虹橋空港⇔上海市内までの交通事情

こんにちは、上海ナビです。
羽田空港から上海へ向かうという方は、到着空港「虹橋国際空港第一ターミナル」について下調べ中なのではないでしょうか。中国国内のほかの都市から虹橋空港へ向かう方もいるかもしれませんね。でも、上海の主要空港「浦東国際空港」ほど詳しい情報が得られず、困っている方も多いはず。ということで今回ナビは、2017年春のリニューアル工事終了後の虹橋空港へ行ってきました。空港から市内までの交通事情を、現地で撮り下ろした最新写真でどこよりも詳しく解説します!

上海虹橋国際空港　第1エアターミナル羽田便利用者はお出かけ前に要チェック!　市街地へのアクセスが便利な西郊外の国際空港。 Googleマップで見る

上海虹橋国際空港　第2エアターミナル中国の国内線が発着する大型エアポート。西側には鉄道駅、東側には羽田線発着の第1ターミナルを併設。 Googleマップで見る

こちらの記事も合わせてどうぞ。

上海トランジット～乗り継ぎ時間はこう過ごす！２　【浦東⇔虹橋編】浦東空港⇔虹橋空港の移動乗り継ぎ法を徹底調査!　各空港からすぐ行けるお勧めスポットもご紹介♪

それでは、以下移動法をご紹介したいと思います。まずは羽田便や韓国、台湾などからの便を利用する方が到着する「第一ターミナル」から。国内線利用者が降りる「第二ターミナル」からの移動法はその下でご紹介します。

虹橋国際空港第一ターミナルから市内へ

まずは到着フロアの様子を見て見ましょう。2017年のリニューアル工事以降、日本語の看板も増えました。小さな空港なので迷わないはず。

ここに出ます

出るとすぐ外へのコンコースが

目立っていてすぐにわかるお勧めの待ち合わせ場所は、到着口を出てすぐ右手のケンタッキー。さらに右手奥には外貨両替カウンターがあります。狭い範囲なので、この辺にいれば必ず会えるはず。両替には手数料60元が別途かかります（2017年現在）。

出てすぐのところにケンタッキー

両替カウンターは右手奥

60元の手数料が引かれます

主な移動法は以下。メリットとデメリットもまとめてみました。

タクシー

料金：市中心地まで約50元
所要時間：約30分
利点：目的地までノンストップで行ける!　荷物が多くても安心!　終電や始発を気にしなくていい!
欠点：4人以上のグループでは分乗しなければならない、言葉が通じないなど海外のタクシーに慣れていない方には不安、市内から空港に戻るときに渋滞すると困る

乗り場の様子です

整然と、すっきりとした工事後のタクシー乗り場。白タクなどの被害はほぼないようです。しかも虹橋空港は飛行機の発着が少ないため、タウシーの方が行列になってお客さんを待っていることも。すぐに乗ることができます。あとは、トラブルの多いエンジ色のタクシーには乗らないようにしましょう。並んでいて自分の順番にエンジ色が当たってしまった場合は、係員に「我想坐下一辆车（次の車に乗りたい）!」と伝えましょう。

乗り方、料金についてはこの記事で。

上海のタクシーに乗ってみよう！【動画付き】これさえ読めば初めてでも安心!　上海のタクシーを快適に乗りこなしてアクティブな旅に!

地下鉄

料金：市中心まで約5元
所要時間：市中心まで約30分
利点：安い!　中国語力不要!　現地の人目線で旅ができる!　渋滞しない!　
欠点：大荷物だと乗換えのとき大変、駅からホテルまで遠い場合不便

第一ターミナルには地下鉄10号線「虹橋第一航站楼」駅が直結しています。旅行者にとって10号線はとても便利なゴールデンライン。南京東路、豫園、新天地、上海動物園など、代表的な観光地に停まる路線です。虹橋空港を利用するなら、ホテルもこの沿線にすると便利。ただし、「虹橋第一航站楼」駅は始発駅ではないのでほとんどの場合座れません。お年寄りや子ども連れの方、疲れやすい方はきついかも。

ホームの様子

始発と終電の時間です

乗り方、路線はこの記事でご確認ください。

上海の地下鉄に乗ってみよう！　【動画付き】切符の買い方、交通カードの使い方、乗り方から裏ワザまで!　上海の地下鉄を大解剖!

上海の地下鉄！徹底解剖新しい路線が続々開通中!　上海の地下鉄路線最新版を見ながら街を歩こう!

バス

料金：一律2元
所要時間：市中心まで約40分
利点：安い!　地元の人気分で旅ができる!　始発なので座れる!　車窓を眺めながら移動できる!
欠点：完全に地元の人向け、旅行者向けの路線がない、降りるタイミングなどがわかる土地勘が必要、荷物が多いと大変

乗り場の様子です

第一ターミナルには、国際空港によくあるエアポートバスの発着はありません。旅行者向けのバスに乗るには第二ターミナルに移動する必要があります（下で紹介しています）。運行しているのは、第二ターミナル行きのシャトルバス、807路（虹橋エリアから普陀区方面行き）、176路（仙霞西路方面行き、土日運休）の3本のみ。運行時間、主な停留所、料金、運行時間などは以下の写真を拡大してご覧ください。

第二ターミナル行きシャトルバス

807路

176路

ローカルバスの乗り方はこちらです。

上海の路線バスに乗ってみよう！いちばん安い観光の足!　車窓の風景を楽しみながらローカルな旅を楽しもう。

虹橋国際空港第二ターミナルから市内へ

ここに出ます

国内線の専用空港・第二ターミナルから市内へ向かうという方は、中国ビギナーではないはず。旅慣れた方、出張でよく来る方、ガイドさんが同行している方がほとんどなのではないでしょうか。なので、旅慣れた人目線で最低限知っておきたいことをまとめてみました。

便利な待ち合わせ場所は、到着口を出て左手のミニスタバ。到着する便を表示する電光掲示板があるので、出迎える人も便利だと思います。


電光掲示板席のあるスタバがあります

案内板の通りに行けば大丈夫

第二ターミナルはやや複雑な構造です。乗るものによってフロア、棟が変わるので、案内板をよく見て進みましょう。

それでは以下、主な移動法をご紹介します。料金、メリット、デメリットなどは第一ターミナルでご紹介したものを参照してください。

乗り場の様子です

タクシー

乗り場は到着フロアのある2階です。車はどんどんやってきて、係員がどんどんさばいて行くので、結構並んでいても比較的すぐ乗れます。

2号線、10号線それぞれの運行時間です

地下鉄

第二ターミナルには地下鉄2号線と10号線が乗り入れています。改札が異なるので、表示をよく見て改札を入りましょう。10号線の停車駅については先ほどご紹介した通りです。2号線は、中山公園、静安寺、人民広場、陸家嘴などの駅周辺がお勧めホテルの多いエリア。終点まで乗ると浦東国際空港まで行けます。「間違ってタクシーで第二ターミナルに着いてしまった!」というときは10号線で一駅戻ればOK。「浦東空港に行くはずだったのに虹橋に来てしまった!」という場合は2号線へ。

改札が違うので注意

2号線は第一ターミナルに停まりません

ホームの様子です

バス

第二ターミナルのバスターミナルは東西の2か所。計17路線が出ています。地下鉄網がない上海の奥地行きを中心とした、地元の人向けのラインナップです。
※西ターミナルは下の説明でご紹介している「上海虹橋駅」内にあります。

各路線の行き先と運行時間です

日本人旅行者が使えそうな路線は、上海駅行きの941路。あとは深夜便の316路と320路（終点が外灘）でしょうか。そのほかは郊外住宅地、開発区（工業街）行きの路線となります。

鉄道

第二ターミナルは、実は鉄道の駅「上海虹橋駅（虹橋火車站）」にも直結している空港です。地下コンコースを西へ5〜6分歩くと駅エリアに入ります。ここから鉄道で中国の地方都市へ移動することもできます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

地下コンコースを西へ進むと駅に入ります

高速鉄道の時刻表は現地の掲示板で確認を

上海虹橋駅上海の西郊外に位置する世界最大の駅を使いこなそう!　新幹線や国内航空路線を利用する方は、お出かけ前に要チェック! Googleマップで見る

長距離バス

「上海虹橋駅」構内には中国の各都市行きの長距離高速バス乗り場もあります。鉄道の切符が取れなかった場合、意外にバスは席が余っていることがあるので狙い目。以下、主な路線と時刻です。


長距離バスの路線、運行時間です

こんな場合はこれがお勧め

ここまで読んで、「どの方法も難しそう!」「計画を立てたり場所を確認したりしている余裕がない!」という方は、空港送迎車を予約してしまいましょう。日本人旅行者に慣れた運転手さんが安全運転でノンストップで目的地まで送ってくれます。

いかがでしたか?　人里離れた海沿いの広大な平野に建てられている浦東国際空港に比べ、虹橋空港は街に近い空港です。徒歩で空港を出て、少し歩けば一般道や住宅街、商店街に出られる環境です（歩いて空港を出る方は少ないと思いますが……）。日本人が多く住む古北エリアへは車で20分ほど。立地的には世界有数の便利な空港だと言えます。ぜひ羽田便を利用して、気軽に上海に遊びに来てください。
以上、上海ナビがお伝えしました。

虹橋空港⇔上海市内までの交通事情

変化が激しい第一ターミナル、日本人向けの情報が少ない第二ターミナルからの移動法を徹底解説!

虹橋国際空港第一ターミナルから市内へ

虹橋国際空港第二ターミナルから市内へ

こんな場合はこれがお勧め

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