新たな上海を発見!上海リノベーションスポット☆大比較

新天地、思南公館、老碼頭、武康庭、永嘉庭の5ヵ所を比較! 自分好みのリノベスポットを見つけよう!

こんにちは、上海ナビです。
最新のトレンドと昔ながらの上海を両方感じられるリノベーションスポットは、上海を訪れたなら一度は足を運んでみたい鉄板観光スポットです。でも、「同じようなエリアがいくつもあるみたいだけど、日程的に全部行くのはムリ」という方も多いはず。そこでナビは、上海の代表的なリノベーションスポットをまわって特徴をチェックしてきました。皆さんの目的や好みに合うのは、5ヵ所のうちどこでしょうか。

新天地

客層:外国人旅行者、中国国内旅行者、日本人ツアー客、周辺に住む富裕層、地元の若者
特徴:有名レストラン、定番ショップが多数。ショッピングモール、映画館、ホテル、史跡、郵便局、スーパーなどあらゆる施設を併設。
まずご紹介するのは、上海でもっとも有名なリノベーションスポット「新天地」。2000年にオープンして以来、上海市内はもちろん中国各地にも同じような雰囲気の観光スポットが続々と登場しました。リノベーションスポットの元祖といってもいいかもしれません。敷地内には旅行者ならぜひ訪れたい定番レストランや定番のお土産が買えるショップがぎっしり。いつ行っても人がいっぱいで、活気に満ちた場所です。
<こんな方にオススメ>
上海旅行が初めてという方ならぜひ足を運びましょう。常に新しいお店がオープンしているので、情報に詳しいリピーターさんにもオススメです。「シノワズリ雑貨」「鼎泰豊「俏江南」「スタバの上海限定マグ」「アフタヌーンティーの上海限定雑貨」などのキーワードをガイドブックでチェックしている方は、新天地に行けばすべてこと足りてしまいます。

思南公館

客層:外国人旅行者、上海在住外国人、地元富裕層、家族連れ
特徴:高級ヴィラ型ホテルとサービスマンションを併設。住宅をメインとしているため静か。周辺には文化財級の洋館がいっぱい。
2011年に本格的にオープンした新しいリノベーションスポット。一泊25万円(!)というセレブ向けホテルやサービスマンションを併設しているので、「新天地」よりも静かで高級感が漂っています。サンドイッチやロティサリーチキン、オリーブなど、周辺に住む欧米人向けのデリやカフェが多いのも特徴。本格的な和食屋さんも何軒か入っています。観光地の喧噪に疲れたときに立ち寄ってみて下さい。
<こんな方にオススメ>
周辺には孫文が暮らした「孫中山故居」や、周恩来が公務を行っていた「周公館」などの歴史スポットが点在。オシャレな雰囲気もいいけど、中国の近代史が知りたいという方はぜひ訪れてみて。また、大人気の路地裏スポット「田子坊」や雑技会場「白玉蘭劇院」へも徒歩圏内。日程がタイトな方は新天地を外してこの界隈を散策してみるのもいいかも

老碼頭

客層:上海在住外国人、地元の若者、リピーター外国人旅行者、カップル
特徴:「港街上海」の雰囲気が味わえる。知る人ぞ知るこだわり系レストランが充実。異国情緒たっぷりでクリエイティブな雰囲気。
「南外灘」という新たなエリアの中心的存在なのがココ。ややアクセスが不便で周辺に何もないため、まだまだ知る人ぞ知る場所といった雰囲気です。でも、黄浦江に近くて船の汽笛が間近に聴こえる老碼頭は異国情緒たっぷり。また、ほかのリノベスポットに比べてチェーン店が少なく、インド料理、オーガニックにこだわったお店、ギリシャ料理など、素敵なレストランがずらり。デートにもオススメの場所なんです。
<こんな方にオススメ>
ロマンチックな上海旅行にしたいと考えているカップルはぜひ。団体ツアーに遭遇することもそんなにありませんし、夜は南浦大橋の夜景が楽しめます。また、定番中華よりも素敵な隠れ家レストランで食事したいという方や、定番観光地はすべて見尽くしてしまったというリピーターさんにもオススメします。

武康庭

客層:上海在住外国人、地元の若者、家族連れ、カップル
特徴:周辺に住む外国人の生活に溶け込んでいる。子ども連れ、ペット連れも多く、のんびり過ごせる。団体ツアーや日本人旅行者に遭遇する確率はゼロ。
「上海でもっともロマンチックなストリート」として有名になりつつある武康路の一角にあるリノベーションスポット。5ヵ所のなかでは規模はもっとも小さいのですが、愛され度はトップの場所なのではないでしょうか。実はナビもこの近くに住んでいるのですが、近隣の外国人在住者にとってはこの場所はもう生活の一部。カフェやレストランだけでなく、生花店やギャラリーもあって、普段の生活をちょっと素敵にしてくれる場所でもあるんです。
<こんな方にオススメ>
定番観光地や観光化されてしまった場所は興味ナシ! という方、オシャレで身軽なファッションで、そこに住んでいるように街歩きがしたいという方なら絶対に気に入る場所。キッズメニューのあるお店もあるので、特に土日のブランチの時間帯は家族連れにオススメ。小さい子なら、外国人のお友達ができるかも!?

永嘉庭

客層:上海在住外国人、地元の若者やビジネスマン
特徴:日系のお店がいくつかあるため、リノベーションスポットのなかでも日本人率の多い場所。日本人美容師常駐のヘアサロンも。
バーストリートとして有名な衡山路から徒歩圏内のリノベーションスポット。古いビルをリノベーションしたオフィスエリアがメインで、真ん中の空間を囲むようにお店が入っているのが特徴。陶器やカーペットの専門店、ギャラリーなど、小さいけれど見応えのあるお店が揃っています。また、日本料理店や日系ヘアサロンがあるからか、ほかのリノベスポットに比べて日本人に遭遇する確率が高めという特徴も。
<こんな方にオススメ>
女子向けの場所が多い中、永嘉庭はビジネスマンなど男性が利用するというイメージが強いのはナビだけでしょうか。黒を基調としたインテリアのレストランバー的な日本料理店があったり、オフィスをメインにしているからかもしれません。旅先で髪が切りたくなったときにも覚えておくと便利です。

番外編 ◆こんな場所もあります◆

嘉善老市
2011年秋の時点で最新のリノベーションスポットといえばここ。昔ながらの路地のなかに突然現れるモダン空間は見ものです。レトロな内装の和食屋さん、オーストリア人オーナーがきりもりするカフェなど、ナビイチオシのお店もいっぱい! 猫もたくさんいるんですよ。
八号橋
自動車工場をリノベーションしたオフィススポット。主にデザイン会社が入っていて、カフェ、オーストラリア料理店、デザイナーズショップなども併設しています。建築デザインやインテリアのお仕事をしている方なら一見の価値あり。
時尚LOFT
こちらもデザイン会社、広告会社などのオフィスを集めたリノベーションビルを主体とするスポット。東南アジア料理店やカフェが並んでいて、「ここで働いているOLさんたちは、毎日あんなオシャレなランチが食べられるのか・・・」などと羨ましがりつつナビもたまに散策しています。
同楽坊
静安寺エリアの新天地といえばココ。国内外のアーティストが多数出演しているライブハウスがメインになっていて、夜はバーなども盛り上がっています。ショップなどは少ないため昼間はやや閑散としていますが、リノベスポットめぐりをするならぜひ行っておきたい場所。

いかがでしたか? 今後の注目株はナビとしては断然「嘉善老市」。ほかにも、現在古い建物が空っぽ状態で並んでいる裏外灘の園明圓路には、2014年にお店やホテルが入るという情報が。今後も素敵なリノベーションスポットが増えそうな上海。新しいスポットは見つけ次第お伝えしていきたいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。




上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-10-06

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