西宮に行ってきました!

ポスト「七浦路」! 今いちばんホットなファッション雑貨市場「西宮(シーゴン)」で、思い切りショッピングを楽しんできました!

こんにちは、上海ナビです。
華亭路から襄陽市場、静安小亭服装市場へ、そして今は七浦路と、上海のファッショングッズ市場の流行はめまぐるしく変わる街の様子とともに数年ごとに変化して行きます。そんな中、上海の10〜20代を今いちばん引きつけているのが今日ご紹介する「西宮」。服やバッグを売る店だけでなく、ネイルショップやプリクラ専門店などもあるため、週末はお洒落な若者たちで終日大盛況なんです。「かわいい服やバッグを安く手に入れたい」「とことん値切って買い物がしてみたい」なんていう私たち日本人のニーズにも応えてくれる、まさに買い物天国。早速出かけてみましょう。
場所は市中心より北西にある普陀区。観光客にはあまり馴染みのないベッドタウンですが、中山公園より北側、蘇州川近辺と言えば分かりやすいでしょうか。最寄り駅は4号線「曹楊路」駅です。降りると目の前は武寧路。
「西宮」には、実は2か所の市場があるんです。まずは地下鉄の駅から近い方、武寧路を5分ほど南下したところにある「老西宮」(武寧路225号)からご紹介しましょう。
こちらが入り口。

こちらが入り口。

入ってすぐ、左手にこんな入り口があります。

入ってすぐ、左手にこんな入り口があります。

中はこんな感じ。どんなものが売っているのか、早速見て行きましょう。

昔ながらの服飾雑貨市場「老西宮」

老西宮は、普陀区の工人文化宮(地域の商工会のようなもの)の敷地内にあります。この文化宮ができたのは1960年だそう。解放前の中国の香りが残る市場なんです。中はというと、ネイルグッズ、アクセサリー、バッグなどが投げ売り状態。もちろん買うときはガンガン値切って下さいね。言い値の30〜50%引きが相場だと思って下さい。
市場内にはネイルの屋台(?)がずらり。なんと8元からという市価をぶち壊すような価格でお手入れしてもらえます。客引きもいっぱいいるのですが、お店の皆さんが「美女〜」と呼びかけてくるので悪い気がしなかったりします……。
市場を出ると、つきあたりには工人文化宮が。その右手は、整備されたお散歩スポットになっています。買い物に疲れたら飲み物でも買ってしばし休憩するのもいいかも。以上が「老西宮」エリアです。

買い物上手の真価が問われる「新西宮」

「老西宮」の入り口を通り過ぎて武寧路を南下すると、右手に映画館が見えます。その向かいが東新路。「新西宮」(東新路347号)の看板が見えるはずです。
横断歩道を渡るこの集団。もちろん彼らの目的地は「新西宮」です。流れについていけばいいので迷いませんね。
道を行く人たちの中には、お洒落なお姉さんが目立ちます。 道を行く人たちの中には、お洒落なお姉さんが目立ちます。 道を行く人たちの中には、お洒落なお姉さんが目立ちます。

道を行く人たちの中には、お洒落なお姉さんが目立ちます。

こちらが入り口。では、入ってみましょう。
「新西宮」は、4階建ての古い雑居ビルがメイン。各フロアにぎっしりと小さなブティックがひしめいています。「七浦路」よりは小規模ですが、知られていない分安さは断然「新西宮」。Tシャツならなんと19元から。
はっきり言います。一見したところでは大したものは売ってないんです。でも、いっつもお洒落なナビの同僚(日本人)は、普段ここで服を買ってるんだとか。安いけど高そうに見えてお洒落、しかも流行をおさえたアイテムを見つけられるか否かは、あなたの腕にかかっています。
ブティック以外にも、こんなお店、こんなモノを見つけました。
上海のティーンにも大人気のプリクラ! 順番待ちの列ができているところもありました。撮ったらお店の前の掲示板に貼って自分をアピール!

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カラーコンタクトと、瞳を大きく見せてくれるコンタクトの専門店。上海人ギャルは目力のある子のことを「皮卡丘(ピカチュー)」って呼ぶんですよ。

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アイドルグッズ専門店。人気は韓国のスーパージュニア、東方神起、日本のNEWS、KAT-TUNなど。自国のアイドルにはあんまり熱狂しないのね。

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言葉入りペアルックTシャツ。左は「私は食べるだけ。後片付けはしない」、右には「僕は皿洗いだけ。ご飯は食べない」と書いてあります。いかにも上海のカップル……。

言葉入りペアルックTシャツ。左は「私は食べるだけ。後片付けはしない」、右には「僕は皿洗いだけ。ご飯は食べない」と書いてあります。いかにも上海のカップル……。

ビル内の壁は落書きでいっぱい。中国語初級学習者の方へ一言。ここに書かれていることは読めなくてOKです。ギャル文字、アイドル名、流行語ばかりですから。

今日の戦利品

今日ナビが実際に購入したのはこの3つ。値段など、値切るときの目安にして下さいね。
マグカップや貯金箱などを扱う雑貨店で、かわいい時計を見つけました。「いちばん安くしてこの値段なの」とのことなので、言い値の25元でゲット。「秒針の音がしないタイプなので、安眠できますよ」と店員さん。皆さんけっこう接客上手です。
綿100%の白いプルオーバーブラウス。この夏活躍しそうです。言い値は65元でしたが、「いちばん安くていくら?」と聞いたら50元に。その後、「どうしよっかなー」と悩んでいるうちに45元になりました。もっと値切れたかもしれませんが、45元でこのレベルのブラウスなら充分と思い購入。満足です。
こちらは「老西宮」で購入。この柄以外にも、ハワイアン、和風、ペイズリー、ゼブラ、迷彩など数10種類ありました。じつはこれ、「新西宮」ではまったく同じものが35元だったのですが、「老西宮」では15元でした。洋服は「新西宮」、サンダルや靴下などの小物系は「老西宮」で買うことをおすすめします。
時計とブラウスとビーチサンダルで計85元。意識したわけではないのに、なんと100元札でお釣りが来てしまいました! 
いかがでしたか? 上海人の中高生のお小遣いは平均200元ほどだとか。「西宮」は、そんな彼女たちが大事なお小遣いを握りしめてお買い物にくるところです。大人買いもいいけれど、例えば「100元以内でいちばんいいものを買う!」など、テーマを決めてショッピングをしてみてはいかがでしょう。七浦路の商品の値段が上がっている原因は、市場自体が有名になって私たち外国人の大量買いが増えたことも理由として挙げられると思います。値段が上がれば地元のティーンたちは離れてしまいます。ここ「西宮」は、まだまだローカル色の強い安い市場。童心に戻って、「いくらまで」を決めてショッピングするのも楽しいですよ。以上、上海ナビがお伝えしました。
 

行き方・交通

「老西宮」
地下鉄4号線「曹楊路」の1号出口を出て左手にある武寧路を5分ほど南下すると、右手にマクドナルドと「老西宮」(工人文化宮)の入り口があります。そこを入って左手に市場があります。徒歩7分。
「新西宮」
「老西宮」の入り口を通り過ぎて武寧路をさらに進むと、右手に映画館「普陀影劇院」とケンタッキーのあるT字路に出ます。そこを左折して100メートルほど歩くと左手に入り口が見えます。徒歩12分。

 
関連タグ:ファッション雑貨西宮

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-07-24

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