2007年中国の年賀ハガキ

出して楽しい貰って嬉しい、そして当たったらもっと嬉しい、中国の「お年玉付き年賀ハガキ」!

こんにちは、上海ナビです。も~、い~くつ寝ると~♪そう、お正月ですね!「えー、お正月なんてもう過ぎちゃうじゃん」と思ったあなた、上海ではお正月までまだあと2ヶ月もあるんです。 中国では、「春節(旧正月)」や「中秋節(9月9日)」などの伝統的な年中行事は旧暦でお祝いをします。ちなみに今年の春節(旧暦1月1日)は2007年2月18日です。

さて、お正月といえばお年玉と年賀状!この二つを一緒にした「お年玉付き年賀ハガキ」はお正月に欠かせませんよね。日本では年賀状離れが進んでいるそうですが、書いて楽しい貰って嬉しい年賀状は、ぜひ子供たちに伝えていきたい習慣です。そんな「お年玉付き年賀ハガキ」(ナビはノーベル賞級の発明だと思っているのですが・・・)、日本だけのものかと思いきや、なんと中国にもあったんです!これは何が何でも手に入れなければ。それでは早速、中国版「お年玉付き年賀ハガキ」を買いに行きましょう!

~郵便局へレッツゴー!~

ナビがやってきたのはオフィスに程近い「長寧支局」、朝の7:00から夜の7:00までやっているのでとても便利!ナビもよくお世話になっています。

師走でなんとなく慌しい雰囲気ですね。ちなみに中国の郵便局の色はちょっと濃い目の緑。郵便配達の車や職員さんの制服、郵便ポストも緑色なんです。
皆さんのお邪魔にならないようにしながら局内を散策してみました。

皆さんのお邪魔にならないようにしながら局内を散策してみました。

天井には防犯カメラも付いています。なんだかドキドキしちゃいますね。

天井には防犯カメラも付いています。なんだかドキドキしちゃいますね。


こちらは小包コーナー。中国から小包を送る場合は、中身をチェックしなければならないので、送るものを郵便局まで持って行き、その場で小包を作ります。郵便局には包装紙からハサミ、ノリ、小包用の紐まで、必要なものは何でも揃っていますよ。

小包用の箱。色は綺麗なエメラルドグリーンで、特別な加工が施されて防水になっています。お菓子の箱くらいの小さなものから一人では運べないような大きなものまで、本当に何種類もあるんですよ。

郵便番号を調べるための本を発見。日本のイエローページに似ていますね。使い込まれて表紙も中味も結構ボロボロです。
写真を撮りながらうろうろしていたら・・・ありました!年賀葉書発売のお知らせです。

写真を撮りながらうろうろしていたら・・・ありました!年賀葉書発売のお知らせです。

中国のお年玉付き年賀ハガキは、ハワイ旅行とかプラズマテレビとか、そんな回りくどいことはやりません。商品はズバリ、貰って嬉しい現金!!ちなみに1等5000元(10名様)、2等500元(100名様)、3等100元(1000名様)です。5000元といえば、現在のレート(1元=約15円)で75,000円!!これはちょっとすごい金額です。

中国のお年玉付き年賀ハガキは、ハワイ旅行とかプラズマテレビとか、そんな回りくどいことはやりません。商品はズバリ、貰って嬉しい現金!!ちなみに1等5000元(10名様)、2等500元(100名様)、3等100元(1000名様)です。5000元といえば、現在のレート(1元=約15円)で75,000円!!これはちょっとすごい金額です。


こちらは2007年の記念切手の発売予定です。お正月切手の他にも、京劇シリーズ、文化遺産シリーズ、自然シリーズ、偉人シリーズなどなど、たくさんありますね。

こちらは2007年の記念切手の発売予定です。お正月切手の他にも、京劇シリーズ、文化遺産シリーズ、自然シリーズ、偉人シリーズなどなど、たくさんありますね。

お年玉付き年賀ハガキの売り場は2階です。奥にある階段を上って2階に向かいますよ!

お年玉付き年賀ハガキの売り場は2階です。奥にある階段を上って2階に向かいますよ!


こちらが2階です。ナビが伺ったときは1階よりも空いていましたが、記念切手の発売の日は大混雑するんだそうです。
窓口の局員さん。袖口に付けているインクよけがレトロでなんだか可愛いですね。

窓口の局員さん。袖口に付けているインクよけがレトロでなんだか可愛いですね。

郵便局に備え付けられているボールペンです。黄色に緑の文字がポップ。備品好きのナビにはたまりません!

郵便局に備え付けられているボールペンです。黄色に緑の文字がポップ。備品好きのナビにはたまりません!


こちらは関係者以外立ち入り禁止エリア。廊下には大きな黒板が並べられ、お知らせや月ごとの目標などが書かれています。季節柄でしょうか、「火災を予防しよう」という注意書きがありました。絵がコミカルでなんとなく笑ってしまいますが、皆さんも火の用心には十分に気をつけてくださいね。
こちらが各種年賀状です!いろいろあってどれにするか迷っちゃいそうですね。

迷ったナビは「全部一枚ずつ!」という大人買いを実行。隣で年賀状を買っていた叔母さんや局員さんにビックリされちゃいました。

~これが中国の年賀状だ!~

それではさっそくご紹介していきましょう。

●普通型 各1.40元
まずは「普通型」と呼ばれる普通の葉書タイプの年賀状。絵柄は6種類あります。ところで、「2007年は亥年だけどなんで年賀状の絵柄が豚なの?」って思った方、いらっしゃいませんか?実は中国語でイノシシは「野猪」、豚は「猪」。豚はイノシシを家畜化したものですから、この表記も頷けますね。また、中国では豚は富を象徴するとっても縁起のいい動物。ですから、亥年の年賀状やカレンダーにはイノシシではなく豚が使われるそうです。たしかに見た目もイノシシよりは豚さんのほうが可愛いかも!
裏面はこんな感じ。中国の伝統工芸「剪紙」のデザインの切手も可愛いですね。右の数字の部分がクジになっています。

●異形片 各4.50元
ちょっと変わった形のハガキ。豚の顔の部分が車のハンドルやお皿、ボタンなどになっています。

お年玉付き年賀ハガキの抽選は3月4日、当選者発表は5日と6日、引き換えは3月15日から5月1日まで。当選番号は忘れずにチェックしましょうね。

●動感カード 各6元
こちらもちょっと珍しいハガキ。角度によって絵の色や図柄が変わります!
背景の色や女の子の口の形、手に持っている旗の色、鯉の目の位置などが変わっているのが分かりますか?
裏面の切手のデザインも中国らしくて、ナビのお気に入りです。

●信カード型 各2.40元
こちらはハガキ型封書カード。たくさん書けるのにハガキの値段で送れる、とってもお得なカードです。
表と裏はこのようになっています。 表と裏はこのようになっています。

表と裏はこのようになっています。

裏側にメッセージを書いたら周りの
両面テープをはがして半分に折ります。

裏側にメッセージを書いたら周りの 両面テープをはがして半分に折ります。

しっかりくっつけるとこのようにハガキの
形になります。

しっかりくっつけるとこのようにハガキの 形になります。

受け取った人は、写真のように周りの
切り取り線を切ります。

受け取った人は、写真のように周りの 切り取り線を切ります。

中を開くと・・・

中を開くと・・・

ナビロンからのメッセージが!!

ナビロンからのメッセージが!!


●賀カード型 各5元
こちらはニューイヤーカード型の年賀状。
クジは封筒のベロのところに付いています。

年賀状は2月15日までに投函してくださいね!

いかがでしたか。異国の地から出す新年のご挨拶。日本のお正月とは時期がずれますが、その分ビックリ驚かれること間違いナシです。新暦1月1日に間に合わなかったという方も大丈夫、今年は上海からちょっと変わった年賀状を出してみませんか?それでは皆さん、良いお年をお迎えください。春節の近付く上海からナビがお送りしました~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-12-29

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