新店とブームを総チェック! 定番人気の路地裏スポットをくまなく歩いてきました。
こんにちは、上海ナビです。
古い住宅街に小さなショップがぎゅっと集まった「田子坊」は、旅行者の皆さんに常に人気がある場所。先日も、上海に遊びに来たバンコク在住の日本人の友達がこのエリアをとても気に入っていました。ほかの国にはあんまりない、ごちゃまぜな雰囲気を味わえるのかもしれません。ということで今回は、店舗の入れ替わりが早いこのエリアを2年ぶりに総チェック。今年のお勧めを探してみました! 過去記事と比べると、その変わりぶりがわかりますよ♪
※写真、内容は2018年4月現在のものです。
最近の「田子坊」
相変わらず店舗の入れ替わりが激しく、常に変化している「田子坊」。ここからチェーン店へと大進化したお店も多いので、まずは現在の敷地内ブームから見ていきましょう。
ヌガーのお店、「田子坊」内に3〜4軒ありました
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ヌガーと野菜チップブーム数年前までは実演販売のキャンディーショップが人気でしたが、昨年からはそのブームがヌガーと野菜チップにバトンタッチ。専門店が敷地内にたくさんできています。チョコや抹茶、いろいろなフルーツ味の牛軋糖(ニウジャータン/ヌガー)の専門店「不吹牛的牛軋糖」は、店先でいろいろ味見できるのでついついお土産として買ってしまうかも。野菜チップの「青社」も味見可能。ヘルシーさを売りにし、地元女子を引きつけています。
ヌガー。ミルク味でやわらかく、食べやすいです
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こちらは野菜チップのお店。味見できることが最近の定番
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ナビも愛用中
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定番のFeiyue今、欧米人旅行者に大人気の上海土産といえば、上海発のブランドスニーカー「Feiyue」。レトロなデザインと、カンフーシューズメーカーならではの履きやすさ、そして驚きの安さが好評です。なんと、パリにも支店があるのだそう。そんな「Feiyue」のスニーカー専門店が「田子坊」内に2店舗進出。ナビも最近、買った「Feiyue」を履き潰したら次の「Feiyue」を買うというサイクルにハマっています。
↓以下の記事は「田子坊」エリアではない店舗の紹介ですが、参考にしてみてください。
地元女子に人気
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口紅DIY今回歩いてみてちらほら目についたのが口紅のDIYとオーダーメイドができるショップ。お店の奥には色を調合する工房があって、地元女子たちが真剣に眺めていました。手作りの口紅、自分用のお土産にならいいかな。
☆長〜いフライドポテト
フード系のブームは、食べ歩きできる細長フライドポテト。20〜30cmくらいあるフライドポテトに、チーズ、マヨネーズなど好きなソースをかけてもらうもので、常に行列ができていました。
これ、韓国でも流行ってるのかな
そのほかのフード系ラインナップです。韓国式だというアメリカンドック状の食べ物、ココナッツジュース、香港の卵みたいな形のワッフル、SNS映えアイスなどが見つかりました。電球入りドリンクの次くらいに来た点滴ドリンクは既に定番ですよね。
あと、「田子坊」といえばカフェや東南アジア料理のお店が多かったのですが、最近は上海料理のお店、ローカルフードのお店が増加。旅行者としてはこういうの、大歓迎です♪
2018年、「田子坊」に行くならこのお店!
少し来ないだけですぐに新しいお店がオープンしている「田子坊」。ガイドブックも、ウェブ媒体のナビさえも追いつかないスピードで変わるため、「どこのお店がいいのかわからない」という声も聞きます。ということで、ナビ独断で「田子坊のこのお店がすごい! 2018年版ランキング」(ナビ調べ)を決めてみました。
在住チベット人にも人気のお店
1位:多傑拉姆上海市内でも数少ないチベット料理のお店です。お店の人はもちろん、お客さんも上海在住チベット人が多いので、夜が更けると店内にチベット語ばかりが飛び交う状態に! お勧めはチベット地方の高原で自然に育ったヤクの料理。あっさりしていて歯ごたえのある牛肉といった感じで、お酒も進みます。しかも、ドリンクメニューにはチベット伝統の薬酒や、チベット産のクラフトビール「シャングリラビール」も! ナビも行くたびについ飲み過ぎてしまうお店です……。
お土産ならここ
2位:三生川辣椒鋪四川省の成都からやってきた唐辛子調味料の専門店です。上海では2018年春の時点でまだこの一店舗だけとのこと。本場四川の火鍋のもと、麻婆豆腐のもと、花椒などを扱っているので、辛いもの好き、料理好きの人へのお土産探しにぴったり。ナビは「牛肉香菇(牛肉とシイタケ入りの食べるラー油)」がお気に入りです。店内では味見(しかも白ご飯を添えてくれる!)できるので、口に合ったものを買えるというのもポイントです。
思わず見入ってしまう店構え
3位:Rambler Garden敷地内の西側に位置するカフェバーです。レトロな庭付き古民家を使ったお店で、新しいお店ではないのですが、最近になってここのオーナーに話を聞く機会があり、改めてお勧めしたいな、と。この店舗は、上海市内ではとても貴重な清代の建築だそう。昔この界隈に住んでいたお年寄りが、懐かしがって見学にくることもあるそうです。「本物のレトロ」を感じられるお店としてはここが「田子坊」内ではNo. 1。お勧めは初夏の夕暮れの庭先でのビールです♪
そのほかのお勧めは以下。隣接するショッピングモール「日月光中心」内にもナビお勧め店が増えています。ぜひチェックを。
耳かき専門店
最近できて、気にはなるけどナビはまだ行っていないお店はこちら。耳かき専門店、看板にプーチン大統領をあしらった(いいの?)ロシアアイス専門店など、チャレンジャーの旅行者の皆さんにぜひ挑戦していただきたいお店も。
スマホ決済自動販売機
東側のレーンには、スマホ決済のみ対応のお土産自動販売機が! というか、個人経営店の多い「田子坊」では、スマホ決済メインにしているお店が増えています。スピーディーにお買い物したい方は以下の記事でぜひ予習を。
変わらない定番店
真ん中にあるカフェ「コミューン」は、もう10年以上変わらず人気
お店の入れ替わりが早い「田子坊」ですが、長く人気を得ているお店もたくさんあります。定番店もぜひチェックを。2018年現在、老舗だった有名店がいくつか閉店しています。「以前行ったあのお店が掲載されていない!」と思ったら、閉店したと考えて。
日本人旅行者に人気の中国茶のお店「臻茶林」
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「丹」も長いですよね
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古い住宅街の雰囲気を残す場所もまだまだ健在です。路地をどんどん分け入ってみてください。
いかがでしたか? 今回記事で紹介したことも、数ヶ月後には古い情報になってしまうかもしれない変わり続ける街「田子坊」。楽しむコツは、お目当のお店がなくなっていても気にせず気ままに歩くこと。すると多分、新しいお気に入りに出会えます。それと、観光客と地元の若い子で土日はギュウギュウに混み合うので、できれば平日にお出かけください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-05-24