新時代の上海土産と行くべきお店を総チェック。自分だけのレア土産を見つけよう。
こんにちは、上海ナビです。
2020年に入り、上海のお土産事情も徐々に変化中。中国産コンテンツのキャラクターグッズ、ニューリテール店舗、中国人デザイナーと日本のメーカーのコラボグッズ、日本にはないデジタルグッズなど、日本人旅行者のチョイスも変わってきたように感じます。ということで今回は、「新時代の上海土産」をテーマにお店を選んでみました。もちろん『上海ナビ』で長く人気を得ているお店もすべてリストアップ。ぜひお出かけ前に吟味してみてください。
※以下、2020年1月現在の商品です。デザインや品揃えは変わることがあります。目安としてご覧ください。
要望別の2020年お勧め店リスト
同じ日本人旅行者でも好みは千差万別。ナビは普段、同じ商品を見て「こういうのを探してたんです!」と喜んでくれる人から「え、こんなのを買う日本人がいるんですか?」と疑ってくる人まで、さまざまな声をダイレクトに聞いています。なので多分、これを読んでいる皆さんもバラバラの目線でお土産探しをしているはず。自分の声に近いものを選べるようにリストアップしてみました。
☆現地の話題店
「旅行者ではなく、上海人の間で話題になっているショップは?」
「2020年、抑えておきたいショップを知りたい」
「まだガイドブックには載っていないお店を教えて」
かわいいもの好きなら男女問わずお勧め
動物や女の子など、手書き風のかわいいキャラクターが上海の90年代生まれに大人気の「TYAKASHA」。実はナビ、彼らがシールやCD-ROMを地味〜に作っていた2007年ごろからぼんやりと注目していたのですが、ここ1〜2年で一気に人気ブランドに昇格しました。2020年現在、プーマ、ニューバランス、niko and...ともコラボ中。海外企業が今いちばん注目している上海ブランドと言ってもいいかもです。オリジナルキャラの靴下やポーチはお土産にぴったり。
「TYAKASHA」とコラボもしている「niko and...」が2019年末にオープン。世界最大店舗だそうです。なのですが、ナビのまわりの日本人は半数以上が「ニコアンドって何?」という感じでした(日本での知名度、低いの!?)。知ってる方も、知らない方も、上海のロゴ入り限定グッズを探しに行ってみては。自分用にもほしくなってしまう雑貨や洋服もいっぱい見つかります。1階のカフェと3階のフードフロアも買い物ついでにぜひ。
茶器など、地元作家の作品を扱っています
2019年以降新しいお店が続々オープンしている「豫園商城」。ナビのお勧めは中国らしい雑貨を多数扱う「銀杏樹下的守芸人」です。扱っている商品は中国国内のデザイナーや職人の作品に絞っているそう。おしゃれな茶器、文具(ポストカード、万年筆など)、布小物などのほか、上海の古い日用品を復刻させたデザインの雑貨も。また、「豫園商城」内で開催されるイベントの公式グッズも手に入ります。
一目惚れできるアンティーク
ナビが街を歩いていて、最近増えてるなーと思うのは「地下室系アンティークショップ」。場所がわかりにくく入りづらい雰囲気満点なので旅行者向きではないかも? でも、その分地元の人の好みやセンスを感じることができますし、観光客向けではないのでほかとは違うもの、ガイドブックには載っていないものが見つかります。ナビのお勧めは、エコバッグやスカーフなどのオリジナルグッズも扱う「BASEMENT B0D」。
掘り出し物、探し放題
地下系ショップで、現地SNSで話題になっているのは「REDZAPI」。カオスな雰囲気の地下アンティークショップです(店構えはものすごく入りにくい雰囲気です)。アンティークといっても鑑定団に出てくるようなものではなく、気軽にインテリアとして楽しめるものが主流。上海の20代の間では、「ちょっと昔のかわいいもの」が大ブームなのです。チープでかわいいものを自分の選球眼で探してみてください。
そのほか、話題のグッズ情報は以下の記事を見てみてください。スニーカーやスタバ土産は自分用にもお勧めです。
☆日本人好みの定番土産
「初めての上海。まずは今の定番を知りたい」
「安心して買い物できて、日本語が通じるお店希望」
「在住日本人がお勧めするお土産を知りたい」
まずはビギナーの方向けに、日本人経営のお店、日本語OKの定番人気ショップをまとめてみました。雑貨、布製品、アクセサリー、文具など、ほしいもので選んでみてください。
日本語は通じないけれど、ガイドブックに載っている定番の人気店はこちら。欧米人旅行者にも人気のお店です。2019年以降、人気店がいくつか移転しているのでご注意を。
今も昔も定番といえば中国茶。安心して品質のよいものを入手できるお店はこちらです。じっくり試飲して選びましょう。
ディズニー土産はシーズンごとに更新されます
この記事も、定番土産探しに役立ててください。ディズニーランドにも上海らしいお土産がいっぱいありますよ。
☆庶民派&バラマキ
「上海、物価が安いと思ってたんですけど……」
「せいぜい1個10元まで。高いものは買いません」
『アズールレーン』ポッキー
輸入商品が揃うデパ地下スーパーが増えている上海。でも、安くておもしろいものが見つかるナビのお勧めはやっぱり「カルフール」です。最近はアプリで買う人が増えているので、レジの行列が解消されつつあります(旅行者には嬉しい変化)。最近の品揃えからお勧めのお土産を選んでみました。お菓子は一つ5元前後、調味料も10元以内です。
なまもの売り場は見学を
2020年現在、庶民的な食材市場が続々リニューアルしています。なまものは持って帰れないけれど、乾物や調味料はスーパーより安く買えることも。ナビのお勧めは、2019年末にリニューアルオープンしたばかりの「烏中市集」です。こじんまりした市場ですが、見て歩くだけでも楽しめますよ。
食べ物ではなく雑貨なら、豫園商城周辺の雑貨市場へ。
☆空港土産
「結局いつも空港で買う」
「新ターミナルに入っているショップを知りたい」
新ターミナルができています
最新情報ということで2019年秋に利用開始となった浦東国際空港のサテライトターミナル(S1、S2)のショップを歩いてみました。春秋航空の場合はここから出発になることが多いよう。利用するという方はチェックしてみてください。
ニューリテール店舗&アプリで探そう
日本にない店舗の形を体験しよう
「現地の人の暮らしを体験すること」は旅の醍醐味ですよね。ご存知のとおり、中国はスマホ決済先進国。お土産選びもデジタルを活用してみましょう。「中国の決済は使えない」「ガラケー派だから無理」という方は、現地在住の友人やガイドさんに相談を。みんな普段普通に使っているので、気軽に対応してくれると思います。旅の時間を無駄にしたくない方は、出発前にアプリをダウンロードしていろいろ中を見ておきましょう。
☆ニューリテール店舗
ファッションやサブカルに興味がある方は、「K11」の地下にある「有貨」へ。地元デザイナーによるインディペンデントな雑貨がいろいろ見つかります。各商品の値札の横に表示されたQRコードを読み込んで買う仕組み。お店に入る前に、まずは公式アプリをダウンロードします。このシステムを採用している若者向けのお店、増えてます。
実店舗でもアプリでも
既に定番の「盒馬」は、旅行者の味方でもあります。お土産選びに時間をかけたくないとき、買い物後に荷物を持って観光したくないとき、実店舗に行く時間がないときは、アプリで買ってホテルのフロントに届けてもらうことが可能。しかも30分以内に着くので、お部屋で荷物整理などをしている合間に受け取れます! お土産向きの紹興酒が種類豊富なのもポイント。お土産以外でも、「ホテルの部屋でワイン飲みたいな」なんていうときにも使えます!
新しいスタイルのお店を見るならこのモール内を見て歩くのもお勧め。
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天猫のお勧め店ECアプリの代表格「天猫」は、「こういう商品があるって聞いたんだけど、どこで売っているのかわからない」という方の味方です。「天猫」だけで販売しているというレアなお店も見つかります。ナビのお勧めは、実店舗だと香港にしかないジェニーベーカリーのクッキー(ナビ大好き!)、中国産コンテンツ系土産なら「bilibili」のショップなど、個人の趣味、好みに合うものが見つかります。まずは興味のある単語をアルファベットか漢字で検索してみて。
デジタルグッズを購入する場合は、コンセントの形状や電圧、日本の法律上使用可能かどうかなど、現地で知人やガイドさんに相談を。気軽にガイドさんのサポートを受けられるツアーはこちら。
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※閉店しているお店もあるのでご注意ください。
いかがでしたか? 気になるお店は見つかったでしょうか。マカダミアナッツ(ハワイ)、キムチ、海苔、コスメ(韓国)、パイナップルケーキ(台湾)のような、大定番がない街・上海は、買う人のセンスがバレバレになってしまう街でもあります。でも、買い物上手でもらった人の気持ちを考えることが好きな人にとっては、ショッピングがとても楽しい街だと言えます。ぜひ皆さんも、ほかとは違う逸品を見つけてみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-02-13