ご当地スナック菓子対決

中国でしかお目にかかれないスナック菓子に上海ナビスタッフが挑戦!

こんにちは、上海ナビです。ナビが旅行先でよく買うのがご当地味のスナック。大阪といえば「お好み焼き味」、名古屋なら「味噌カツ風味」、福岡は「明太子味」などなど(違うかもしれない・・・・)、新幹線の駅や空港などで売られているお土産用のものからコンビニにしか置かれていない密かな限定商品まで、本当にいろいろな酒類があって面白いんです。「上海にだってご当地限定のスナックがあるはず」ということで始まった今回の企画、「上海蟹味」「小龍包味」こそありませんでしたが、日本では絶対にお目にかかれないような不思議な味のスナック菓子をたくさん発見しました!
こちらはスーパーマーケットのポテトチップス売り場。この棚の裏までスナック菓子でいっぱいです。とにかく種類が豊富で、思わず「ジャンクフード万歳!」と叫びたくなり・・・・はしませんが、見ているだけで飽きません。それではさっそく、中国ならではの味にナビスタッフが挑戦しますよ!!

<田园薯片甜辣口味 / 上好佳>
「上好佳」は中国でポピュラーなポテトチップスブランド、まずは「甜辣味」を試してみましょう。「甜」は甘い、「辣」はラー油の辣(ラー)、つまり甘くてピリ辛。そういう味の食べ物って日本にあったっけ?などと考えつつ食べてみると・・・・ピリ辛感はあまり無く、むしろ甘みが強い気がします。味は悪くないのですが、なんだか油っぽくて一袋完食したら胃に応えそう・・・・

<田园薯片芥末口味 / 上好佳>
続いては「芥末味」、芥末=カラシ(マスタード)のことなのですが、「WASABI FLAVOR」のようです。ま、ワサビもカラシもアブラナ科の植物ですし、辛いことに変わりはありませんが・・・・。でもパッケージに印刷された写真、なぜ紅生姜とインスタントらしき練りワサビ(しかも形状が微妙にホイップクリームっぽい)なのでしょうか?せめて植物のワサビにしてくれればと悔しい思いをするナビ。食べてみた感想は、ワサビの味はするのですが、あの鼻にツーンとくる辛味がまったくありません。うーん、これは不合格。

<田园薯片羊肉口味 / 上好佳>
羊肉味???ちなみに「羊肉」という漢字を見て「ヤンロウ」と読んでしまったあなたはかなりの中国通。パッケージ写真は、新疆料理のレストランなどで食べられるマトンの串焼き「羊肉串」です。道端の屋台でもよく売られていますので、試してみたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これです、これ。
味はこの羊肉串そのまま。羊肉の串焼きがお好きな方は美味しいのかも知れませんが、羊肉嫌いなナビにはダメでした。それにしても、上海の人って「羊肉」が好きだよなあ・・・・

<玉米卷 / 上好佳>
次はポテトチップスかと思って間違えて買ってしまった「インカチップス」、ジャガイモではなくトウモロコシが原料のスナック菓子です(でもインディアンの少年の足元にはジャガイモのイラストが・・・・)。味は「エスニカンフレーバー」と書かれていますが、コンソメ系のあっさり味。サクサクとした食感でなかなかイケます。

<四洲孜然牛排味薯片新疆风味/ 四洲>
「牛排」はステーキのこと、でも「新疆風味」というのがクセモノです。「新疆(しんきょう)」は中国西北部のウイグル族自治区の名前。こちらの料理はとてもスパイシー、ということで新疆風味のポテトチップスだってもちろんスパイシー。もっと正確に表現すると、さきほどご紹介した「羊肉串」にも使われている新疆料理のスパイスの味がします。新疆料理のお好きな方にはお勧めですが、ナビはちょっと・・・・。

<乐事清爽黄瓜味 / 百事食品>
「Lay’s」はアメリカのスナック菓子ブランド、こちらはその中国版です。まずは「キュウリ(黄瓜)」味に挑戦。ポテトチップスに付いているのは一見「青のり」かと思いきや実は「キュウリフレーク(?)」のようです。味はキュウリの酢の物の味。食後に舌がちょっとピリピリするのが気になります。いったい何が入っているのだろうか・・・・

<乐事MAX波乐香烧肋排味 / 百事食品>
続いて同じく「Lay’s」の「ポークリブフレーバー」。口に入れた瞬間に微妙なスパイスの味と肉の臭み(?)が広がります。別に不味くは無いのですが美味しくもないという、なんとも微妙な味。ちなみにこちらはギザギザカット、でもあまりパリっとしていません。

<薯片热浪香辣味 / 卡乐B>
いよいよナビが一番楽しみにしていた「カルビー」の登場です!こちらは中国向けに生産されたカルビー、ちなみ中国語では「卡楽B」と書きます。漢字とアルファベットが混ざってなんだかおシャレですね。味は「ホット&スパイシー」、ナビスタッフの一人によると「ケンタッキーのスパイシーチキンの味!」だそうです。そんなに具体的に例えられても・・・・

<卡乐B虾条原味 / 卡乐B>
さあ皆さん、声を揃えてご一緒に「やめられない止まらないカルビーかっぱえびせん♪」。ご斉唱ありがとうございます。ということで、日本人ならコレを知らない人はいない、カルビーのかっぱえびせんです。味は普通に美味しい、そして日本の味がする。中国で日本の「かっぱえびせん」が食べられるなんて、今日まで頑張ってきてよかったなあ。

<卡乐B虾条鲜酱油味 / 卡乐B>
こちらは中国限定(と思われる)「かっぱえびせん鮮醤油味」!袋を開けると強烈なカツオだしの匂いがします。日本人的には「醤油」というよりも「だしの素」の味のような気がしなくもありません。ついでにかなり甘めです。そしてどうでもいいのですが、袋の裏には日本語一口会話のようなものが付いています。

<品客薯片香辣味 / 品客>
最後は日本でもお馴染みのプリングルス。中国では「品客」と書いて「ピンクー」と読みます。当たらずとも遠からずといったところでしょうか・・・・。お味はさすがはプリングルス、普通に美味しい。ただ「日本のものよりも少し油っぽいのでは?」という意見もありました。

いかがでしたか?ちなみにスナック菓子で人気があったのは「かっぱえびせん(オリジナル)」と「プリングルス」。そして意外なところでは、「上好佳(甜辣味)」がけっこう美味しいと評判でしたよ。皆さんも上海にいらしたら、ぜひご当地系スナック菓子に挑戦してみて下さいね。以上、上海ナビがお届けしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-03-27

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