上海のクリスマス事情

上海でクリスマスを過ごすなら必読! 抑えておきたい素敵スポットをご紹介。

こんにちは、上海ナビです。
海外で過ごすクリスマスって、何だか特別でゼイタクな気分に浸れますよね。ここ上海でも、街のイルミネーションやクリスマス飾りがムードを盛り上げてくれます。でも、「実際上海人ってどんなふうにクリスマスを過ごしてるんだろう」「そもそも上海人にとってクリスマスって何?」「レストランやホテルはやっぱり混むの?」など、この期間に旅行を予定している方はそんなギモンを抱いている方もいるはず。そこでナビが、上海のクリスマスあれこれを現地人目線で調べてきました!

上海人はどう過ごしてる?

パーティーに参加したり、友達と食事をする日。

パーティーに参加したり、友達と食事をする日。

<友達や恋人と過ごす日>
上海でクリスマスが定着したのは90年代だそう。子どもがサンタさんのプレゼントを待つ日というより、20〜30代の大人たちがパーティーやデートを楽しむ日という要素が日本よりも強いような気がします。そのため、家族でクリスマスを過ごすという概念はないよう。40〜50代以上の親世代は、「若者の新しい文化」と捉えて普通の日と同じように過ごしています。
デパートの前には1月過ぎまでツリーが。

デパートの前には1月過ぎまでツリーが。

<シーズンは春節まで!?>
1月〜2月に上海旅行をしたことがある方は、お正月を過ぎてもクリスマス飾りが残っている上海の街にツッコミを入れたことがあるハズ。年賀状とクリスマスカードも兼用の場合が多く、一括りに「シーズングリーティング」という販促イベントを開催するお店もあります。そういえば、新年会と忘年会の区別も曖昧かも。中国人にとって、この時期のメインは春節ですからね。
街で必ず見かける中国サンタ。

街で必ず見かける中国サンタ。

<上海ならではのクリスマス文化>
街で目につくのは、サンタクロースの顔をドアに貼っているお店。同じく春節にドアの両側に貼る春聯は魔除けの意味があるのですが、サンタさんも中国では魔除けなのかも・・・。クリスマスツリーも門松のように対にして飾っているお店を見かけます。最近は、クリスマスシーズンが終わると春節バージョンに色や飾りが変わる「使い回しツリー」なんかも目にします。

クリスマスシーズンの上海旅行指南

ホテルのエントランスやロビーの飾りにも注目を。

ホテルのエントランスやロビーの飾りにも注目を。

<ホテル、レストランに特別料金登場>
外資系ホテルやレストランでは、24日のみ特別プラン、特別メニューが登場します。予約も取りづらくなるので早めに手配しましょう。フレンチやイタリアンレストランでは、日本円で1万円前後のコースのみ提供となるお店も(アラカルトメニューは休止)。また24日だけ最低消費額(一定の金額以上のオーダーが必要)を設ける店も。貸し切りパーティーが行われることもあるので、24日にレストランやバーを利用する場合は必ず事前に電話確認&予約をしましょう。
寒い中、途方にくれることに、、、

寒い中、途方にくれることに、、、

<タクシーが捕まらない!>
普段からタクシーが捕まえにくい上海ですが、夜出歩く人が増えるクリスマスはますます難しくなります。夕食はホテルの中やホテル付近で取る、チャーター車を予約しておく、夜のツアーを賢く利用するなど、対策が必要かもしれません。

クリスマスのオススメスポット

<教会>
上海は意外と教会の多い街。2011年のクリスマスは、開放日となる日曜日なのでお散歩がてらに朝から出かけてみてはいかがでしょう。どれも1930年代前後に建てられたものなので、建築美を鑑賞したり租界時代に思いを馳せるのにもオススメです。ところで、中国語では曜日のことを「星期」といいますが、上海語ではよく「礼拝」を使います。「礼拝天」は日曜日、「下礼拝」は来週の意味。上海の街とキリスト教の結びつきは意外や深いんです。
<ケーキ>
クリスマスに欠かせないものといえばケーキ。「日本人の口に合うおいしいケーキじゃないと嫌!」という方は、「シェ・シバタ」に行ってみましょう。ただし、上海に住む日本人御用達の大人気のお店なので、売り切れ&混雑覚悟でどうぞ。「上海のローカルなケーキを食べてみたい」という方は「克莉絲汀」へ。ひと昔前のケーキに比べて、レベルアップした上海のスイーツ界を感じることができるハズ。各ホテルのデリでもクリスマスらしいスイーツが手に入ります。
<ディナー>
24日は市内の外資系5つ星ホテルを中心にさまざまなグルメフェアが開催されています。ナビが現在入手しているのは以下のホテル情報(2011年12月現在)。11月中旬ごろから各ホテルが毎年プランを発表するので、チェックしてみて下さいね。
オークラガーデンホテル上海
鉄板焼「さざんか」にて、厳選高級食材を使ったクリスマスコース(1088元/名)を用意。フレンチレストラン「コンチネンタルルーム」にはクリスマスディナー(988元/名)、和食堂「山里」にはクリスマス特別懐石(800元/名)も。テーブルごとに特別プレゼントが付くそうです。
ラディソンブルーホテル上海ニューワールド
45階からの夜景が楽しめるレストラン「Epicure on 45」にクリスマスディナーコースが登場(880元/名)。24日のみ、聖歌隊によるステージが楽しめます。25日のサンデーブランチ(410元/名、子ども110元/名)はシャンパンが飲み放題に!
ザ・ペニンシュラ上海
ホテル内の各レストランで24日限定のディナーコースを用意。また11月25〜12月25日まで、ロビーラウンジにて話題のペニンシュラアフタヌーンティーがクリスマス仕様になります。エントランスにはお菓子の家が登場。ギフトにぴったりの焼き菓子やトリュフが買えますよ。
※ 各ホテルのメニューの表示価格は、税抜きのものです。支払い時に15%のサービス料が加算されます。内容は2011年のものです。
<クリスマスプレゼント>
クリスマス前の上海旅行を考えている方は、上海土産を日本にいる家族や友人へのクリスマスプレゼントにしてもいいかも。あったかニット、ジュエリー、子ども服、かわいらしい雑貨など、クリスマスにもらったらうれしいグッズが揃っているナビのオススメ店はこちらです。
<イルミネーション>
この時期、主要ショッピングエリアやデパート内、ホテル前などは巨大ツリーやイルミネーションで飾られます。街を歩くだけでウキウキしてくるエリアはこちら。そういえば、上海ってイルミネーションや飾り付けは派手だけど、クリスマスソングは街ではあまり聞かないような・・・。
<夜景>
クリスマスのデートといえば夜景が見えるレストランやバー。でも、オススメはしますが予約が取れるかは保証はできません。ちょっとのぞいてみて、席が空いていたらラッキーくらいに考えて。デートではなく、純粋に旅行者として夜景が見たいという方の場合、この時期はレストランやバーではなく展望台へ行くことをオススメします。

いかがでしたか? 上海とクリスマスがイメージ的につながらなかったという方も、「意外と楽しく過ごせそうかも」と思ったのではないでしょうか。ただし、この時期上海はとても寒いので、夜景やイルミネーションを楽しみたいという方は、オシャレよりも温かさを考えた服装で来て下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-12-15

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