紅焼肉★食べ比べ

上海の名物料理「紅焼肉(豚の角煮)」を人気レストラン5店で食べ比べ!

こんにちは、上海ナビです。
上海の名物料理といえば…そう、紅焼肉(ホンシャオロウ)ですよね!
上海大好きだけど、そんなの見たことも聞いたことも勿論食べたこともないよ!という方のために、今回はナビが人気上海料理レストランの紅焼肉を食べ比べ&徹底解剖しちゃおうという企画をお届けします!

『 紅焼肉とは…?』

“紅焼” は調理法の一種で、肉や魚などを醤油、砂糖などの調味料で煮込むこと。
そして中国では「肉」一字であれば豚肉を指します。つまり紅焼肉とは 「豚肉の醤油煮込み」。

一般的に肉は、皮付き豚バラ肉(五花肉)を使用します。味付けは、醤油(「老抽」という中国のたまり醤油)、砂糖の他、各家庭やレストランによって使用する調味料(酒、八角、桂皮など)は様々です。脂身と赤身肉の異なる味わいの対比が絶妙、上海の代表的な家庭料理なんですよ。

紅焼肉は上海料理の特徴に見られる “甘めで濃厚な味付け” を見事に体現していますが、上記の通り、作り手が違えば味わいも異なる!ということで、食べ比べにも熱が入るというもの!

<それではさっそく…の前にちょっと一言!>
なにやら、“東坡肉(トンポーロウ)” が上海名物だと思っている人が案外多いって噂。 日本では東坡肉のほうが知名度が高いのかもしれませんが、あちらは杭州料理ですよ!味も見た目も似てるけど、別物なんです!
◆ 杭州名物「東坡肉」
宋代の詩人 「蘇東坡」 が、杭州長官を務めていた時期に考案したものだそう。
大きく正方形にカットされた形が特徴的で、レストランでは小ぶりの器に1つだけ上品に盛られて出てくることが多いです。日本のお店ではスライスされているものもありますね。

使う肉は上海の紅焼肉と一緒ですが、大きいブロック肉のまま調理。水でゆでて冷ます→調味料に漬け込む→脂身の面を揚げ炒めしてツヤ出し→カットしてからゆで汁と調味料を加えて蒸す、という、ちょっと手間ヒマかけたお料理です。醤油煮込みなので、紅焼肉の一種とも言えます。
◆ 上海名物「紅焼肉」
本日の主役です!3cm角くらいの食べやすいサイズにカットされています。
ゆでるか、揚げるか、炒めるかして脂を落としてから煮るだけ、今晩のおかずにしたいわ~という時にも、チャッチャッと手早くできちゃいます。
上海人の家庭では、しょっちゅう食卓にのぼるメニューです。

人気5店の紅焼肉を徹底比較!

それでは気を取り直して、有名&人気上海料理店のご自慢の紅焼肉をいただきます!

エントリーNO1:圓苑
圓苑紅焼肉
甘い度 ★★★
お肉が柔らかい度 ★☆☆
ゴハンがすすむ度 ★★☆
見た目イケテル度 ★★★
キレイな紅色はそれだけでウットリ。この照り!ツヤ!の秘密は、最後に煮汁を煮詰めてとろみを出し肉にかけているため。こってり濃厚なタレはけっこう甘いけれど、本当に上品でマイルドな味付けで、ゴハンや他のオカズとも合うんです。煮る前に揚げて脂を落としているので、脂身は弾力のある食感。2~3cm角にカットされた食べやすさといい、見た目の美しさといい、女性ウケする一品ですね。骨つきの部分もあるので、そうでなければもっと食べやすいかも…という意見もあり。
醤蛋 2元/1つ ※オプション
紅焼肉と同じくファンが多い園苑の煮卵は、八角の風味がきいています。黄身までしっかり味のしみこんだ煮卵は、一口目で日本には無い味わいに驚き、二口目でもっと食べたくなり、三口目でトリコになってしまう日本人続出だとか。
圓苑(ユエンユエン 圆苑)
1999年にオープンした上海家庭料理と広東料理のレストラン。現在、上海市内に4店舗ありますが、ナビでは「圓苑・興国店」をご紹介済み。「紅焼肉を食べなきゃ、圓苑に来た意味がない!」とまで言われるほどの紅焼肉の人気は一向に衰える気配無し。

エントリーNO2:1221
百葉結焼肉
甘い度 ★★☆
お肉が柔らかい度 ★☆☆
ゴハンがすすむ度 ★★☆
日本人ウケ度 ★★★
名前に紅焼肉と入っていないので、見過ごしちゃいそうになりますが、上海料理レストランに紅焼肉が無いわけがない!ということで、店員さんに「紅焼肉はありますか」と聞いてサーブされたのが、コチラ。お皿にゴロロンと盛られただけなので見た目の美しさは上記2店には劣りますが、このリーズナブルな値段ではそれも納得。気になるお味は、生姜がキイテいる!ので、日本人の舌にマッチすることうけあい。あっさりした肥肉は3、4回噛めば口の中で消えてしまうほど柔らかで滑らか。
百葉結にも、紅焼肉の煮汁がしっかり染みこんでいます。表面がザラっとした食感でなめらかさはないですが、木綿豆腐がお好きな方にはちょうどよいかも?

1221(ヤオアーアーヤオ)
上海家庭料理以外にも、広東風、四川風のお料理までいただけちゃうオシャレでリーズナブルな上海料理レストラン「1221」。全てのメニューがポーション半分(価格も半額)でオーダー可能なので、少人数での食事にも便利。お昼は20%引でさらにおトクに!

エントリーNO3:保羅酒楼
紅焼肉焼
甘い度 ★★★
お肉が柔らかい度 ★★☆
ゴハンがすすむ度 ★☆☆
見た目のダイナミズム度 ★★★
で、でかいっ!卵とほぼ同じ大きさの角煮に驚き。肥肉は柔らか~いですが、痩肉(ショウロウ 赤身)は硬くもなく柔らかくもなく極普通。甘めのタレはこってり濃厚トロトロ系。「新吉士酒楼」と肩を並べるくらい味は濃いめなのに、それほどゴハンが欲しくならないのはしょっぱくないから?が、ムラ(味の濃いところと薄いところ)があることを発見してしまったので、みなさんは食べる前によくマゼマゼしてくださいね。こういうちょっとアバウトなところも、「ほら、出来たよ!早く食べな!」なんて言う上海の肝っ玉母ちゃんを連想させる感じでいいな。
隕石みたいな見た目の卵が4つくらい入っています。付け合わせには煮卵が多いのですが、こちらは焼卵。焼いているから、表面がプシューと凸凹に盛り上がっていて、実に香ばしくて美味。他にはない食感を楽しめるという点ではポイント高いですが、黄身までタレの味が到達していないのはちょっと残念。

保羅酒楼(バオルオジォウロウ 保罗酒楼) 
気取らず飾らず、家庭料理を思わせる“素朴で美味しいもの”を提供してくれる上海料理レストラン「保羅酒楼」。なにせたくさんメニューがあるので、紅焼肉の影は薄いといえば薄いのですが、ローカル度の高いココなら、ホンモノの上海の味に出会えるかも?!

エントリーNO4:上海姥姥
姥姥紅焼肉
甘い度 ★★☆
お肉が柔らかい度 ★★☆
ゴハンがすすむ度 ★★☆
リーズナブル度 ★★★
トリを飾ってくれるのは、上海姥姥の「姥姥紅焼肉」 です!“姥姥”とは“外婆”と同じく“母方のおばあちゃん”という意味。おばあちゃんの手作り風紅焼肉って名前、新吉士酒楼とかぶっちゃってるじゃん!てツッコミを入れながら、一口食べてあらびっくり!正直、お店のテーブルの色と変わらないほど黒い見た目と、お値段の手頃さから、おいしさは大して期待していなかったのですが、ほどよい甘みと味の濃さでなかなかのおいしさ。突出した特徴はないけれどバランスの取れた味わいで、何より安い!

上海姥姥(Shanghai Grandmother Restaurant 上海姥姥)
上海のおばあちゃんの手作り風のお料理がいただける「上海姥姥」は、2001年オープンで、今年初めにモダンな内装にリニューアル。雰囲気のよさはグッとアップしたけれど、価格はリーズナブルなままっていうのが嬉しいですよね。

5店の紅焼肉を食べ続けたナビ。どれも美味しいとはいえ、正直もうしばらく紅焼肉は見たくないなと思っていたのに、記事を書いていたらまた食べたくなってきちゃいました。

時々、無性に食べたくなるのが紅焼肉。そんなに食べたくなくても、食べたら「あ、やっぱり美味しい~」と感じるのが紅焼肉。なにより上海にいるんだ!と実感させてくれるのが紅焼肉。

そのほかのお勧め店はこちらです。

みなさんも上海旅行に来たらぜひ紅焼肉を味わって、ご自分のお気に入りの味を見つけてくださいね!以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-12-08

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