋に挑戦!

辛い上に熱々な火鍋。激辛に挑戦するなら、看板や店名に「重慶」という地名が入っているお店を選べば確実です。

真っ赤な一色鍋。これが沸騰するととんでもない辛さに

真っ赤な一色鍋。これが沸騰するととんでもない辛さに

重慶老火鍋

上海中の辛党たちが行列を作る激辛火鍋の人気店。ほかに市内に2店舗あり、似た名前のお店も多いので、こんな感じの店名を見かけたらぜひ挑戦しに入ってみて下さい。日本人的に、中国の火鍋は赤と白のスープが2種類入った鍋ですよね。でも、こちらのお店を選んだなら、赤一色の鍋にトライしましょう。汗だく&舌の感覚無し状態になりますが、食べ進むほどにスープのコクを感じるようになってきます。でも、苦手な方は絶対無理をしないでくださいね。
こちらも赤い方はかなりの辛さ

こちらも赤い方はかなりの辛さ

海底撈火鍋

こちらもスタンダードな火鍋を食べられる行列店。過剰サービスも何かと話題なので、辛さに挑戦するだけでなく、何かおもしろい体験がしたいという方はぜひ。辛い方のスープは、後味すっきりの辛さ。でも、煮詰まって食べ終わる直前にほうれん草などの葉っぱ系野菜を入れて食べると、凝縮された辛みが野菜に絡まって大変な辛さになります。「挑戦するなら最後に野菜」。合い言葉はこれです。
ほかにもこんなお店がありますよ。

番外編

「ちょっと味見するだけ」にぴったりな、上海だけの辛口グルメをいくつか集めてみました。

辛さが足りない方は、お店備え付けの辣醤を足して

辛さが足りない方は、お店備え付けの辣醤を足して

麻辣燙

上海の路上B級グルメで辛い料理と言えばこれ。串に刺さった野菜や練り物を選び、辛口スープで煮てもらう料理です。激辛とまではいかない味ですが、寒い冬の夜でもこれを食べた帰り道は全身ぽかぽかに。
見た目ほど辛くありませんでした

見た目ほど辛くありませんでした

辛口カクテル

街角のバーにふらっと入ると、「これ、何?」と思うカクテルに遭遇する上海。ナビのイチオシは「Boxing Cat Brewery」のトウガラシ一本入りカクテル。激辛ではないですが、さわやかなトウガラシの香りが印象的でした。ほかに、「毛主席」という辛口のショットを置いているバーも。辛そうな名前のお酒メニューを見かけたらお試しを。
すぐコーラがほしくなる、後を引く辛さ

すぐコーラがほしくなる、後を引く辛さ

マクドナルド

日本のファストフード店でも定期的に辛口チキンなどのフェアをやっていますが、上海のマクドナルドで通年売られているのが「麦辣鶏翅」。チキンウイングをクリスピーな食感に揚げたサイドメニューなのですが、これがけっこう辛い! ケンタッキーやバーガーキングにも同じようなメニューがありますが、いちばん辛いのがマクドナルドです。2つで9元。味見してみて下さい。以下、マクドナルドが入っている主なショッピングモールです。

いかがでしたか? 食べてみたい料理はあったでしょうか。上海人は辛いものを食べないなんて言われますが、これだけ辛い料理のお店が人気を得ているところを見ると、それは間違ったイメージなのかも。今回は中華を中心にご紹介しましたが、上海には韓国、タイ、インドなどの辛口料理を出すおいしいお店も多数。辛党にとってはまさに天国の上海で、皆さんもお気に入りの一軒を探してみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-01-17

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