大陸初心者の美月が鉄道に乗って蘇州へ行ってきました!
初めまして、中国大陸初心者の美月です!今回なんと大胆にも、上海から鉄道を利用して上海のお隣の江蘇省にある町、「蘇州」へ行ってみることになりました。
蘇州は、あのマルコポーロが“東洋のベニス”と称えた運河の町なのだそう。街中には水路が張り巡らされ、まさしく水の都。また昔の富豪達が富の象徴として争って個人の庭園を造った背景もあり、世界遺産にも登録されているすばらしい庭園があちこちに見られるとか。街全体も景観を崩さないよう昔の蘇州建築が大切に保存されていて、本当に美しい町並みだと聞いて、期待で胸がいっぱい!
それでは、『上海から蘇州までの小旅行』をレポートしたいと思います!
■ 上海駅は体力勝負!いきなりカルチャーショック!
さっそく上海駅に到着。この時点ですでにカルチャーショック!なんせ人、人、人。まるで阪神&巨人戦が終わった後の球場外のような混雑ぶり。行きかう人たちの荷物からは生きたニワトリがのぞいていたりと、ふだん日本ではお目にかからないような光景が!!
上海駅前の人混み。大きな荷物を持ったたくさんの旅行者。
駅正面の入り口の人混みをかきわけ切符売り場へ、やっとの事で切符を購入。しかしながら、ここまでこぎつけるのには体力勝負!ふっ~。
何とか手に入れた切符。蘇州まで片道で普通席15元(約225円)、指定席22元(約330円)。所要時間は特急快速で約50分。切符は出発の4日前から買えるので、指定席購入をオススメします!
■ 中国人のたくましさに圧倒されっぱなし!
電車にやっとの事で乗り込みました。当日にチケットを買ったので、もちろん席は指定なし。
ところが、後から後から一体何をそんなに持っているの?と思うほどの大きな荷物を抱えた人が「私の席が奥なのよ~。どいて、どいて!」って、とてもじゃないけど進めないでしょ~という状態。
それでもやっとの事で電車は出発。乗りこむだけで疲れる~。でもこの安さで世界遺産の町まで行けると考えたら、少々の事はガマン、ガマン。
車窓からは中国らしい風景が垣間見られます 車窓から見える景色はまさに中国~!!中国建築らしい建物、のどかな農民の生活などが見られ、大陸初心者の美月は興味津々。今の季節はちょうど菜の花があちこちに咲いていてとっても綺麗でした。
■ 蘇州到着
「あっと言う間」というか、「やっと」というかの汽車の旅も終わり、とうとう蘇州駅に無事到着です!
ここからタクシーで今夜のお宿「楽郷飯店」へ。外観はちょっと古い感じのホテルですが、中はなかなか清潔で、お部屋も快適。というのも、今回泊まったのは最上階の良いお部屋! 町の中心の繁華街までも歩いて5分、女の子だけでも安心して街探検に出られるので便利なホテルなんです。今日はすっかり疲れてしまったので、ゆっくりお風呂に入って寝ることにしました。
■ 街の中心は案外小さくて、ブラブラ歩くにはピッタリ
翌日は快晴。蘇州の街の中心「宮巷街」と「観前街」をぶらぶら散策してみる事にしました。ホテルを出るとリキシャを発見!乗ってみよう!
近くを散策するには風情があって超オススメ!ニコニコ顔のおじさんに「観前街」まで連れて行ってもらう事にしました。値段は5元。必ず乗る前に交渉してくださいね。
着いた先は街一番の繁華街。ブティック、服屋、レストラン、お茶屋、と見て歩くだけでもウキウキする気分。焼き栗を買って歩きながらムシャムシャがオススメ!
有名なお寺「玄妙觀」。繁華街でありながら古い建物もあり歴史を感じます。
~蘇州への旅を快適に楽しむヒント!~
■ 「上海⇔蘇州」は蘇州止まり/蘇州始発の往復の座席指定チケットを買う!
なぜなら終点がもっと南の町まで行く長距離列車に乗ってしまうと、それは人、人、人、「上海⇔蘇州」だけなら、時間は1時間。座席があれば結構快適!オススメです。
■ 汽車に乗るときは時間に余裕をもって駅に行きましょう!
なんせ勝手のわからない旅、駅の中でも迷うかも。あせらなくていいように40分前くらいに行ってもいいと思いますよ。
■ 蘇州でステイするホテルはナビの「蘇州のホテル」記事を参考に!
4星、5星ホテルといろいろあるので、用途・目的によってチョイスもさまざまですよ。
■ 夜の蘇州の街は必見!
夜の蘇州の街はとってもロマンチック。運河や、歴史的建造物などは夜にはライトアップされとってもキレイ。日暮れ時や夕食後にはぜひ、ブラブラ散歩をオススメしま~す!
みなさんも、チャンスがあれば蘇州の旅を楽しんでみてくださいね!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-05-17