上海にも春が到来。フラワーシーズンの街の最新情報をチェックしよう。
こんにちは、上海ナビです。
今年は冬が長引いている気がする上海。でも、3月に入ると梅や桜、桃の花が咲き始め、ポカポカ陽気の日が徐々に増えてきます。市内の公園ではフラワーイベントが始まっているところも。上海は大都会ですが、地下鉄でちょっと郊外へ出ると一面の菜の花畑が広がるエリアも残っていたりして、意外と春らしさを感じられる街。帰国できないストレスがたまり気味の在住者の皆さんも多いはず。疲れたときは何もない郊外へ出かけるのもお勧めです。
春の上海の風景です。
カレンダー編
3月8日(火) 婦女節国際婦人デー。中国では女性が半日休みになる日です。最近では、「女王節」「女神節」など新たな呼び名も登場。店頭やECアプリでは女性向けの割引を行う日としても定着しています。
お天気・気候編
早春の上海は湿気が多く曇りの日が多いことで有名。晴れていてもどんよりしています。また、寒暖の差が激しいのでコート、スプリングコート、カーディガンなど、こまめに温度調節できる服装でお出かけを。
<平均気温>
初旬 7℃ 中旬 10℃ 下旬 12℃
<最高気温—最低気温>
初旬 5-10℃ 中旬 8-13℃ 下旬 10-16℃
<平均降水量>
初旬 1.8mm 中旬 2.4mm 下旬 3mm
3月のエンタメ情報
※当日券の販売がない場合があります。事前にお問い合わせください。
Mr Doodle展
会場:Chi K11美術館
日時:2022年3月2日〜6月5日
奈良美智展
会場:余徳耀美術館
日時:2022年3月5日〜8月31日
アンディ・ウォーホール展
会場:UCCA Edge
日時:2022年3月6日まで
塩田千春展
会場:龍美術館(西岸館)
日時:2022年3月6日まで
ホアン・コルネラ展
会場:昊美術館
日時:2022年3月13日まで
「浮世の夢」浮世絵5D展
会場:喜瑪拉雅美術館
日時:2022年3月27日まで
エジプトの古代ミイラ展
会場:遇見博物館
日時:2022年4月20日まで
中西夏之展
会場:龍美術館(西岸館)
日時:2022年5月8日まで
3月の上海最新情報
そろそろ新茶の季節
<最近オープンの話題スポット>豫園エリアの老舗茶館として親しまれていた「老上海茶館」が移転オープンしています。新店舗はなんとビルの27階。オーナーも店員さんも、雰囲気も音楽も変わっていませんが、別世界のような空間で中国茶を楽しめます。売りは、晴れた日はポカポカになる日当たりの良さ、のんびり過ごせる個室があること。それと、ちょっとした映画会やワークショップなどを開催できるスペースがあること(20〜30人入れそうでした)。話題のスポット「陝康里」から徒歩すぐなので、ランチや散策後の休憩にもお勧めです。
宇宙みたいな雰囲気。眠れない夜にぴったり
<上海の流行りもの>意識が高い人ほど、「眠り」と「健康」について考えている気がする上海。「安神」「睡眠」などのワードをECアプリで検索するとさまざまな商品が出てくるので、不眠に悩む人は多いようです。そんななか、昨年秋頃にオープンしたのが「Insomnia」(淮海中路766号1-3室)と「Hypnotic」(南京西路580号L-132)。不眠症や眠りをテーマにしたカクテルバーです。眠れない日にふらっと一杯、という感じ。いいアイデアだなーと思いました。
3月のピックアップグルメ
辛くなくて野菜たっぷりの牛肉鍋です
◎
蹺脚牛肉辛くない四川料理として最近話題の「蹺脚牛肉」。その昔、貧しい人のために川辺で薬膳スープを振る舞っていた医師が、川に投げ捨てられていた牛ホルモンをそのスープに入れてみたところ、大評判になったという逸話がある料理です。「健康意識の高まり」「フードロス」など、今風のワードに乗っかれる要素もありますが、ただ単に「おいしい!」というのがブームの理由とのこと。キャベツやセロリがたっぷりで、ポトフ風の味。いかにも体によさそうです。お勧め店は「馮三嬢蹺脚牛肉」(思南路30-2号)。まだ肌寒い日が多いので、「蹺脚牛肉」であったまりましょう。
いかがでしたか? 今月、ナビのまわりの上海人たちが注目しているイベントは奈良美智展。意外や中国では初の個展なのだそう。昨年の安藤忠雄展が大行列だったので、それ以上の混雑になるかもしれません。あとは桜スポット。依然日本に行けないため、今年も上海市内のお花見スポットは大混雑しそうです。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2022-02-25