5月の上海 【2022年】

レジャーシーズンだけど、引き続きロックダウン中。初夏の上海の最新情報。

こんにちは、上海ナビです。
3月末までは想像もしていなかった長期ロックダウン。ナビが住む地域は「封控区」になっています(4月下旬現在)。微信のモーメンツやグループチャットに疲れ果て中のナビは、なるべくスマホを遠ざけて、音楽、本、映画、お笑いで頭のなかを満たしている日々です。公的機関や大手企業とのつながりもない旅行情報サイトな『上海ナビ』。なので役に立つことは何もできないけれど、工場や店舗が稼働できずに困っている人、感染してしまった方(5〜6日で陰性になる例が多いです。大丈夫です)、心配ごとがある方々の気持ち優先で記事を更新していきたいと思っています。
5月の上海の風景です。
本当なら旅シーズン。天気のいい日が多め

本当なら旅シーズン。天気のいい日が多め

でも、小区内での検査の日々

でも、小区内での検査の日々

生ビール、もうどのくらい飲んでないかな

生ビール、もうどのくらい飲んでないかな

でも、人がいない上海の路地裏は、

でも、人がいない上海の路地裏は、

絵になると

絵になると

思います

思います

カレンダー編

5/1(日) 労働節
今年は4月30日〜5月4日の5連休になります。といってももちろん旅行は無理だし、小区の封鎖が完全に解除されるかもまだ不明。街歩きや公園散歩、カフェでのお茶くらいはできるようになっていますように……。
5/8(日) 母親節
中国も母の日です。ロックダウン中、配給や抗原検査キットを配ったり、小区のグループチャットの発足や買い物の取りまとめをしてくれていたのは、ナビの地域では全員女性でした。街道や居委会のトップもみんな女性でした。全員パワフルでやさしい人ばかり。多分、ほかの地域もそうなのでは。彼女たちがいなかったらどうなっていたことか。上海のお母さん世代はすごい人ばかりだと思います。

お天気・気候編

4月を過ぎると、春の短い上海はもう夏に突入。上着なし、半袖でもOKな日が増えてきます。

<平均気温>
初旬 17℃  中旬 20℃  下旬 22℃
<最高気温—最低気温>
初旬 15-22℃  中旬 18-24℃  下旬 19-26℃
<平均降水量>
初旬 2.4mm  中旬 2.1mm  下旬 3mm

5月のエンタメ情報

※4月下旬現在、各施設とも閉館中です。中止または会期が延長される場合があります。

中西夏之展
会場:龍美術館(西岸館)
日時:2022年5月8日まで
ナガオカケンメイ展
会場:明珠美術館
日時:2022年5月29日まで
Mr Doodle展
会場:Chi K11美術館
日時:2022年6月5日まで
歌川広重展
会場:遇見博物館
日時:2022年7月3日
ボッティチェリとルネサンス展
会場:外灘壹号
日時:2022年8月14日まで
奈良美智展
会場:余徳耀美術館
日時:2022年8月31日まで

5月の上海最新情報

今年初めに閉鎖されてしまったメタバースSNS「啫喱(ジェリー)」。再開してほしいな

今年初めに閉鎖されてしまったメタバースSNS「啫喱(ジェリー)」。再開してほしいな

<求開発&実用化>
ロックダウン中、「あったらいいな」と思ったものは宅配のドローン。これ、けっこう前に試運転か何かのニュースを見た気がするのですが、配達員が足りない今こそ上海で導入すべきでは? と思いました。最初は「1kgまで。割れ物不可。高齢者、病人、子育て世帯優先」とかで全然OK。必要な薬などがベランダとかに届いたらすごく便利だと思います。ロボットや無人運転での配送も、ニュースで見るだけでまだまだ全然実用化はされていないんだなー、と今回改めてわかりました。

あとはメタバース。微信遠ざけ生活中のナビとしては、反応がなくても無事だということがなんらかの形で伝わってほしい。テンセントミーティングやZoomも、「決められた時間に番号を入力して入る」ということがとにかくだるい(心底面倒くさがり)。なので、誰が何をしているか見られるような仮想空間が微信のなかとかにあったらいいなーと。人恋しくなったらリビングや公園的なところに行く、みたいな。ナビは、朝から晩まで自分の空間で本とか読んで、そのほかは寝ているかもですが……。
1990〜2000年代のレトロ上海ブームが、ナビの周りだけに勝手に到来中

1990〜2000年代のレトロ上海ブームが、ナビの周りだけに勝手に到来中

<ナビのマイブーム>
ここ数か月の間に、2000年代前半までの上海の話をする機会がなぜか重なったナビ。なので、当時から上海にいた人がそのワードを聞くだけで一気に当時にトリップできる言葉を脳内でリスト化中(暇です)。

たとえば、ジャスコ、シャロン、真鍋、ロジャム、イトキン、エスプリ、VCD、華亭路、テキーラママ、Park97、O’malleys、ギャラクシー、シメジ、伊勢丹の10階のカラオケ、YYs……。

その流れで、当時からあって今も現役の施設、お店の『上海ナビ』掲載スポットもリスト化してみました。脳内時間旅行へ、ぜひ。

5月のピックアップグルメ

配給でよく来る莴笋(茎レタス)と炒めてみました

配給でよく来る莴笋(茎レタス)と炒めてみました

腊肉
ロックダウン中いろいろなものが配給されましたが、ナビの地域で配られたもののなかでいちばん重宝したのが腊肉。四川式の燻製肉です。日持ちする、ほんの少しでご飯もお酒も進む、調味料にもなる、炒めるときに油を敷かなくていい、洋食や和食にもアレンジ可能と、とにかく万能。これまでは四川料理店、湖南料理店などで、たまに炒めものに入っているくらいの存在感で、まったく気にしていない食材でしたが、今後は普段の料理に使う分と保存する分の常備二つ、自分でも買うと思います。ロックダウンで見直した食材No.1でした。

いかがでしたか? まだまだ収束まで時間がかかりそうで、仕事、収入、感染しないかどうかなど、不安な日々を送る在住者の方もたくさんいるのでは。ナビもずっとそうです。そんななか勇気づけられたのが、陽性になったアーティストの友人が撮った動画。隔離施設に楽器を持って行って、ベッドの上で演奏しつつ、同じ隔離施設のおじさんたちと交流しているシーンでした。無症状で、無事回復しているそうでよかった……。一刻も早くみんなが回復し、事態が収束しますように。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2022-04-28

ページTOPへ▲

その他の記事を見る