定番から隠れ家店までランキング化! 地元人気の高い専門店へ行ってみよう。
こんにちは、上海ナビです。
上海に来た旅行者が必ず食べるものといえばやっぱり小籠包。上海式の小籠包のルーツは、清の時代の南翔(上海市内北郊外の街)にあります。皮の薄さと皮凍(鶏ガラと豚の皮を煮詰めて作ったスープ)入りのジューシーさが特徴で、今も庶民的な専門店が多いのが特徴。日本だと一人分3つか4つくらいですが、上海では1籠8〜12個入りでリーズナブル。思い切り味わうことができます。ということで今回は、ナビお勧めの専門店をランキングでご紹介したいと思います♪
ここの小籠包がイチオシ! ナビ独断のBEST5
調理場が見えるお店も
それでは早速お勧め店をご紹介していきましょう〜。今回は上海式小籠包のみピックアップ。台湾式のお店や広東式の飲茶のお店は含めていません。
※以下、2020年2月現在の情報です。
食事時はいつも満席
1位:佳家湯包ヒラヒラの薄皮と旨みたっぷりの肉汁がぎゅっと詰まった「佳家湯包」は、ナビの中では不動のNo. 1です。皮が薄いのでお腹にあまりたまらず、いくつでも行けてしまう感じ。お勧めはもちろんスタンダードなひき肉入り小籠包ですが、特に食べていただきたいのは1籠2つ入りの「招牌純蟹粉品鮮」。中に蟹味噌のスープがパンパンに詰まっています。ほどよく冷ましてから一口で頬張るのがいいかも。口いっぱいに上海蟹のおいしさが広がります。
夕暮れの大行列
2位:萊萊小籠裏通りの隠れ行列店です。松茸入り、上海蟹の白子入りなど、ほかのお店ではあまり見ない具材の小籠包を味わえるお店。奥の厨房を見ると、粉の状態の皮から店内で一つずつ作っているのがわかります。餡がたっぷりで、ややしっかりした皮なので食べ応え重視派にお勧めしたいお店です。あと、店主のおじさんがとてもやさしくていい人なのも高評価。誠実で親切な人がやっているお店は間違いなくおいしいです。
形のきれいさはNo. 1。丁寧に作っていることが伺えます
|
|
肉汁たっぷり
|
上海一の有名店
3位:南翔饅頭店上海でいちばん有名な豫園商城内の専門店です。ナビのお勧めはテイクアウトではなく店内で食べるほう(テイクアウトのものとは違う小籠包です)。2018年にリニューアルオープンして以降、味もレベルアップしたと感じます。相席不要のゆったりした空間で、いろいろなおかずや中国茶とともに小籠包を味わえるという点もほかのローカル店にはない魅力。自分好みの小籠包を決めるなら、まずは基準点を決めるために食べておきたいお店です。
実は100年の歴史がある老舗なのだとか
4位:上海富春小籠地元ファンの多い庶民派店です。こちらの小籠包のルーツは無錫だそう。餡自体に醤油やショウガでほんのり味がついていて、一つひとつがやや大きめなのが特徴です。中には熱々の肉汁がたっぷり。小籠包以外にも麺料理や炒め物など種類豊富に揃っていて、二階は一般的なレストランのような作りになっているので、グループでの食事にもお勧めです。CNNやBBCに取材されたこともあるそう。確かに、欧米人のお客さん多いかも。
大ぶりで食べ応えあり
|
|
黒酢をつけないでも楽しめる味です
|
この雰囲気がたまらない
5位:吾介小籠館上海式小籠包発祥の地・南翔の老舗です。上海の昔ながらの小籠包を、古民家で、地元のおじいちゃんたちの接客で食べられる貴重なお店。南翔の小籠包の特徴は、小ぶりで尖った形状で皮がやや厚めなこと。もちもちの皮が好きな人にとってはたまらない小籠包かもしれません。ちょっと街を外れた場所にあるので、この店に到着するまでに何軒も小籠包屋さんを見かけるかも。でも、途中のお店で妥協せずぜひ到着まで我慢を。
隠れ人気ローカル店
同率5位:麟籠坊観光地エリアからちょっと外れた場所にある隠れた名店。1位の「佳家湯包」の姉妹店としても知られています。ジャンルは南翔式のあっさり系だそうで、注文が入ってから包み、蒸すスタイル。特にお勧めなのは、極薄の皮のなかに蟹味噌スープがたっぷり詰まった「純蟹粉小籠」です。「上海蟹の小籠包ならここ」という人も多く、友人が上海に来たときなどにアテンドで連れて行く在住日本人も多いようです。
お勧めはスタンダードな豚ひき肉餡
|
|
蟹味噌がたっぷり詰まったものも
|
そのほかのお勧め店はこちら。専門店ではなく、上海料理店の小籠包も実は狙い目。メニューに「小籠包」があるイチオシ店をまとめてみました。
いかがでしたか? 気になるお店は見つかったでしょうか。今回ご紹介したお店はどれも食事時(特にランチタイム)は行列ができるお店ばかりです。ですので、少し時間をずらしていくのがお勧め。早朝からやっているお店も多いので、朝ごはんのお店として利用するのもいいかもしれません。お気に入りの一軒を見つけてみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-03-19