街歩きとグルメの定番スポットも日々進化中! 今年の楽しみ方と新しいお店を一挙にご紹介♪
こんにちは、上海ナビです。
「新天地」といえば、上海では外灘や豫園に続く定番観光スポット。ガイドブックでは巻頭で紹介されていますし、一度は行ってみたい人気店もこのエリアに集まっています。でも、そこは上海。定番観光地でもどんどん変化していて、2013年も新しいお店が激増中。常に目が離せない場所なんです。いったいどんなお店ができているのか、最近はどんなふうになっているのか、早速出かけてみることにしました!
2013年オープンのお店をチェック(6月下旬現在)!
こんなお店が登場していました。「堯陽茶行」「鴻禧茶居」など、ガイドブックに必ず載っていたあの有名店たちは今年閉店しています。ご注意を。
ドイツ発のベーカリーカフェ「LIND」
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フォトギャラリー「XMJ」
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ナビ注目の新店はこちら! 香港発の中国茶専門店「福茗堂茶荘」です。「新天地」ではお馴染みだった「堯陽茶行」に代わって登場したお店で、高品質な茶葉と種類豊富な茶器類が人気。パッケージが素敵なので、そのまま贈り物として使うのにはぴったりの商品が揃っています。高級でちょっと値は張るけど、「ツアーなので茶葉市場に行けない!」「食事やお酒ついでにお土産調達もしたい」というときに便利♪
「新天地時尚」篇新天地の南側(南里)にあった「L」字型のショッピングビルは、つい昨年まで名前がありませんでした。とりあえずナビも「南里にあるビル」などと呼んでいましたが、最近になって地下鉄10号線「新天地」駅に直結しているショッピングモール「新天地時尚」と同じ名前の看板が登場。連絡通路でつながり、同じ管轄のショッピングビルになったということですね。
この中にも新しいお店が登場しています。「新天地」駅を出たところに店舗があって目立っていた日系雑貨店「フランフラン」は7月末で閉店とのこと。日系カフェ「アフタヌーン・ティー」も閉店していますのでご注意ください。
香港料理や洋食が揃う「摩羅街」
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日本のセレクト文具と本「物心」
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また、モール内には空きスペースにお土産ブースが登場。手作り石けん、陶器、斬新パッケージのお茶など、ほかにはないオシャレなお土産に出会えるかも。
「新天地」周辺篇
まだまだ開発中の場所やオープンしたばかりのショッピングモールが多い新天地周辺。ナビの注目店は、アートとショッピングモールの融合という新しいコンセプトのビル「K11」と、隠れ家和食店「花籠味」です。ほかにも周辺には徒歩で行けるこんな場所があるんですよ。
「黄陂南路」駅に直結しているモール「K11」
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これからお店が増えそうな「九号商場」内の「花籠味」
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老舗に行こう!
「新天地」のお店の入れ替わりが早いのは、年々店舗の賃貸家賃が上がっていることにあるようです。そんなこともあって、このエリアではオープン10年で「老舗」と呼ばれることも。本当に人気がなければ「新天地」で長年お店を維持することは大変なのです。ということで、2001年の新天地竣工から今も変わらず人気を得ているお店をご紹介。ナビのお勧めはこの2店です。
<夜上海>「甘辛で脂っぽい上海料理は苦手。でもこの店は別!」「上海料理を食べられない香港人が、このお店は好きだって言ってました」など、ナビ周辺でも良い口コミをたくさん聞く「夜上海」。夜は静かなジャズの生演奏があり(2階席)、予約は必須のお店です。上海蟹のシーズンに行くのもお勧め。ローカルなお店にはなかなかない「冷えた紹興酒」も人気です。スタッフの定着率が上海なのにすごく良くて、いつ行っても同じ店員さんが迎えてくれるのがナビの贔屓にしている理由かも。
<TMSK>瑠璃ガラスを使ったきらびやかなバーカウンター、工芸品として美術館に並んでいそうなカクテルグラスなど、装飾やカトラリーが必見のレストランバーです。こちらも2階席で定期的に中国楽器の生演奏があるため、ディナーを楽しむなら予約は必須。気軽に利用するならアフタヌーンティーがお勧めです。また、店舗マネージャーがとても気さくで、「別に注文しなくても、見学だけでもいいですよ」なんて言ってくれる人。やっぱり、お店の人が素敵だと自然に人気店になるんですね。
「新天地」内ブーム 【2013年版】
ここ1年で増えたお店、最近の見どころをまとめてみました。
1、高級時計&宝飾店
以前、「新天地」の広報の方から「実は観光地ではなく、地元上海人のライフスタイルに溶け込むような場所を目指してるんですよ」というお話を聞いたことがあるナビ。そのためか、土産物を扱うお店が以前に比べて減り、こういった地元富裕層向けのお店が増えてきました。どのお店もうっかり普段着では入れないような雰囲気が漂っています。何百万円もする時計、上海にも買う方がたくさんいるんです……。
「BLANCPAIN」
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「JAQLIET DROZ」
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「Glashuette」
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「ARTE」
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「ELIE BLEU」
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「CARAT」
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全部高級時計やジュエリーのお店です |
2、アフタヌーンティー
オープンカフェでのんびりするならアフタヌーンティーメニューのあるお店へ。以前から人気はあるのですが、最近ナビが歩いていて思うのは地元女子のお茶シーンが目立つこと。ちょっと前までは欧米人マダムが外席を占拠していました。地元の子は、ちょっと高級なデートとしてカップルで座っているのが普通でした(男子のおごり)。が、今は女子同士気軽に利用している子が多数。決して安くないアフタヌーンティーセット。上海人、ほんとお金持ちになってます。
3、 イベント
ジャズフェスやカウントダウンイベントなど、今までも「新天地」はイベント会場としても機能してきました。でも、ここ最近はイベント開催頻度が高くなっているような気がします。5〜6月には100体のドラえもんがやってきた「ドラえもん博」が、この6月の端午節にはワールドミュージックフェスタが開催されました。
4、ヒストリーを知る
上海在住のナビにとって、「新天地」は食事やお茶で利用する定番の場所。でも、その歴史は? ここができる前ってどうだったの? と聞かれるとけっこう答えられません……。ただのショッピング&グルメスポットではなく、ちゃんと歴史がある場所なんです。リピーターさんも初めての方もまずはエリア内の2大史跡へ行ってみましょう。中国共産党の第一回全人代が開かれた「中共一大会址記念館」と、昔の民家の様子がわかる展示館「石庫門・屋里厢」はぜひ見学を。
古民家博物館「石庫門・屋里厢」
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中国共産党が初の会合を行った「中共一大会址記念館」
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5、外メニューでお店を吟味
前からそうだったのかもしれませんが、ナビが気づいたのは最近。「新天地」内のレストランは、必ず入り口の前にメニューが置かれています。敷地内のお店の統一ルールになったのかも。これなら、どんなメニューがあるのか、予算はどのくらいなのか吟味してからお店を決めることができますよね。
変わっていない風景も
日々進化中ではあるものの、古き良き上海の姿も残っているのが新天地のいいところ。にぎやかなメイン通りをそれて少し奥を探検するとこんな場所が。街並を眺めるなら夕暮れがお勧めです。
いかがでしたか? 行ったことがあるという方も、また歩いてみたくなったのではないでしょうか。ナビが訪れた日も、工事中のお店や閉店後の空き店舗でまだ入居が決まっていない場所もたくさんあったようです。まだまだ素敵なお店が増えそうな「新天地」。今後もナビは頻繁に通ってチェックしつづけたいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-07-16