2010年上海万博の予定地に行ってみよう!

上海万博の開催まであと1年!現場で万博を作り続ける作業員たちとふれあいながら、予定地の「今」を見てきました。

こんにちは、上海ナビです。2009年5月、いよいよ上海万博の開幕まであと1年を切りました。各国のパビリオンの外観やコンセプトが発表されたり、前売り券が発売されたりと、毎日のように上海では万博に関するニュースが報道されています。メディア上ではかなりの盛り上がりを見せている万博。でも、その会場は今どんな様子なのでしょうか。パビリオン建設前の万博予定地なんて、多分一生のうちで見られるのは今だけ。そう思うといてもたってもいられなくなってしまったナビ。早速予定地近辺の探検に出かけることにしました。
場所は外灘の南側。黄浦江をまたぐ南浦大橋と廬浦大橋の間が予定地です。広大なエリアなので、今回ナビは万博の西側会場の入口付近となる(ハズ)の地下鉄8号線「西蔵南路」駅付近と、東側会場に位置する「耀華路」駅周辺に絞って歩いてきました。地下鉄8号線の駅構内は、広々としていて快適です。

〜西側会場の今〜

さっそく会場西側の最寄り駅「西蔵南路」周辺から歩いてみましょう。地下鉄同駅の3号出口を出ると……

さっそく会場西側の最寄り駅「西蔵南路」周辺から歩いてみましょう。地下鉄同駅の3号出口を出ると……

地上はこんな感じ。手前のエスカレーターが地下鉄入口、奥に見えるのは工事の作業員たちが寝泊まりするプレハブ小屋です。

地上はこんな感じ。手前のエスカレーターが地下鉄入口、奥に見えるのは工事の作業員たちが寝泊まりするプレハブ小屋です。

駅前には万博関連の看板がいっぱい。 駅前には万博関連の看板がいっぱい。

駅前には万博関連の看板がいっぱい。

駅を出てそのまま南下。「西蔵南路」と「半淞園路」が交わるあたりは壁を隔ててすぐ向こうに万博会場が広がっています。 駅を出てそのまま南下。「西蔵南路」と「半淞園路」が交わるあたりは壁を隔ててすぐ向こうに万博会場が広がっています。

駅を出てそのまま南下。「西蔵南路」と「半淞園路」が交わるあたりは壁を隔ててすぐ向こうに万博会場が広がっています。

あたりをぐるりと見渡すと目に入って来るのはこんな風景(2009年4月末現在)。まだ古い家屋を取り壊す段階のようです。開催は来年……ですよね。間に合うのかな。 あたりをぐるりと見渡すと目に入って来るのはこんな風景(2009年4月末現在)。まだ古い家屋を取り壊す段階のようです。開催は来年……ですよね。間に合うのかな。 あたりをぐるりと見渡すと目に入って来るのはこんな風景(2009年4月末現在)。まだ古い家屋を取り壊す段階のようです。開催は来年……ですよね。間に合うのかな。

あたりをぐるりと見渡すと目に入って来るのはこんな風景(2009年4月末現在)。まだ古い家屋を取り壊す段階のようです。開催は来年……ですよね。間に合うのかな。

会場内を見渡せる場所があったのでこっそり潜入。まだまだまっさらな更地です。遠くに見えるのは廬浦大橋。開幕後とこの更地の写真、見比べるのが楽しみかも。 会場内を見渡せる場所があったのでこっそり潜入。まだまだまっさらな更地です。遠くに見えるのは廬浦大橋。開幕後とこの更地の写真、見比べるのが楽しみかも。

会場内を見渡せる場所があったのでこっそり潜入。まだまだまっさらな更地です。遠くに見えるのは廬浦大橋。開幕後とこの更地の写真、見比べるのが楽しみかも。

何か建設中のパビリオンらしきものを発見!場所的にエントランスでしょうか。

何か建設中のパビリオンらしきものを発見!場所的にエントランスでしょうか。

〜中国館は完成一番乗り!?〜

そのまま地下鉄8号線で一駅の「耀華路」駅へ。駅を出るとまたもや工事中。 そのまま地下鉄8号線で一駅の「耀華路」駅へ。駅を出るとまたもや工事中。

そのまま地下鉄8号線で一駅の「耀華路」駅へ。駅を出るとまたもや工事中。

でも、遠くに中国館らしき建物が見えました!その左側には、各国のパビリオンらしきたてものがずらり。急ピッチで建設が進んでいます。 でも、遠くに中国館らしき建物が見えました!その左側には、各国のパビリオンらしきたてものがずらり。急ピッチで建設が進んでいます。

でも、遠くに中国館らしき建物が見えました!その左側には、各国のパビリオンらしきたてものがずらり。急ピッチで建設が進んでいます。

もっと近くで見られる場所を探しつつ、「浦東南路」と「洪山路」付近をうろうろ……。

もっと近くで見られる場所を探しつつ、「浦東南路」と「洪山路」付近をうろうろ……。

歩いていると、作業員たちの仕事ぶりが目に入ってきます。華やかな部分だけ報道されてはいるけれど、彼らなしには万博は開幕しませんよね。 歩いていると、作業員たちの仕事ぶりが目に入ってきます。華やかな部分だけ報道されてはいるけれど、彼らなしには万博は開幕しませんよね。 歩いていると、作業員たちの仕事ぶりが目に入ってきます。華やかな部分だけ報道されてはいるけれど、彼らなしには万博は開幕しませんよね。

歩いていると、作業員たちの仕事ぶりが目に入ってきます。華やかな部分だけ報道されてはいるけれど、彼らなしには万博は開幕しませんよね。

ほんと、お疲れさまです。彼らの多くは中国の貧しい地域からやってきた出稼ぎの人たちとか。 ほんと、お疲れさまです。彼らの多くは中国の貧しい地域からやってきた出稼ぎの人たちとか。

ほんと、お疲れさまです。彼らの多くは中国の貧しい地域からやってきた出稼ぎの人たちとか。

洪山路には、そんな彼らを支える屋台や出店がたくさん出ていました。

洪山路には、そんな彼らを支える屋台や出店がたくさん出ていました。

靴下や軍手など、作業員たち向けの生活用品が売られています。 靴下や軍手など、作業員たち向けの生活用品が売られています。

靴下や軍手など、作業員たち向けの生活用品が売られています。

屋台もいっぱい。普段路上の屋台にカメラを向けるたびに、隠れられたり追い払われたりしているナビですが、彼らはにこにこ手を振ってくれました。万博のお祭りムードがそうさせるのでしょうか。
ともあれ、この屋台街も万博開幕時には消えてしまいます。期間限定の屋台街。お店の人と作業員たちの間にも、何かドラマが生まれているに違いありません。パビリオンが完成したら、彼らは故郷に帰ってしまうのでしょう。表舞台には出て来ない人々のつながりに触れられた、貴重なひとときでした。
その屋台街を抜けると、洪山路の北側突きあたりで中国館の建設中パビリオンをこんなに間近に見ることができます。手前にゲートがあり、ここから先は現場関係者のみ入場可。

〜プレス発表会はここで開催!〜

そのまま浦東南路を北へ30分ほど歩くと、「万博メディアサービスセンター」があります。万博に関する報道やニュースの発表、関係者の説明会がここで行われいて、毎日のように各国のメディアやスタッフが見学に訪れています。
入口にはマスコットの海宝(ハイバオ)も。

入口にはマスコットの海宝(ハイバオ)も。

いかがでしたか?来年2010年の開催に向けて準備が進められている万博予定地。ナビの印象に残ったのは、やはり作業員たちの働きぶりと、彼らを支える屋台のおばさんたちの笑顔でした。各国の投資額や入場者数の予想、コンパニオンなど、華やかな話題がメディアの注目を集めている中、開催に向けて地道に現場で働いている出稼ぎ労働者たち。彼らの存在を知ったことで、ナビはさらに万博への興味が湧いてきました。
それと、建設現場付近へ行かれる方へ一言。ナビは帰宅後、喉はイガイガ、髪はバサバサ状態になってしまいました。観光地ではなく、今はまだただの工事現場ですので、マスク、汚れてもよい服装など、ほこり対策をお忘れなく。以上、上海ナビがお伝えしました。

その他情報

<その他情報>
場所:地下鉄8号線「西蔵南路」「耀華路」駅周辺
行き方:
西側会場予定地:地下鉄8号線「西蔵南路」駅を出て西蔵南路を南へ進むと建設現場に出ます。徒歩5分。
東側会場予定地:地下鉄8号線「耀華路」駅を出るとすぐ北側にパビリオンの建設現場が見えます。徒歩1分。
関連タグ:上海万博工事現場

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-04-30

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