そろそろ冬の足音が。晩秋の上海の最新情報をチェックしよう。
こんにちは、上海ナビです。
秋も深まりそろそろ寒くなってきた上海の街。上海蟹はシーズン終盤に突入し、火鍋が恋しくなってくる季節です。コートやマフラーなどもそろそろ用意した方がいいかもしれませんね。そして、今月のイベントといえば毎年恒例になってきた巨大見本市「進博会(インポート・エキスポ)」。期間中は会場のある虹橋方面で交通規制が敷かれるようなので、西郊外方面へお出かけの際はご注意を。
晩秋の上海です。
カレンダー編
11月11日(木) 双11年に一度のECアプリの爆買いが毎年各国の経済ニュースでも話題になります。ネットだけでなく実店舗でも割引サービスが行なわれるので、お得に買い物やグルメを楽しめるかも。でも最近は、「爆買い=下品」な考え方もじわじわ来ていて、「Anti双11」派も増えていたりします。ナビも、あの大量の梱包材のゴミがどこへ行くのか毎度気になっています。
お天気・気候編
寒さも本格的になってきた秋の短い上海。中旬にはコートが必要な日が出てくるかもしれません。
<平均気温>
初旬 17℃ 中旬 14℃ 下旬 12℃
<最高気温—最低気温>
初旬 14-20℃ 中旬 10-18℃ 下旬 9-15℃
<平均降水量>
初旬 1.9mm 中旬 1.9mm 下旬 1.6mm
11月のエンタメ情報
※チケットの当日販売がないことがあります。お出かけ前に必ずお問い合わせください。
映画『おくりびと』(日本語音声/中国語字幕)
会場:市内の各映画館
封切り:2021年10月29日
2021中国国際進口博覧会(インポート・エキスポ/進博会)
会場:国家会展中心
日時:2021年11月5日〜10日
ジョアン・ミロ展
会場:浦東美術館
日時:2021年11月7日まで
互人多チャリティーバザー(在住日本人向けフリマイベント)※中止(11/13追記)
会場:黄金城道歩行街(「高島屋」南側の住宅敷地内)
日時:2021年11月14日 11:00〜16:00
テート・ギャラリー展
会場:浦東美術館
日時:2021年11月14日まで
空山基展「大都会」
会場:昊美術館
日時:2021年11月21日まで
内田江美展「蝴蝶的秋夢」
会場:Shun Art Gallery
日時:2021年11月28日まで
ベアトリス・ミリャーゼス展
会場:龍美術館(西岸館)
日時:2021年11月28日まで
ジョン・アムレーダー展
会場:上海外灘美術館
日時:2021年12月19日まで
11月の上海最新情報
花壇の土にコーヒーの出がらしが
<街の話題>この秋オープンした注目モール「前灘太古里」内にある「スターバックス・グリーナー・ストアラボ(向緑工坊)」は、世界初の店舗形態だそう。抽出後のコーヒー豆を肥料にした花壇、ペットフレンドリーのテラス席、廃ペットボトル製のスタッフエプロン、オーツミルクや植物肉を使ったメニューが充実していることなど、エコに特化したスターバックスです。でも、いつ行っても満席……。ナビはまだ店内に座れたことがありません。
何度かご紹介しているナビお勧めの日本語雑誌『ケチャップ。』の秋号が発行されています。今号の特集は、上海に住むさまざまなクリエイターたちの部屋。上海に詳しい方なら一人は知り合いが見つかるのではないでしょうか。それにしてもこの雑誌、季刊誌ながらナビもなかなか追えていないレアな情報が載っていたりして、すごいなー、と。読んでみたい方は、書店「Text&image」(天平路42号)へ。
こんな感じの小さな古着店がぎっしり入った市場です
<上海の流行りもの>先日、古着好きの20代に「それ、どこで買ったの?」と聞いたら、「霊石路の市場」という答えが。生花市場「霊石路鮮花批発市場」の上の階が古着市場になっているのだそう。場所は霊石路1197号(地下鉄7号線「大華三路」駅から徒歩5〜6分)。
建物の2〜3階に古着を売る店舗がぎっしり。ナビ的には、3階のほうがややセンスのいい店が多いかなと思いました。スカートやシャツはほとんどが80元前後という安さ。しかも市場なので値切れます。これからの季節に必要なニットやコートを買い足しに行くのはもちろん、一回しか使わないかもしれないアウトドアウェア、バックパックなどを物色に行くのもいいかも。ただし質やデザインはピンキリなので、じっくり吟味して掘り出し物を探してください。
11月のピックアップグルメ
メインはこの魚鍋。これからの季節にぴったり
◎
松江軟糕上海の西郊外・松江区で今もっとも注目を集めている店といえば「篠爺叔(筱爷叔)」。巨大な魚鍋やニラだけの鍋、羊肉料理など、素朴な田舎料理が大人気で、夕方4時半に配り始める整理券をもらうだけでひと苦労(オープンしてから並ぶのでは無理)というお店です。もちろん料理も安くておいしいのですが、お勧めは小豆餡入りの米粉の蒸し餅。無形文化遺産に登録されているそうで、自然な甘さのお米の香りが絶品。この日ナビは、持ち帰り用も購入。家でも蒸して食べました。
↓「篠爺叔」が入っているモールです。ほか、松江区内に5店舗あります。
いかがでしたか? 12月に入ると、上海は厳しい寒さが続く冬に突入します。ナビ同様、帰国できていない読者の皆さんはくれぐれも風邪にご注意を。栄養をたっぷりとって暖かくして過ごしましょう。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2021-10-28