人気リザーブ店、リノベ店舗、絶景店舗まで、上海市内の個性派スタバめぐり♪
こんにちは、上海ナビです。
旅先の海外の街でナビが一度は利用するお店といえばスターバックス。休憩、朝ご飯、待ち合わせ、Wi-Fiを使う、その街限定タンブラーをお土産にするなど、スタバにはさまざまな使い方がありますよね。上海市内にも便利な立地のお店から個性派店まで、さまざまなスターバックスがあります。その数なんと600店舗以上(2019年現在の上海市内の店舗数。中国全土では5,000店舗)! ということで今回は、上海ならではのスタバについてご紹介したいと思います♪
上海のスターバックス基礎知識
まずは日本との違いから。ぜひ現地で比べてみてください。
いちばん小さいサイズはトール
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サイズ、アプリ、ストロー事情有名かもですが、中国のスタバは「ショート」がありません(トール、グランデ、ベンティの3種のみ)。会員アプリの利用率が高く、現地でスタバをよく使う人はほとんど「支付宝」などの決済アプリにひも付いた会員カードでスマホ決済しています。ストローは2019年初頭に紙化。その後アイスコーヒーのカップは蓋をしたまま口をつけて飲めるデザインに変更され、2019年秋以降は紙ストローも使わなくてよいスタイルになっています。
大型店でも土日はほぼ空席なし
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日本より高いのに混んでいる中国は世界でいちばんスターバックスが高い国。2019年10月現在、トールラテの値段は29元です(同時期のレートで約433円)。リザーブ店は39元(約583円)なのですが、土日などはどこのお店も席が埋まっていて、みんなさらに高い限定品をグランデで頼んでいたり、ケーキやサンドイッチも頼んでいたり……。客単価は日本よりもかなり高いようです。
一般の店舗の主なメニュー
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リザーブ店の主なメニュー
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グッズ上海限定グッズはもちろん、豫園、新天地などのエリア別限定品も見つかります。特にリザーブ・ロースタリーは品揃えが豊富(自転車なんかもあったりします!)。
※2019年秋現在の品揃えです。商品は定期的に変わります。
上海のお勧めスターバックス10選
それでは早速、ナビが独断で選んだ上海市内のお勧めスターバックスをご紹介していきましょう。旅行者でも行きやすい立地にあり、上海らしさがある店舗を選んでみました。
※2019年秋現在のお勧め店舗です。移転、閉店などの可能性もありますのでご注意ください。
2階建ての大型店
1、スターバックス・リザーブ・ロースタリー(南京西路店)まずはやっぱりここ。2017年末、南京西路にオープンした世界最大規模のお店です。コーヒーはもちろん、カクテル、お茶メニューも豊富。店内には焙煎工房、上海限定品が揃うショップエリアなども。でも、土日祝日はほぼ満席の人気。行列ができる日もあるので、混雑を避けたい場合は平日の午前中がお勧めです。
コーヒーと紹興酒の風味が絶妙にミックスされています
ここのナビイチオシメニューは、紹興酒と干し梅風味の上海限定コーヒーカクテル「弄堂晩風」(62元)。バーカウンターエリアは比較的空いているというのもあり、ナビはここに来るたびにこれを頼んでしまいます。
お酒を飲みに行きたいスタバ
2、スターバックスBar Mixato(益豊・外灘源店)恐らく日本にはない形態(ナビ調べ)の、カクテルバーみたいなスターバックス。コーヒーのメニューももちろんありますが、各種カクテル、ワイン、クラフトビールといっしょにチーズやハムなどの小皿おつまみを楽しめます。場所は外灘から一歩入ったところにあるモール「益豊・外灘源」の一階。ナビ的には大注目のお店なのですが、意外といつも空いていて静か。外灘のほかのバーで飲むよりはリーズナブルなので、ついつい立ち寄ってしまいます。一人飲みにもお勧め。
5つ星ホテル「W上海」に直結しています
3、白玉蘭広場店ここ1年の間でオープンした2019年現在イチオシの新店はここ。開放感たっぷりの店内からは、浦東の高層ビル群を一望できます。眺めを楽しめるスタバは意外とないのでここは穴場。夜景も良さそうです。こちらのお店もバーカウンターがあるので、クラフトビールやカクテルとともにのんびり風景を眺めてください。
知る人ぞ知る隠れ家店
4、南車站路店上海万博跡地(浦西側)にあるリザーブ店。こちらの特徴は、建物がLEEDのゴールド認証を受けたエコ建築なこと。客席部分は自然光のみになっています(でも、ガラス張りなので明るい!)。住所は「南車站路600弄20号F棟甲」なのですが、道路に面していないのでわかりにくいかも。「上海当代芸術博物館」からまっすぐ北へ500mほど歩いたところです。隠れ家探しも楽しみつつお出かけください。
古い邸宅をリノベーション
5、思南公館店フランス租界エリアの邸宅を一棟リノベーションしたリザーブ店です。木造の階段を上がるとお部屋がいくつか隠れていたりして、本当に誰かのお屋敷に招かれた気分に。上海特有の古い西洋建築の中でくつろげるとあって、中国の地方からの旅行者にも人気のようです。「上海らしさ」はここがNo. 1かも? 場所は「思南公館」の思南路を挟んで西側です。
スタバのマーク、見落とさないように
6、交通大学店1896年に開校した歴史ある大学「上海交通大学」は、江沢民の母校としても知られる名門。この敷地内にあるスタバです。店内で勉強している人や、現地の学生と語学の相互学習をしている外国人留学生もちらほら。コーヒーを飲んでいる間だけ、留学生気分を味わうのもいいかもしれません。場所は徐家匯北側(華山路1954号)。敷地中ほどにある「包兆龍図書館」の1階です。文化財登録された校舎を眺めつつ探してみてください。
学校内スタバ。学生でなくても入れます
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留学生気分に浸れます
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老舗の一つ
7、新天地店定番ですがハズせないのは新天地店。わかりやすい場所にあるので、旅行者の皆さんには待ち合わせ、休憩などで大いに使えると思います。建物のデザインもユニーク。箱みたいな階段、一人でこもれそうな小さい半個室など、ちょっと探検したくなる空間になっています。観光地なのでグッズ売り場も充実しています。
漢字の看板が目印
8、豫園・和豊楼店新天地と同じく、旅行者なら必ず通りがかる場所にあるスターバックスです。豫園商城のなかにはスタバが2店舗あるのですが、こちらの店舗は漢字の看板が目印。これ、上海市内でもけっこうレアなんです。待ち合わせや記念撮影にぴったりですよね。店内はこじんまりしていますが、豫園限定グッズも扱っています。
吹き抜けの二階建て
9、南京東路店定番観光エリアのお勧め店舗をもう一つ。話題店がぎっしり入った複合モール「世茂広場」1階の店舗です。こちらもバーカウンター設置店。ノンアルコールにしてもらうこともできるので、飲めない人にもお勧めです。南京東路の歩行街のいちばん西端にあるので、待ち合わせや別行動時の集合場所として便利です。
住宅街の地味リザーブ店
10、武康路店武康路、興国路、淮海中路、天平路、余慶路の6叉路の真ん中に位置するこじんまりしたリザーブ店です。魅力は、リザーブ店とは思えない地味さ。アットホームな街の喫茶店という感じの雰囲気です。ここから徒歩圏内には、「宋慶齢故居」「KITSCH CHINA」「巴金故居」「武康庭」「Lapis Lazuli」「圓苑」など、『上海ナビ』掲載のお勧めスポットが多数。散策の休憩にぜひ利用してみてください。
こじんまりした店内
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武康路店の店員さんたちの似顔絵が飾られていたり
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いかがでしたか? 行ってみたいお店はあったでしょうか。今回は上海市街地のお店を紹介しましたが、郊外の水郷、古鎮では古民家スタバが見つかります(楓涇古鎮、周荘、蘇州の山塘街や平江路など)。中国国内まで範囲を広げると、成都の寛窄巷子にある文化財住宅のリノベ店舗なども有名。ぜひ皆さんも、ユニークなスタバ探しをしながら街歩きを楽しんでみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-11-21