中国館の見学は5月末まで! 解体中のパビリオンや展望台からの風景を眺めに、旧上海万博会場を散策してきました!
こんにちは、上海ナビです。
累計7300万人が入場し、大成功のもと閉幕した上海万博。見に来られた方もそうでない方も、その後の会場がどうなっているのかは気になるところなのではないでしょうか。現在、万博跡地内では中国館が5月末まで限定で再オープンしているほか、閉幕後に上海メルセデス・ベンツ・アリーナとしてリニューアルオープンした巨大ホールではビッグなアーティストが毎月コンサートを開催中。今回は、そんな話題沸騰中の万博跡地の今をご紹介していきたいと思います。
まずは中国館を目指そう!
「耀華路」駅。
現在開放されている主なエリアは、万博開催時にエリア分けされていたAからEまでのゾーン中、Aゾーン(A片区)とBゾーン(B片区)にあたる場所です。最寄り駅は地下鉄7号線「耀華路」駅。淮海中路エリアの「常熟路」駅、静安寺エリアの「静安寺」駅など、主要観光地から一本で来ることができます。
「耀華路」駅の1号、4号出口を出るとすぐ中国館が見えます。すでに並んでいる人、待ち合わせの人でいっぱい! 駅を出て左手に今日の待ち時間が表示されています。右手にはチケット売り場があります。
待ち時間が表示されているので目安に。
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駅周辺には飲食店や売店はありません。要持参です。
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中国館が見えました。周辺には並ぶ列の順路ができているので、これに従って進めば入場できます。チケットは20元(12歳以下、60歳以上、障害者は15元)。開放時間は9:00—17:00です。平日は比較的スムーズに入場できるそうですが、なるべく午前中に到着するようにしましょう。
どれが入場の列なのか、見極めが難しいかも、、、。
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下から見上げた中国館。とにかく巨大!
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※上海ナビでは「ホテルお迎え」「中国館の入場」がセットになった期間限定ツアーを催行中ですので、ご活用ください。(2011年3月3日現在)
見どころは中国館だけじゃない!
現在残されている万博の施設の中で、中国館に次いで注目されているのは上海メルセデス・ベンツ・アリーナなのではないでしょうか。向こう数ヵ月を見ても、スーパージュニア、イーグルス、アッシャー、アンディ・ラウなど、そうそうたる顔ぶれのコンサートが予定されています(2011年2月現在)。実はこのアリーナ、ホール以外にも見どころがいっぱいあるんですよ。
上海メルセデス・ベンツ・アリーナを目指すには、地下鉄の駅から向かって左手に延びる「万博軸」(一般日は閉鎖中)のさらに左手に延びる周家渡路にまわります。中国館へと延びる上南路は、中国館への入場者専用の通路になっているためです(2011年2月現在)。
この「世博軸」が右手にくるように歩きます。
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周家渡路、雪野二路の交差点を渡って黄浦江方面に進みます。
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テーマ館、万博センターなどを左手に眺めつつ進むと、右手に巨大な円盤のような建物が見えてきます。こちらが上海メルセデス・ベンツ・アリーナ。ここまで地下鉄の駅から徒歩15分ほどかかります。歩くのはちょっとつらいという方は、タクシーで行くことも可能。現在、万博会場内の道路はすでに一般道として開放されていて、タクシーや自家用車、自転車も乗り入れることができるんです。
アリーナの遠景。
展望台とレストランを満喫!
アリーナ見学をナビがオススメする理由は二つ。一つ目は、万博跡地内、地下鉄「耀華路」駅付近で唯一飲食店がある場所だということ。それ以外では、小腹が空いてものどが乾いても現時点では耐えるしかない状態なんです(2011年2月現在)。でも、アリーナの入り口付近と6階には、カフェ、中華料理店、日本料理店などが多数入っているんですよ。中国館の見学後に昼食という方は、こちらを目指しましょう。
今回ナビがお邪魔したのはアリーナ6階に位置する四川料理店「蜀府」。リーズナブルで景色も楽しめました。辛いもの好きの方はぜひ!
もう一つの見どころは、万博跡地を360度見渡せる展望台です。無料で開放されているのでぜひ立ち寄ってみてください。
絶景です!
展望台から万博開催中の様子と今の様子を比べてみましょう。日本館と韓国館が並んでいるエリアの写真です。日本館はもう跡形もなく片付けられています。そしてなんといっても空気! 万博開催中は市内の工事現場を停止させるなど、政府が大気汚染軽減に必死になって取り組んでいたんですよね。
万博開催中(2010年8月)の日本館付近の様子。
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現在(2011年2月)の様子。
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Aゾーンを探検♪
アリーナの展望台から跡地を見渡し、「あれ? けっこうパビリオンの近くまで入れるんだ」と分かったナビ。早速、日本館、サウジアラビア館など人気パビリオンが目白押しだったAゾーン(A片区)を探検してみることにしました。AゾーンとCゾーンをつなぐ世博大道も、すでに一般車両が走る道路として利用されています。
現在の世博大道。タクシーでも来られます。
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パビリオンはフェンスの中。フェンス越しの見学になります。
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フェンス越しに解体中のパビリオンを間近に見ることができました。風景は日々変化しているので、皆さんも今だけの跡地の様子を撮りに行ってみては。ただし、広大な敷地内を延々歩くスタイルの見学になるため、穿き慣れたスニーカーを用意しましょう。売店もないのでペットボトルの水なども忘れずに。
リアルに解体されている最中の韓国館。今しか見られない光景です。
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「暑くてもしっかり並びましょう」との注意書きが、貼りっぱなしのイラク館。猛暑続きだった開催当時を思い出させてくれます。
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いかがでしたか? パビリオンの解体や現在まだ閉鎖中の施設のオープンなどによって、今後も毎日変化がありそうな万博跡地。ナビも次回はCゾーンを見に行ってみようと思っています。それにしても、道案内や質問に笑顔で応じてくれた万博のボランティアスタッフたちがいなくなった現在の会場は、不便なのはもちろんなんだか殺風景な雰囲気。開催中は気にも留めていませんでしたが、万博を盛り上げていたのはやっぱりボランティアの人たちだったんですよね。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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記事登録日:2011-03-03