上海発のロングセラーから有名ブランドの中国限定モデルまで!上海土産にスニーカーはいかが?
こんにちは、上海ナビです。
ここ数年、上海ではご当地スニーカーがブーム。日本ではなかなか手に入らないものも多く、日本上陸前に欧米に進出して人気を得ている中国ブランドもあったりします。ナビも上海に来てから完全にスニーカー派になりました(とにかく街を歩くから、という理由もありますが)。ということで今回は、お手頃価格のローカルスニーカーからコレクションしたくなる中国のブランドスニーカーまで、一挙にご紹介したいと思います♪
上海のスニーカー事情
ナビの主観ですが、上海は日本よりもスニーカー派が多い気がします。地下鉄の駅や車内などで意識して見てみると、8割くらいがスニーカー! 服装が自由な職場が多く、スポーツジム、ヨガやダンス教室などの敷居も日本より低めだからなのかも。街行く女子のファッションを見ていても、スポーツカジュアル系が日本よりも多いようです。
詳しい人、マニアが多い!
また、日本とは比べものにならないほどNBAの人気が高いこと、英語が堪能な10〜20代が多いので、リアルタイムで欧米のポップカルチャーが入ってくることなどもスニーカー好きが多い理由だと言えます。限定スニーカーなどが出ると中国人の買い占め、転売が問題になったりしますが、それだけ人気があるということですよね。
国産スニーカーブームがきています
2019年現在は、国外の有名人が中国ブランドに注目し始めたためか、国産スニーカーが勢いに乗り始めています。日本ではなかなか手に入らないものも多いので、上海滞在中はぜひチェックを!
このブランドがすごい 2019〜2020年版
それでは早速スニーカー好き、スポーツ好きのための上海土産、自分用土産にぜひお勧めの中国スニーカーをご紹介したいと思います。各ブランドの下には、2019年現在ショップが入っているモール、旗艦店がある通り、エリアをリンクしています。
※2019年秋現在販売されている商品を掲載しています。デザイン、店舗の場所などは変わることがあります。
専門店の名前は「Culture Matters」
Feiyue(フェイユエ)上海でもっとも歴史のあるスニーカーブランドです。創業はなんと1920年。カンフーシューズをベースにした、やわらかくて履きやすいスニーカーです。フランス、イギリス、ベルギーなどにも進出しているそうで、欧米人の間では定番の上海土産になっているよう。「コンバースは幅が狭くて痛い」という方(ナビもです!)にぜひお勧め。一足150元前後という安さも魅力です。中国企業らしく、ハイスピードで意外なデザインの新商品が次々出てくるのも人気の理由。
中国を代表するスポーツメーカー
李寧(LI-NING/リーニン)「体操王子」と呼ばれた元金メダリスト・李寧が経営する、中国を代表するスポーツブランドです。街でも目立ちそうな、スタイリッシュでメカニカルな個性派デザインのスニーカーが人気。サイバーパンク映画の登場人物が履いていそうな、若いデザイナーがのびのび作っていそうなスニーカーです。ファッション性が高いシリーズ以外にも、卓球シューズ、バドミントンシューズなど中国が強いスポーツの専用シューズを多く扱っているのも特徴です。
豫園商城内に旗艦店があります
安踏(ANTA/アンタ)スニーカーとスポーツカジュアル系ファッションをメインにしているブランド。オリンピックの中国代表のユニフォームを手がけていることでも知られています。2019年現在は、NBAのスター選手、クレイ・トンプソンとのコラボ商品が話題。バスケットシューズに力を入れているようです。旗艦店は豫園商城内の「天裕楼」という建物内(旧校場路159号)にあるので、観光がてら立ち寄ってみてください。
路地裏に店舗が。写真は南京東路裏手の浙江中路431号のお店
回力(ウォーリア)創業は1927年という上海発の老舗ブランド。長らく上海人には「ダサい運動靴」と言われ、破産寸前だったそうなのですが、最初に紹介した「Feiyue」と提携。その後、映画『ニューヨーク、アイラブユー』(2009年)でオーランド・ブルームが「Feiyue」を履いていたことで海外にて売れに売れ、息を吹き返したという逸話があります。最近は機能的でおしゃれなものも出していますが、箱は「ダサ運動靴」時代のデザインのまま。これ、このまま変えないでほしいな〜。
「特歩」は「永安百貨」の4階に店舗を発見
そのほか、注目の中国ブランドには「匹克(ピーク)」「361度」「特歩(エクステップ)」などがあります。ただし上海を販売拠点にしていないからなのか、市内には実店舗がほとんどない……(郊外の商店街やローカルデパートにはちらほら)。北京など他都市に行かれる方はチェックしてみてください。今回は「上海スニーカー(上海市内で簡単に変えるブランド)」の記事なので、採り上げないことにします。ご了承ください。
定番メーカーの中国限定モデル
やっぱり知りたい、日本でも人気のあのブランドの中国限定品。売り切れで店頭にないこともありますが、出会えたらラッキーです。こんな限定品があるということだけでも知って帰ってください。
スニーカー好きなら絶対行きたいお店。日本未進出の店舗形態です
ナイキ上海とNYにしかない店舗形態「ナイキ・ハウス・オブ・イノベーション」(「世茂広場」内)は必見。ここに行けば、ナイキが中国で展開しているスニーカーのすべてがわかります。3階のスニーカーラボでは好きな色などを選んでカスタマイズすることもできるんですよ。
カスタマイズできるコーナー。奥で職人さんが待機しています
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スニーカーの製造技術や素材に関する展示コーナーも
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中国限定品として話題なのは「スーパーフライエリートCR7」。漢字がデザインされたC・ロナウドとのコラボモデルです。が、店頭にはありませんでした……。2019年秋現在展示されていたのは、「注意安全」という漢字が入っている上海限定モデル。ほかにもこんな商品が見つかりました。女性向けも充実しています。
ナイキはこのモール内にも入っています。
南京東路の人民広場側にある大型店です
アディダス南京東路の旗艦店(「世茂広場」向かい)に行ってみましょう。こちらも中国限定スニーカーの宝庫なんですよ。
2019年秋現在、日本でも販売されているランニングシューズ「ウルトラブースト」の中国各都市モデルが出ています。上海は都会的なデザインに石庫門のワンポイント、成都は辛そうな四川料理カラーで火鍋のワンポイントが。広州は粉ものカラー(点心のワンポイント入り)? わかる人にはわかる絶妙なデザインで、ちょっと欲しくなってしまいました。意外におしゃれでかわいいかも。
アディダスが入っている主なモールはこちら。
ニューバランス
ほかにも街の中やモール内を歩いているとこんなブランドのショップが見つかります。日本と違ってスポーツ用品店や靴屋さん、ABCマートのような専門店ではなく、スニーカーはそのブランドの店舗で買うのが上海式。中国限定品探し、ぜひ楽しんでみてください。外資メーカーのものは日本よりやや高めの値段設定ですが、春節、国慶節などの祝日や季節ものの入れ替え時期は7〜5割引きになっていることがあります。
いかがでしたか? 気になるスニーカーはあったでしょうか。上海でのスニーカー選びはとにかく遠慮は無用。中国語か英語ができれば店員さんと交流し、試し履きもとことんして合う一足を見つけてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-11-07