上海の秘境☆大特集

一般旅行者は行かない!? 辺鄙な場所の変わった見どころ総まとめ。

こんにちは、上海ナビです。
上海市の総面積は6,340㎢。数字だけだとあまりイメージできませんが、実は広さは東京都の約3倍もあるのだそう。地下鉄の路線が増えてもまだまだ路線バス頼みの場所もたくさん残っていて、市内だけでも充分冒険や旅気分を味わえてしまいます。ということで今回は、一般旅行者があまり行かない、知らないスポットを大捜査。「ガイドブックに載っていない場所に行きたい」という方必見です。

バスを乗りこなそう

バスを乗りこなそう

出発前に
まずは下にリンクした路線バスの乗り方をマスターしましょう。小銭がないと困るので、交通カードも用意すると便利です(上海郊外はタクシーがつかまらない場所が多いのでバス頼みになります)。バスの最終の時刻が市内より早いのも要注意。また、稀に食堂や売店がない場所もあるので飲み物やおやつも持参を。
コンビニはもちろん、食べ物屋さん自体ない場所もたくさんあります コンビニはもちろん、食べ物屋さん自体ない場所もたくさんあります コンビニはもちろん、食べ物屋さん自体ない場所もたくさんあります

コンビニはもちろん、食べ物屋さん自体ない場所もたくさんあります

ナビお勧めの秘境10選【2020年版】

それでは早速、ナビお勧めのスポットをご紹介していきましょう〜。
金澤古鎮

路線バスは一日6本、売店や食堂もなく、散策する人もほぼいない古鎮です。「観光化されていないということはこういうことか!」と思い知ることができる場所かも。村自体には約1000年の歴史があり、江南地方独特の古民家(漆喰の白壁と黒瓦)、運河に石橋がかかる風景を堪能することができます。
古い石橋が点在

古い石橋が点在

人がいません

人がいません

地味なお寺があります

地味なお寺があります

南匯嘴海観公園

上海の果て、最東端に位置する海浜公園です。上海は海沿いの街なのですが、市街地から海へ行くにはかなり遠いんです。海沿いの雰囲気は、なんだかサスペンスドラマに出てきそうな雰囲気。防波堤の向こうに水平線が広がっています。季節外れに行くとかなり寂しい場所。秘境感が漂っています。
水平線が広がります

水平線が広がります

この路線バスだけが命綱

この路線バスだけが命綱

麓の村です

麓の村です

天馬山周辺

標高98mのプチ登山スポット「天馬山」。ナビのお勧めは、その南側の麓に佇む商店街(斜塔路周辺)です。商店街と行っても観光客向けではなく、バラックのような雑貨屋や八百屋が軒を連ねている感じ。その商店街を少し抜けると川があって、見上げると天馬山があって、田舎の風景そのもの。上海市内とは思えない風景に出会えます。
お勧めは斜塔路の街並みです。つげ義春の漫画みたいな風景 お勧めは斜塔路の街並みです。つげ義春の漫画みたいな風景 お勧めは斜塔路の街並みです。つげ義春の漫画みたいな風景

お勧めは斜塔路の街並みです。つげ義春の漫画みたいな風景

復興島

1930年代に黄浦江に造られたという人工島。1949年に蒋介石が滞在していたという洋館や、戦時中に日本軍が使っていた軍用倉庫、文革時代のスローガンが壁に残っている工場などが点在し、独特な雰囲気。真ん中には「復興島公園」という、寂しい雰囲気の公園があります。ただし今後は再開発し、レジャーアイランドにする計画があるそう。行くならお早めに。
70〜80年代の上海が残っている島 70〜80年代の上海が残っている島 70〜80年代の上海が残っている島

70〜80年代の上海が残っている島

練塘古鎮

人が少ない水郷を目指すならここもお勧め。約1000年の歴史を持つ運河沿いの街です。「金澤古鎮」に比べると食堂が1軒あるので休日はやや賑わっていますが、一歩路地に入ると別世界のような静けさを味わえます。文化財に指定された建造物もあるのですが、まだ普通に地元の人が住んでいるので見学はできません。
文化財建築が並ぶ通りや古い路地を散策できます 文化財建築が並ぶ通りや古い路地を散策できます 文化財建築が並ぶ通りや古い路地を散策できます

文化財建築が並ぶ通りや古い路地を散策できます

上海呉淞炮台湾国家湿地公園

中国を代表する河川といえば長江(揚子江)。このほとりにある公園です。この公園から対岸までの最短距離の川幅は約16km。真ん中にある中洲の島・長興島や崇明島でさえ肉眼では見えない広さです。川沿いは自然のままの湿地帯になっていて、冬は渡り鳥が羽を休めにくるそう。荒涼とした風景は地の果てのような雰囲気です……。
荒涼とした雰囲気。探検を楽しめます 荒涼とした雰囲気。探検を楽しめます 荒涼とした雰囲気。探検を楽しめます

荒涼とした雰囲気。探検を楽しめます

三林塘

昔ながらの郷土料理や龍の舞で有名な古鎮です。祝祭日や民間行事の日は賑わいますが、それ以外の平日はとても静か。川沿いの古い住宅街をのんびり散策することができます。観光客向けではなく、昔からその地にある食堂や職人の工房がそのまま点在しているのも魅力。初心者向けの郊外スポットです。
郷土料理と気ままな散策を楽しめる場所 郷土料理と気ままな散策を楽しめる場所 郷土料理と気ままな散策を楽しめる場所

郷土料理と気ままな散策を楽しめる場所

三元宮坤道院

異文化に触れるならここ。1728年に創建されたという道教寺院です。坤道とは女性道士のことだそうで、境内にいるのは青い道服に長い髪をたらした女性たち。道教の神様たちの塑像やお供え物の料理、音楽のような独特なお経など、めずらしいものがいっぱい。市街地からは離れていますが地下鉄で行けます。
異文化なものがてんこ盛り 異文化なものがてんこ盛り 異文化なものがてんこ盛り

異文化なものがてんこ盛り

東方鳥会

上海の北郊外・宝山区にある広大な自然公園「顧村公園」の一角にあるバードパークです。公園自体がとにかく広く、平日は不安になるほど人がいないのですが、ダチョウやエミューたちと触れ合える穴場。湿地や池のある元の地形を生かして造られています。植えられている柑橘類の木から鳥たちが勝手に実を食べていたり。自然に生活する鳥を観察できます。
大型の鳥と触れ合えます。日本人は来ないと思うのに、案内板に日本語表記あり 大型の鳥と触れ合えます。日本人は来ないと思うのに、案内板に日本語表記あり 大型の鳥と触れ合えます。日本人は来ないと思うのに、案内板に日本語表記あり

大型の鳥と触れ合えます。日本人は来ないと思うのに、案内板に日本語表記あり

川沙古鎮

比較的観光化されてはいるのですが、意外と知られていない城壁のある古鎮。ここのポイントは、文革時代そのままの雰囲気を残している食堂が残っていることです。円卓で地元中高年がわいわいやっている感じなので、少人数で初めてだととても入りにくい! ほか、骨董店、中高年向け洋品店など、地元の人が趣味でやっているようなお店が多いのが魅力です。
国営食堂や城壁など、意外と見どころがいっぱい 国営食堂や城壁など、意外と見どころがいっぱい 国営食堂や城壁など、意外と見どころがいっぱい

国営食堂や城壁など、意外と見どころがいっぱい


意外と知られていないスポット枠ではここもお勧め!

いかがでしたか? 気になる場所はあったでしょうか。2006年から上海の見どころをコツコツ探している『上海ナビ』ですが、現地の人の口コミやSNSを見ているとまだまだ未知の場所がたくさんあるようでネタはつきません。皆さんからの「こんな場所を見つけた」「話には聞いたけど行き方がわからないので見てきてほしい」などのご要望もお待ちしています♪
以上、上海ナビがお伝えしました。 
関連タグ:郊外旅行

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2020-03-05

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