豫園エリアで3時間レポ☆さおリン編

上海の有名観光地“豫園エリア”でどう過ごす?庭園で癒され、買い物と小吃でテンションUP…盛りだくさんの3時間をレポート!

こんにちは!さおリンです。
上海旅行での必須観光スポットといわれる、豫園エリア。私はというと、豫園商城にはしょっちゅう行くけど、実はその中にある豫園 (庭園) には入ったことないんです。← と白状すると、大概エエエーッ!とびっくりされます。今まで一度も行かずにここまできてしまった自分に自分でもあきれ気味ですが、今回、“豫園エリアで3時間レポート” の指令が下りました。これは、そろそろお庭も見ときなさいよ、って思し召し? というわけで、庭園観光を含めた3時間レポートいってみましょう!

■ 豫園エリアを目指します

今のところ、豫園付近には地下鉄の駅が無いんですよね (2009末年には10号線「豫園駅(仮)」がオープン予定)。私は2号線沿線に住んでるので、地下鉄2号線 + バスでの行き方をご紹介します。よかったら参考にしてください。
1. 地下鉄2号線 「南京東路」 駅3号口を出て、左 (南京東路のホコ天とは逆方向) に進みます。
2. すぐにぶつかる交差点を左折して、「九江路」 を直進。「河南中路」 を越えて、蟹で有名なレストラン 「成隆行 蟹王府」 の前をスルー。
3. 「九江路」 と 「江西中路」 の交差点にさしかかると、右側にミニ公園があります。そこをつっきって、「江西中路」 にあるバス停へ。駅出口から歩いて3分くらいです。
「64」か「801」のバスに乗って、「新北門」 で降ります。たった1駅 (2元) なので、バスに乗り込んだらドア付近の位置をキープ!
こんな景色のところで下車。バスの進行方向とは逆方向に進んで、少し歩けば豫園エリアです!余談ですが、中国語を始めたばっかりの人がタクシーに乗って 「到豫園 (豫園まで)」 と伝えたら、医院 (病院) に連れてかれちゃった! って嘘みたいなホントの話があるんですよ。豫園 yu yuan と 医院 yi yuan 、似て…る?!
肝心の豫園&豫園商城まではもうちょっと。2元均一のお店など、チープ系の雑貨屋が並ぶ小路を抜けていきます。とにかく安さが命!という人は、このあたりで雑貨を物色すると面白いかも。

■ 11:45 ~ここから、3時間カウントスタート!~

「豫園老街」 の入り口に到着しました。ちなみに、左に行くと 「福祐商廈」、右に行くと「福佑路×麗水路」 の、ナビ風に言うところの “ゴールデン交差点 (タクシー乗り降りスポットあり)” です。いつもは行き当たりばったりな私ですが、今日はナビ記事の 「 豫園 」 と 「 豫園商城 」 をプリントアウトした、手作りしおりを持参!
観光客向けっぽいキレイなお土産屋さんが並んでいます。私が気になったお店をちらっとご紹介! 観光客向けっぽいキレイなお土産屋さんが並んでいます。私が気になったお店をちらっとご紹介!

観光客向けっぽいキレイなお土産屋さんが並んでいます。私が気になったお店をちらっとご紹介!


「上海梨膏糖」 豫園老路17号/8:30~21:00
ココ、豫園エリア名物のお菓子 「梨膏糖 23元/500g」 です。いろんな味があって興味はひかれたけど、触り心地が軽石のように硬かったので、買うのはやめました。でもたくさん買っている人がいたので、きっとおいしいんだろうな。

「譚木匠」 豫園老路27号/8:30~21:00
街を歩いていると、キレイな髪の女性をよく見かけます。そのヒミツは櫛にあるのかも!と思ってのぞいたお店。木櫛がたーくさん並んでます。店員さんは日本語ちょっとOKだそうですよ。

「宏音楽器店」 豫園老路35号/8:30~21:00
中国古代楽器から現代楽器まで豊富な品揃えの楽器店。オカリナ (私が唯一得意な楽器)が欲しくて入ったけど、思ったより高かったのでやめました。日本には無いであろう楽器がたくさんあったので、面白かったです。
九曲橋付近の広場に出ました。私は豫園エリアに来たら、とりあえずココへ来て豫園に来たぞ!とプチ感動する習慣があるんです。平日のせいか、人がそんなに多くなくて快適! 広場で一際浮いた存在の “海宝 ハイバオ (上海万博のマスコット)” を発見! でも海宝くんをバックに記念撮影する人、多数。2010年の万博が待ち遠しいですね!

■ 12:15 ~おなかすいたな…~

豫園に来たらやっぱり 「 南翔饅頭店 」 の小籠包だよね! と思ったけど、お昼時の長蛇の列に並ぶ気力がなかったので、小吃(シャオチー)を食べよう! と決意。

「和豊楼」 文昌路 10 号(現在改装中)
以前、「 200 元ポッキリ!市内お散歩観光 A コース 」 の体験レポでご紹介した 「和豊楼」で小吃を満喫するつもり…が、行ってみると改装中!ガビーン!でもお昼時なら豫園 (庭園) は観光客が少ないのでは! とひらめき、やっぱり庭園を目指すことにしました。といいつつ、途中で気になったところ&モノをフラフラレポート。
和豊楼近くにある 「天祐楼」 というビルの中には、中国人に大人気の 「 ESPRIT 」 などのイケてる系(?)ショップが入っています。メイベリンのコスメカウンターまでありましたよ。
豫園商城内には “豫園 民間手工芸 現場展演” という民間工芸の実演販売ブースが並んでいるスポットが3ヶ所あります。中でも一番注目をあつめていたのは、“玻璃彫刻 (ガラスアート)”。
フラフラ歩いていると、どこからともなく笛の音が。あ、春節の時に南京西路のISETANでショーをやってたおじさんだ! と思ってカメラを向けると、ノリノリで演奏してくれました。とってもフレンドリーで、なぜか息子さんとのツーショット写真まで撮ってくれました(笑)
空腹がかなり限界だったので、南翔饅頭店の並びにある小吃コーナーへ。私が選んだのは、「苔条小黄魚 (イシモチのフライ) 6元/4匹」 と 「老城糖?丸子 (お団子) 5元/碗」。どっちも飛ぶように売れていたので、期待大っ! ちなみに、ここは売り場横の食券売り場で先に食券を買って、売り場で食券と品物を引き換えるシステム。
イシモチのフライは、海苔の風味がきいてておいしいけど、一人で4つはちょっと多かったです。みたらし団子のような見た目のお団子は、黒糖っぽい味で柔らかくておいし~。九曲橋を行き交う人々を眺めながら立ち食いしてると、通りすがりの人が 「何食べてるの?」 と気兼ねなく話しかけてくるのが上海。こういうところも好きです。

■ 13:00 ~豫園(庭園)観光開始~

さ!お腹も落ち着いたところで、庭園観光といこうじゃありませんか! ということで、チケットを買って、いざ園内へ!
いやーけっこうけっこう! 風光明媚でございますなー。大都会上海の中で、ここだけ時がとまっているかのような静けさ。しかも、私が訪れた時はちょうど梅の花(盆栽)が咲いていて、ウットリ。上海カメラ同好会 ( ← 勝手に命名) の人たちも撮影にいそしんでいましたよ。
奥行きを深く見せる効果があるという壁の開口部。中国の庭園にはよく見られるんですけど、これって、名前はあるんでしょうか? ご存じの方、教えてください!
私が一人でいるのが可哀想にみえたのか、お姉さんが 「豫園内で何かわからないことがあったら、何でも聞いてくださいね」 と声をかけてくれました。この豫園ガイドさんたちは園内に何人かいて、少しなら英語もOKだそうですよ。
声をかけてくれたお姉さんがいた 「蔵宝楼」 は、茶室チックな休憩所になっていて、チケットを提示すれば無料で漢方茶を飲ませてくれるんですよ。美容にバツグンの効果があるという漢方茶をいただきながら、ここでちょっとひと休み。

「点春堂」 では、絵画や掛け軸などを展示販売しています。150元から、1万元以上の高価なものまであります。

「観濤楼」 の1階は、明清時代の民族衣装を貸し出し&写真撮影コーナー。ごく簡単な変身写真という感じですが、豫園内でのショットは貴重ですね。ちょうど韓国人の女の子が撮影にトライしていましたよ。
写真は5分でできあがります。ちなみに、ここの衣装は買うこともできるんだそうです (780元)。「これを買って着れば皇后になれるよ! はっはっはー!」  by カメラマンのおじさん。

☆ 貸し衣装・撮影・プリント代  50元 (写真は1枚、10×12cm のみ)
☆ 貸し衣装代  25元 (持参のカメラで撮影する)

豫園はそれほど広くないのですが、ちょこちょこ区切られていて、ちょっと迷路みたいです。途中で自分がどこにいるのかわからなくなっちゃうかも。そんなときは、マップが必要! 変身写真の近くの売店で売られているパンフレット (6元) の中にマップがあります。
このパンフは、豫園内の建築物などについての説明が細かく書かれていて、なかなか使える! しかも日本語、英語、中国語、韓国語が揃っています!
出口へやってきました。といっても、ここからも入場可能なんですよね。変身写真やパンフレット目当ての場合は、ここから入りましょう。この出入り口がある場所は、九曲橋付近の広場にある 「緑波廊酒楼」 と 「Dairy Queen」 の間の通りを奥に進んだところですよ。

■ 14:00 ~豫園商城・上海老街は買い物天国~

「豫園時尚街」 というちょっとオシャレめのショッピングアーケードに来ました。
北京オリンピック&上海万博グッズショップがありました。価格は安くないですが、レア感はバッチリ。 北京オリンピック&上海万博グッズショップがありました。価格は安くないですが、レア感はバッチリ。

北京オリンピック&上海万博グッズショップがありました。価格は安くないですが、レア感はバッチリ。


「伊人世家」 文昌路55号/8:30~21:00
以前、日本から旅行に来た友達に好評だった、牛レザー製のカバン、ベルト、財布などをリーズナブルな価格で販売しているショップ。店員さんが手に持っているバッグは、180元と198元で、携帯入れは12元!
私の大好きな上海老街へやってきました。豫園商城内はいつも人でごった返しているし、値段も観光客向けに割高 (のような気がする) なので、より落ち着いていろいろ見られて、ちょっと変わったモノが売ってたりするコッチの方がお気に入り。

「閣繍藝」 方浜中路41号/9:30~21:30
「旧校場路」 との交差点付近にある、筆や硯を売っているお店。超特大筆は200元です。一瞬、特大筆を買ってバクザン先生を目指そうかなと思いましたが、道のりは険しそうなのでやめました。
するタイプの墨は、見た目もカッコイイのでおみやげにしても喜ばれそう。カラー墨セットは120元。黒く細長いのは80元だそうです。

「齋昌寶」 方浜中路368号/9:00~20:00
雲南の民族工芸品のお店なのですが、バッグや布やらとにかくかわいいものばっかり! お店の方ももちろん雲南省出身で、いい人なんですよ~。
これ、なんだと思いますか? 正解は、子供用の帽子 (48元) です。へんてこかわいい!

「彩之南」 方浜中路368号甲/9:30~19:30
齋昌寶のお隣 (私は同じ店なのかと思いました) にあるコチラのお店も、雲南の民族工芸品を売っています。こちらは、アクセサリーや衣類が充実。写真のADI (アディー) さんは、なんと日本語ペラペラ! 独学で勉強したというから驚き!

「彝家扎染繍庄」 方浜中路397号/9:00~19:30
一度来て以来、豫園エリアでシノワズリ雑貨を買うならココ! と決めているので、今日もやってきました。ここの店長さんも雲南省の人で超いい人なんですよね。さっきのお店の方といい、雲南の人たちってきっと温かいんでしょうね。行ってみたいな~。
ファスナー付きのポッケがたくさんあって、指輪の収納も便利なアクセサリーポーチ (35元) を買いました! くるくるっとまるめてコンパクトに持ち歩けるから、旅行にも最適ですよ。

「丁娘子土布庄」 方浜中路438−440号
彝家扎染繍庄を “上海老街の西門近くの南手にある、藍染め雑貨の専門店。機織り機もあってなかなか興味をそそられたのですが、お店の中は無人だったので、営業時間は聞けず…。

■ 15:00頃 ~終了~

☆ 本日使ったお金 ☆
豫園(庭園)入場料 30元
豫園パンフレット   6元
小吃代       11元
買い物代      250元 
計)        297元
ナビで紹介されているお店等をまわる+食事だけでも、3時間なんてすぐに過ぎちゃう気がします。私の場合は、行く先々で出会った人と話しこんじゃったりするから、本当~にあっという間でした。みなさんも、豫園マスターになれるくらい豫園観光を楽しんでくださいね! 最後に一言、豫園 (庭園) は想像よりずっとよかったです。それではまた! 再見!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-03-02

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