上海エンタメ地図

上海の主要コンサート会場はココ! チケット購入方法や場所を覚えて地元のファンと感動を共有しよう!

こんにちは、上海ナビです。
香港や台湾の人気アイドルはもちろん、欧米や日本、韓国のトップミュージシャンたちが毎月のように公演に訪れている上海。中国でのコンサートって、ほかの国よりちょっぴり規制が厳しい分、大物ミュージシャンのワールドツアーでは曲目や衣装が上海でだけ違っていたなんていうこともありますよね。ファンの反応や会場の様子など、報道も多いと思いませんか? 今回ナビは、「日本で見るのとは違う、あのアーティストのライブを上海で見る方法」を皆さんに伝授したいと思います!

ライブ情報&チケット入手法

大物のライブ決定は日本でも報道されます。

大物のライブ決定は日本でも報道されます。

<情報収集>
上海でのライブやコンサート情報は、開催日の2ヵ月〜数週間前にネットに掲載され始めます。アーティスト名に「上海演唱会」をつけて検察すれば出てくるはず。大物アーティストなら日本でも決定と同時に報道されますよね。『上海ナビ』でも「今月の上海」の記事やニュース欄でお知らせしているので参考にしてみて下さい。日本人アーティストなら公式サイトでの発表もあるハズです。
あのアーティストが中国語をしゃべるかも!

あのアーティストが中国語をしゃべるかも!

<チケットの入手方法>
1、ファンクラブなどを通して購入
日本人アーティストの場合、ファンクラブ会員を対象とした先行販売や上海ツアーを企画している場合があります。熱心なファンの皆さんなら、ナビの説明を読むまでもないかもしれませんね。たとえば2011年11月現在、ラルク・アン・シエルが2012年3月の上海ライブ情報をすでに公式サイトで告知しています。

2、現地サイトで予約
ナビがよく閲覧しているのは『中国票務在線』というチケット予約サイト。トップページの右上の「日語」をクリックすると日本語が表示されます。ユーザー登録をして希望のチケットを予約すればOK。国際送金でも支払えるそう。詳しくは「はじめての方」をクリックしてみてください。同じく日本語表記のある現地チケット予約サイトでは『一票通』もオススメです。メリットは、ジャニーズ系アーティストのチケットが日本よりも取りやすいこと。2008年に嵐の上海ライブに行ったという方は、現地サイト手配の方が多かったのではないでしょうか。
会場のチケット売り場。

会場のチケット売り場。

3、会場で購入
売り切れてしまっている場合もあるので「賭け」になりますが、スタジアムなどのチケット販売ブースでも開催日の1ヵ月前くらいから販売しています。直接窓口で購入するのは安心感がありますが、会場に2回足を運ばなければならないのと、開催日の1〜2週間前には現地に着いて購入しておきたいというのが旅行者にはネックかも。当日券はほぼ入手することはできません。
開場前の様子。

開場前の様子。

<ここに注意!>
1、ダフ屋と偽チケット
コンサート会場に行くと多数のダフ屋に声をかけられます。正規の値段より高く売られている上に、偽チケットをつかまされることも。買って入場口で偽チケットであることが発覚すると入場できません。払い戻すにも、人ごみの中でさっきのダフ屋を探すことはできないでしょう。入場できず入り口で頭を抱えている人には、欧米系アーティストのライブにやってきた欧米人に多いようです。現地の事情を知っておけば巻き込まれることはありませんね。
熱狂は日本以上!

熱狂は日本以上!

2、会場でのマナー
地元上海のお客さんは、会場内での写真撮影、飲食、携帯でのおしゃべりを割と普通にやっています。日本のライブ会場でマナーを叩き込まれている私たち日本人にしてみたら、ちょっとイラッとしてしまうかもですが、お国柄だと割り切りましょう。その分、熱狂は日本のコンサート会場以上。日本人アーティストのライブでは、日本語での大合唱が起こることもあるんですよ。
海外からコンサートだけのために来るファンも多数います。

海外からコンサートだけのために来るファンも多数います。

3、帰りの足を確保しておこう
コンサート会場付近では、数千人が一斉に帰るためタクシーはほぼ捕まらなくなります。地下鉄もギュウ詰めに。また、開演時間が遅い上海のコンサートは、帰る目的地によっては終電を逃すことも。コンサートをメインに旅を計画するなら、会場から徒歩圏内のホテルを予約するか、またはチャーター車を頼んでおくのがオススメです。ナビの経験では、ローリング・ストーンズのライブは観客の8割が欧米人でした。海外からそのためだけに来る人もかなりいるので予約はお早めに。

主なコンサート&ライブ会場はココ!

上海メルセデス・ベンツ・アリーナ

収容人数:18000人
過去公演した人:イーグルス、アッシャー、ジェームス・ブラント、フェイ・ウォン(王菲)、スーパージュニア、AKON、シルク・ドゥ・ソレイユ

2010年冬から本格的にコンサート会場として使用され始めた上海万博の建築物です。世界的に有名なアーティストを中心に大規模なイベントが開かれていて、2011年のアイススケートショーでは荒川静香もここで滑りました。万博会場跡はもちろん、アリーナ内の展望台、シネコン、充実レストラン街なども散策できるので、公演は夜でもぜひ昼間から出かけてみて下さい。
上海大舞台

収容人数:18000人
過去公演した人:ボブ・ディラン、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョン、アヴリル・ラヴィーン、スウェード、クランベリーズ、嵐、浜崎あゆみ、安室奈美恵、チャゲ&飛鳥、X JAPAN、W-inds、少女時代

国内外のトップミュージシャンたちが歴史に残るコンサートを開いているインドアスタジアム。東京でいえば、日本武道館でしょうか。1975年竣工と、建物としては古いのですが、いまも毎月のように大物がコンサートを開催しています。市中心地から近く、周辺にホテルもあるので旅行者にも行きやすい場所。
上海体育場

収容人数:50000人
過去公演した人:レスリー・チャン(張国栄)、アンディ・ラウ(劉徳華)、ジェイ・チョウ(周傑倫)、ワン・リーホン(王力宏)、リンキンパーク

上海最大の野外スタジアム。「上海八万人体育場」とも呼ばれ、上海大舞台の隣りに位置します。香港や台湾のトップアイドルが多数コンサートを開催していているほか、サッカーの国際試合が行われることも。上海大舞台同様、行きやすい立地も魅力です。
虹口サッカー場(虹口足球場)

収容人数:35000人
過去公演した人:リッチー・レン(任賢斉)、ジョリン・ツァイ(蔡依林)、アーロン・クォック(郭富城)、東方神起

魯迅公園エリアに位置するサッカー場で、こちらも香港、台湾、韓国のトップアイドルを中心にコンサートを開いています。また、上海が本拠地のサッカーチーム「上海申花」のホームグランドとしても使われていて、日本のJリーグチームとの交流試合が開催されることもあるんですよ。
上海国際体操中心

収容人数:4500人
過去公演した人:ビョーク、バックストリート・ボーイズ、ABBA、VAMPS、LUNA SEA

一階に庶民派スーパー「TESCO」、向かいに茶葉市場「天山茶城」があるローカルエリアのインドアスタジアム。欧米の有名アーティストから日本のビジュアル系まで、さまざまなアーティストが公演しています。普段は体操や卓球などの試合に使われることが多いよう。

ライブハウスで盛り上がろう!

地元のロック、パンクバンドから上海在住外国人のバンドなど、さまざまなミュージシャンが出演している上海のライブハウス。ここ数年の間では、くるり、大友康平、雅-MIYABI-、toeなどの日本人アーティストも上海のライブハウスでイベントを開催しています。開演時間が日本よりも遅いこと(20時〜21時スタート)、ドリンクは別料金のところが多いのでご注意を。スケジュールは各ライブハウスのサイトを見るか、直接問い合わせてみましょう。

クラシックやミュージカルはここで

ニューイヤーコンサートやロシアのバレエ団、ブロードウェイミュージカルの公演も多い上海。ユンディ・リ(李雲迪)やヨーヨー・マ(馬友友)など、中国出身の演奏家に興味を持っている方も覚えておいてくださいね。小澤征爾、久石譲などがプロデュースするオーケストラの演奏会も定期的に開催されています。クラシック音楽、バレエ、オペラ、ミュージカルを鑑賞するならこの会場へ。

位置関係をおさらい

目的地までの行き方、付近のホテルは事前にチェックを。

いかがでしたか? お気に入りのアーティストの上海ライブが決定したとき、旅行の日程中にちょうど気になるアーティストのコンサートが予定されていたときなど、ぜひこの記事を思い出して会場まで出かけてみて下さい。上海人のファンたちと熱気や感動を共有すれば、上海の街自体にも親しみを感じるかもしれません。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-01-05

ページTOPへ▲

その他の記事を見る