カップラーメン特集★コンビニで買える編

お湯を入れて3分待つだけ!コンビニで安く手に入り、手軽に食べられるカップラーメン6種類を食べ比べ!

こんにちは、上海ナビです。
手早く食事を済ませたい時、ちょっと小腹がへった時、給料日前で財布が寂しい時などに頼りになるのがカップラーメン。中国語では、方便面 (ファンビエンミェン:インスタント麺の総称)、またの名を泡麺 (パオミェン) などと呼ばれ、若い人を中心に売れ行きはなかなか好調。

そんな中国のカップラーメンには一体どんな味があるのか、どのブランドが人気なのか、気になっている方もいるのでは? というわけで、みなさんに代わって、ナビスタッフがカップラーメンの食べ比べをしてみました!

☆ 中国のカップラーメン事情 ☆

中国のカップラーメンには、フタなどに作り方を表記しているものが、ほとんどないんです。そのことを中国人の友達につっこむと、「作り方なんて簡単じゃん。先にかやくとかを入れたら、お湯を注いであとは好きなだけ待てばいいんでしょ?」 との返事。お湯を入れて待つ時間の長さは各自の自由、それによって麺を好みの固さに調節するのが常識だなんて、なんともフリーダム&合理的! しかも、粉末スープも液体スープも同時に入れてしまうのが普通なんですよ。
作り方だけではなく、カロリー表示もほとんど無し。稀に書かれていたとしても、キロカロリーではなくキロジュール (1kj=0.24kcal) だったりするんですよね…。しかし! ほぼ全てのカップ麺にはフォークがパッケージされているんです。これは便利ですよね!

☆ コンビニへGo! ☆

手軽に食べたいカップラーメンは、やっぱり手軽に買いたいもの。というわけで、ナビが向かったのは、上海在住日本人の間で一番人気のコンビニ 「全家 ファミリーマート」!
写真のように、インスタント麺コーナーはどのコンビニでも必ず設けられていますよ。カップ麺も袋麺もなかなか豊富に揃っていて、どれを買ったらよいのか迷っちゃう~。それにしても、牛肉味がやたら多いことに気がつきました。中国人は牛肉味が好きなのかな?と思いつつ、コンビニの店員さんに、どの麺の売れ行きがいいのか聞き込み。結果、今回は6種類のカップ麺をゲットしました!

今回は、ナビの日本でのカップラーメン人生で培った “ お湯を入れて3分待つ ”というルールに、粉末スープも液体スープも一緒に麺にかけてからお湯を注ぐ中国式のルールを合わせて挑みました!

~食べ比べスタート!~

★康師傅(カンシーフ)/紅焼牛肉面
店員さんに、カップラーメン売れ筋第一位は?と尋ねたところ、「やっぱりコレでしょう!」 と答えが返ってきたのがこちら。ナビの友人も、カップ麺といえばこれ!と言っていたし、長距離列車の中で、この麺をすするおじさんを幾度か見かけたことがあります。中国全土で展開する康師傅、大体どのお店にもおいてあるし、このシリーズは中国人にとって一番ポピュラーな存在なのかもしれませんね。
会社名: 康師傅 (頂益食品)
価格: 4.4元
内容量: 113g
かやく: 乾燥牛肉、葱、キャベツ、にんじん
ポイント: ドイツの技術を応用し作られた、お湯を入れて持っても熱く感じない容器
キャッチコピー: 「経典美味 プレミアムテイスト」、「就是这个味儿!(この味だよね!)」
【日本人評】
○ 大陸に来て初めて食べたのがコレ。いうなれば、僕のカップ麺道の原点。
○ いたって普通~。特に個性ナシ。醤油味って感じ。
○ 麺もスープも普通。クセがない。失敗と冒険をしたくない人向けです。
○ 巷によくあるスープの色と油の浮き加減です。ってよく見たら、「経典」って書いてある! 納得。

【中国人評】
○ 思ったより、サッパリ。牛肉の味はしませんね。麺はおいしい。
○ あ! 本当に牛肉が入ってたよ!
○ 牛肉の味あんまりしないな~。麺は好き~。
○ 麺が柔らかめ。牛肉の味はほんのちょっとだけど、スープの味は濃いめ。
○ 麺が普通な感じ。

 ★康師傅(カンシーフ)/蟹黄鮑魚面
蟹黄(蟹みそ)と鮑魚(アワビ)味!だなんて、値段とは裏腹になんともゴージャスなカップラーメン。これは食べてみるしかない!という気にさせる一品ですね。パッケージの写真がとっても美味しそう~。さて、お味の方はいかに?!
会社名: 康師傅 (頂益食品)
価格: 3.7元
内容量: 79g
かやく: 人工アワビ、万能ねぎ、キャベツ、にんじん
ポイント: 香港風味!
キャッチコピー: 「尽享亚洲美味!(アジアの美味を召し上がれ!)」
【日本人評】
○ 日本では味わえない味。一体何が蟹みそで何がアワビなのだろうかと、考えさせられる味。
○ バターのようなちょっとしつこい風味あり。好きじゃなーい! 名前負けしてる!
○ 海の幸風味でもなく、山の幸風味でもなく、非常に中途半端でした。
○ 蟹みそとアワビ? どこに? って感じだけど、まろやか!
○ 意外とサッパリしていて、意外とクセになるかも。

【中国人評】
○ 中華風な味! 麺は一般的。スープの味、濃い気がする。
○ みんなに食べられちゃって、麺にありつけなかった…。スープは、しょっぱくない!
○ スープおいしい!麺も私の好きなタイプ。
○ 蟹みそとアワビの味なんてしませーん。麺もごくごく普通。
○ 麺もスープも普通~。特にコメントなし。

★五谷道場/香辣原汁牛肉 健康速食面
中国ではまだ珍しいノンフライ麺が売りの五谷道場。←このブランド名と四角い容器のフォルムが、よそのカップ麺とは一線を画しているんだぜ、という雰囲気をプンプン漂わせている気がします。フタには、“ お湯を注いで5分間 ” の注意書きがあったので、その通りに作りましたよ。平たい麺の食感が気になるところ!
会社名: 五谷道場
価格: 4.5元
内容量: 112g
かやく: 圧縮肉、葱、チンゲン菜、にんじん
ポイント: 100%ノンフライ麺 Air-Dried
キャッチコピー: 「非油炸、更健康 (ノンフライで、よりヘルシー!)」
作り方: お湯を入れて5分。
【日本人評】
○ 麺の見た目はおいしそう。でも食感は普通かな。ちょっと辛い!
○ スープはカレーっぽいスパイシーさ。平麺のシコシコ食感がよい!
○ 味薄い、ちょいピリ辛、コクが足りん。
○ なんとも形容できない味。麺は好きなので、他の味を試してみたいな。

【中国人評】
○ 麺がシコシコ。スープがちょっと辛い。これは好き嫌いが分かれるかも。
○ 麺ののど越しがいいね!スープはちょい辛。
○ ピリ辛。私はあんまり好きじゃないー。
○ 麺がシコシコで、歯応えあり!ゴマ油の味がする~。
○ 麺の食感がいいね。スープは普通!

★骨湯弾面/濃湯牛肉面
また牛肉~?という声が聞こえてきそうですが、カップラーメンコーナーで牛肉味の比率が高いんだから仕方ないんです…なんて言い訳しつつ買ってみたのがこちら。実は、このブランドの麺はコシがあっておいしいという情報を仕入れ済みのナビ。それに、“ 国家体育総局訓練局運動員専用麺 ” (な、長いっ)に認定されているそうですよ。ってことは、きっと栄養価もそこそこイケテルに違いない。期待度高し!
会社名: 今麦郎
価格: 4.5元
内容量: 84g
かやく: 乾燥牛肉、ねぎ、にんじん、ゴマ
ポイント: 国家体育総局訓練局運動員専用麺、コラーゲンたっぷり
キャッチコピー: 「骨湯秘籍 (骨スープの奥義)」 「栄養的麺、健康的麺」
【日本人評】
○ コクのあるスープ。麺うまい!
○ 火鍋の白湯(バイタン)を連想させる味?
○ スープひとくち四川の香り。
○ スープにコクがあって、飲めば飲むほど飲みたくなる。コラーゲーン!
○ 名が体を表しているカップラーメン! 麺も本当にはずむような食感。

【中国人評】
○ 麺が細くて弾力あり。ゴマがいい香り。
○ スープが濃厚。麺もモチっとしてておいしい。
○ スープは、コトコト鍋で煮込んだ深みが出てる。牛肉の味も濃いめ。
○ 麺は普通だけど、スープの味がGreat!

★来一桶/鮮蝦魚板面
台湾では確固たる地位をキープしている「統一」のカップラーメンは、ここ大陸でも大人気。シーフード系の麺も食べてみたかったので、統一のものなら失敗はしないだろうってことで、チョイス。パッケージの色使いもポップでかわいい!
会社名: 統一
価格: 4.4元
内容量: 108g
かやく: 乾燥エビ、かまぼこ、ワカメ、葱、にんじん
ポイント: 2008年北京オリンピック正式カップラーメンに認定
キャッチコピー: 「大満足!」
【日本人評】
○ さっぱり味。でも札幌塩ラーメンには負けるかな~。
○ あっさりシーフード味。今日食べたラーメンの中で、一番おいしい!
○ うす塩のあさりスープのような味。見た目の予想を裏切らない味です。
○ 海鮮の味がそこまで強くないから、塩ラーメン食べたくなったらコレだな。

【中国人評】
○ 麺は普通。小エビが入ってた! いいね!
○ 味が濃い。でも魚の味はしないよ。
○ 海鮮の味がする。私の好きな細麺!
○ 麺もスープも普通~。

★辛/辣白菜
ご存じの方は多いと思いますが、韓国はノンシム社の “ 辛ラーメン ” の白菜キムチ味をご紹介! 実はこれ、ナビスタッフの間では定番中の定番カップ麺なんですが、人によって辛さの評価はまちまち。辛いのが苦手な方は、粉末スープの量を調節してくださいね。
会社名: 農心 NONG SHIM
価格: 5元
内容量: 117g
かやく: 白菜、葱
ポイント: 正統派韓国の味
作り方: 粉末スープを麺にあけたら、容器の内側の線までお湯を注いで4分待ちます。
【日本人評】
○ うまい! からい! 飲み干したい!
○ この麺は、他社のカップ麺とは違うおいしさがある。
○ 韓国の味。
○ 食べ慣れてるので、食べやすい。
○ スープ飲むと、辛ー! でもやみつきになる。白菜の酸っぱさがいい感じ。

【中国人評】
○ ピリ辛でさっぱり。少ししょっぱいのが唯一残念。
○ 麺がシコシコ。スープの味は、辛いもの好きにはたまらない!
○ 初めて食べたんだけど、思ったより辛くなくて、おいしかった!
○ なんかトマトみたいな味がする。酸味のせい?
○ これは、家に常備されています。だっておいしいもん!

なかなか辛口評価なナビスタッフが6種類を食べ比べた結果…、

今麦郎の “ 骨湯弾面 濃湯牛肉 ” が1位に輝きましたー!
次点は、統一の “ 来一桶 鮮蝦魚板面 ” です。
今回は、コンビニで手に入るカップラーメンをご紹介しましたが、上海ではまだまだいろーんな種類のカップ麺が手に入るので、みなさんも食べ比べを楽しんでみてくださいね。カップ麺って、ご当地ものをお土産にしても結構うけるアイテムだったりするんですよ。以上、おなかいっぱいの上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-07-01

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