上海の国内・国際電話

上海の公衆電話、携帯電話、スマホ事情をチェック! 料金からかけ方までを知っておこう。

こんにちは、上海ナビです。
メールやSNSの時代に突入してから、旅先で電話をかけることが少なくなった気がします。でも、万が一のときにはやっぱり電話が必要。旅先でスマホをなくすことがあるかもしれませんし、急な災害時は公衆電話しか連絡手段がなくなるかもしれません。また、長期滞在する方、頻繁に出張などで上海に来るという方は現地でスマホを買ってしまったほうがラクだったりします。ということで、改めて上海の電話事情をまとめてみました。

国際電話をかける

一般的なホテルの客室内の電話

一般的なホテルの客室内の電話

まずは基本のかけ方から(手持ちの携帯電話やスマホ、ホテルの電話などからかける場合)。日本にいる家族にも伝えておきましょう。
上海から日本へ
00(国際電話識別番号)+81(日本の国番号)+市外局番(最初の0を取る)+相手の電話番号
通話料金:8元/分+市内通話料金

日本から上海へ
(国際電話会社のアクセス番号)+010(国際電話番号)+86(中国の国番号)+相手の電話番号(最初の0を取る)
※国際電話会社、携帯電話会社によってかけ方が変わることがあります。詳しくはご利用の電話会社でご確認下さい。

公衆電話事情

携帯電話が主流になった今も、意識して街を歩くとけっこう公衆電話が見つかります。タイプはカード式とコイン式の2種類。日本では駅構内、コンビニ前、デパートの階段やトイレ近くなどでよく見かけますが、上海ではほとんどが道ばたにあります。
カード式

カード式

こちらもカード式

こちらもカード式

コイン式です(1元硬貨のみ利用可)

コイン式です(1元硬貨のみ利用可)

コイン式は、市内電話のみ利用できます。料金は1元/5分。かけ方は、「受話器を取る→1元硬貨を入れる→番号を押す→受話器を置く→お釣りを受け取る」。ただし街角で見かけるものはかなり長い間使用されていない感じのものが多く、受話器にほこりやサビが……。うまくかからないことも多いのであまりお勧めできません。
ICカードを差し込んでかけます(カードの色、柄はいろいろ)

ICカードを差し込んでかけます(カードの色、柄はいろいろ)

カード式は、ICカードを差し込んでかけます。料金は0.1元(1角)/1分、国際電話は先ほどご紹介したように8元/1分です。かけ方は、「受話器を取る→信号音を確認→カード投入→番号を押す→受話器を置く→カードを受け取る」。電話に図で流れが表示されているので、その通りにかければ大丈夫です。
かけ方図

かけ方図

料金表です。公衆電話で国際通話も可能

料金表です。公衆電話で国際通話も可能

<IPカードで国際電話をかける>
カード式電話で頻繁に国際電話をかける場合はIPカードを入手しましょう。このカードは電話に差し込むのではなく、購入したら裏面の銀部分を削ってカード番号を出します。最初に「17909」を押し、英語のガイダンスに沿ってダイヤルすればOK(カード裏にもかけ方が書かれています)。このカードを使えば市内電話の料金のみで国際電話が可能!
IPカードです(色柄はいろいろあります)

IPカードです(色柄はいろいろあります)

裏面の銀を削ってパスワードを入手。かけ方も裏面に

裏面の銀を削ってパスワードを入手。かけ方も裏面に

「电话卡」の表示があるコンビニでも購入可能(ローソンにて)

「电话卡」の表示があるコンビニでも購入可能(ローソンにて)

<カードを買う>
ICカード、IPカードは繁華街であれば一定範囲内に必ずある携帯電話会社の契約店(雑貨屋さん、タバコ屋さんなどを兼ねて営業しています)で。ICカードは50元、IPカードは100元から販売されています。ほか、「电话卡」の表示があるコンビニでも購入可能。
街でよく見かけるこんなお店に売っています 街でよく見かけるこんなお店に売っています

街でよく見かけるこんなお店に売っています

公衆電話以外の方法

雑貨屋さんなどの店先に公用電話

雑貨屋さんなどの店先に公用電話

最近は少なくなってきましたが、ローカルな雑貨屋さんなどで電話を貸している場所があります。古い住宅地や下町エリア限定ではありますが、超緊急なとき、公衆電話のかけ方がいまいちわからないときは、店員さんがいるこういったお店に駆け込むのも手です。
困ったらホテルのビジネスセンターへ

困ったらホテルのビジネスセンターへ

滞在しているホテルにビジネスセンターがある場合はこちらも利用価値大。料金はホテルによって変わりますが、街角では扱う店舗がなかなか見つからない国際FAXの送信も可能です。日系ホテルなら日本語で電話事情のわからないこともいろいろ聞けますよ。

携帯電話/スマホ事情

2015年現在、上海は日本よりもスマホが普及しています。中高年層も使いこなしてますし、折りたたみ式の携帯電話を持っている人はここ2〜3年まったく見かけません。ですので、「上海で携帯電話を買う=スマホを購入すること」になります。
リーズナブルなものがほしい方は、雑居ビル型の携帯電話市場やデジタルグッズの量販店、家電量販店などへ。上海では、アップル、サムスン以外に小米、HTC、ノキアなどのスマホが販売されています。値段は500元〜6000元とピンキリ。サムスンなど有名メーカーのものは日本よりかなり高い値段設定になっています。
本体はもちろん、ケース、SIMカードなども手に入ります 本体はもちろん、ケース、SIMカードなども手に入ります

本体はもちろん、ケース、SIMカードなども手に入ります

機種の新しさとサービスにこだわる方は市内のアップルストアへ。アップルストアが入っている主なモールは以下です。値段は日本で販売されている定価+数万円という高さ。海外でiPhoneを買いたがる中国人の気持ち、わかります……。売られているiPhoneはSIMフリーなので、本体を購入後に自分で携帯会社に行きSIM カードを購入して入れてもらいます。最寄りの携帯会社については、アップルストアの店員さんが地図を書いて教えてくれたりします。
アップルストアが入っているモール↓
一般的な「中国移動」の店舗内。市内に多数あります

一般的な「中国移動」の店舗内。市内に多数あります

<SIMカードについて>
一般的に利用されている携帯電話会社は「中国移動(チャイナモバイル)」と「中国聯通(チャイナユニコム)」です。中国のスマホは基本的にSIMフリー。スマホ本体とは別にどちらかの携帯電話会社のSIMカード(電話番号)を購入します。その際、パスポートの提示が必要になります。
<通話料金>
通話料金はプランによって変わってきます。メールよりも電話での取材アポ取りが多いナビですが、月の料金は100元前後。スマホ本体の値段は日本より高いけど、通話料金はとても安いというのが中国の特徴かも。逆に日本で使っているスマホを上海で使うと料金はとても高くなります(各携帯会社にお問い合わせを)。
コンビニのレジにあるこんなボタンでチャージできます

コンビニのレジにあるこんなボタンでチャージできます

料金はプリペイドカード式。銀聯カードを持っていれば引き落としで支払うことができますが、旅行や出張で使うだけであればコンビニでのチャージでOK。ナビもコンビニチャージ派です。
チャージの仕方
1、レジで店員さんに「要手机的充值」と伝える(筆談でOK)。
2、店員さんが番号ボタンのある機械を差し出すので、以下を入力。
「自分の携帯番号」+「右下の“⏎”マーク」+「自分の携帯番号」
3、チャージしたい金額を渡す。
4、レシートを受け取る。
5、入金済みのショートメールが届くのを確認する。
空港内のカウンターへ(写真は中国聯通の浦東空港内のカウンター)

空港内のカウンターへ(写真は中国聯通の浦東空港内のカウンター)

<SIMカードだけ買う>
よく海外に行くという旅慣れた方、各国を飛びまわって活躍中のビジネスマンなら、SIMフリーのスマホを持っているはず。その場合、上海に入国したら空港でSIMカードを購入します(空港内にカウンターあり)。料金は200元前後〜(変動もあり)。Amazonなどの通販サイトを使い、日本で事前購入することもできます。

いかがでしたか? 今回久々に電話事情を調べてみたナビ。上海もSNSや通話アプリ全盛の2015年現在ですが、意外に公衆電話やカード文化も健在なんだな〜と思いました。あと! 上海では携帯電話本体のレンタルサービスは普及していないので、レンタルの携帯電話を使いたい方は日本国内の空港でレンタルしてからお越し下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-06-25

ページTOPへ▲

その他の記事を見る