上海の日常的なおかずをあれこれ選べる! 一人でも気軽に利用できる庶民派食堂へ行ってみよう。
こんにちは、上海ナビです。
日々上海の街を歩いているナビですが、ここ1〜2年の間に裏通りや住宅エリアに増えているなーと思うのが「大食堂」です。好きな料理をトレーにのせてレジへ持っていくスタイルの食堂で、意外と例外なくどこも混み合っています。ナビも一人行動時の食事にけっこう利用するんですよ。「一人だけど、カフェやファストフードの気分じゃないな」というときにぴったりなんです。「大食堂」とは一体どんなお店なのか、早速ご紹介していきましょう〜。
「大食堂」基礎知識
こんな感じで、住宅街や裏通りにあります
「大食堂」は「大飯堂」とも呼ばれ、上海では一般的に「並んでいる料理をトレーにとってレジへ持っていくスタイルのお店」を指します。料理は庶民派でローカル。客層は近隣に住む地元の中高年がメインです。旅行者にうれしいポイントは、一人でも気軽に利用できることと、一人でも地元料理をあれこれ食べられること。あとは、見てその場で食べたいものをとれるのでメニューの解読が不要なこと。お会計もレジへ持っていけばいいので、言葉の心配も無用なことです。
大食堂のターゲットは地元の中高年。そのため、観光地から一本入った裏通りや住宅街にあります。簡易的なお店が多く、移転閉店が頻繁なため、2020年の時点でナビが把握している旅行者の皆さんにも行きやすい店舗を以下まとめてみました。
◯南京東路エリア:「蒸膳美大食堂」(天津路479号) ※「萊萊小籠」向かい
◯南京東路エリア:「真味大食堂」(広東路358号) ※山東中路との交差点西側
◯静安寺エリア:「籠百味大食堂」(華山路480号) ※「新花城蟹粉館」から向かって左側
◯田子坊エリア:「老鴻興大食堂」(徐家匯路618号地下1階) ※「日月光中心広場」地下1階
◯淮海中路エリア:「淮海壱号大食堂」(汾陽路1号) ※淮海中路との交差点南側
◯延安西路エリア:「享味当大食堂」(定西路906号) ※延安西路との交差点北側
庶民派料理を気軽に食べよう
「大食堂」は食事時のピーク時に行くのがコツ。なぜかというと、出来立ての料理がどんどん回転するから(空いていると、盛り付けてから時間が経ったものを取ることになります)。お客さんの回転も速いので、並んでいてもすぐ座れると思います。
入店から帰るまでの流れは以下。簡単ですね。
値段はカウンターの上に表示されています
カウンターに並んでいる料理はこんな感じ。ここから好きなものをトレーに取ってレジへ持っていきます。値段はカウンターの上に掲示されています。が、特に値段を考えずに好きなものを取っても50元前後とリーズナブル♪一人なら気兼ねなく自分の好きな料理をとって、グループなら全員バラバラの料理をとってみんなでつつくのはいかがでしょうか。
「籠百味大食堂」の紅焼肉
どこの「大食堂」にもあるナビのお勧め料理はこちらです。こういう日常的な料理って、ちゃんとした上海料理店にはないんですよね〜。大学の学食やローカル企業の社員食堂でもおなじみのメニューたちです。ナビの鉄板の一押しは、華山路の「籠百味大食堂」の紅焼肉。全然油っぽくなくて、うずらの煮卵付きで、正直有名上海料理店のものよりおいしいです……
番外:ここもお勧め
「大食堂」が好みの方ならここもお勧め。一人旅でローカル食を極めたい方への記事をまとめてみました。
いかがでしたか? ちゃんとしたレストランもいいけれど、がちゃがちゃした庶民的な雰囲気の食堂も旅行中一度は体験してみたいですよね。屋台街がほぼ消滅してしまった2020年現在の上海では、こういった食空間はけっこう貴重。ぜひ皆さんも通りがかりに「大食堂」の看板を見かけたら覗いてみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-01-23