「蛇年」の上海はどんな年? 祝日、流行、まもなくオープンのスポットをチェックしよう!
こんにちは、上海ナビです。
2013年の旅の予定はもうたてましたか? 年々めまぐるしく変化している上海の街ですが、今年も素敵なお店やスポットが多数オープンしそうです。ぐんぐん高くなっていく2014年オープンの超高層ビル「上海中心」の建設中の様子も見もの。話題のLCC・エアアジアは2月に上海に乗り入れることが決定したとか。東南アジアへの距離もますます縮まりそうです。工夫次第でいろいろな旅ができそうな今年の上海、まずは祝祭日からチェックしていきましょう。
カレンダー編
2013年の上海の祝祭日です。毎年変わるのでご注意を。祝日の前後は土日でも出勤、登校になることがあるため、ビジネスで上海を訪れる方、上海で働いている人や学生さんに会いに行くという方は事前にチェックを(会社によって連休日数などが変わることもあります)。また、連休中は中国国内の移動、中国から国外への移動が困難になります。
<元旦>連休:1月1日(火)〜3日(木)
※12月29日(土)、30日(日)は出勤日となります。
<春節(旧正月)>連休:2月9日(土)〜15日(金)
※9日は大晦日、10日が春節です。2月16日(土)、17日(日)は出勤日となります。
<清明節>
連休:4月4日(月)〜6日(水)
※4月7日(日)は出勤日となります。
<労働節>
連休:4月29日(月)〜5月1日(水)
※4月27日(土)、4月28日(日)は出勤日となります。
<端午節>
連休:6月10日(月)〜12日(水)
※6月8日(土)、9日(日)は出勤日となります。
<中秋節>
連休:9月19日(木)〜21日(土)
※9月22日(日)は出勤日となります。
<国慶節>
連休:10月1日(火)〜10月7日(月)
※9月28日(土)、30日(日)は出勤日となります。
2013年の注目イベント
2年に一度の上海ビエンナーレが3月まで開催されています。そのほか、毎年恒例のイベントとして6月に上海映画祭、11月に上海旅行フェスティバル、上海ジャズフェスティバルが開催されます(日程は未定)。
中国サッカー・スーパーリーグは3月から11月までがシーズン。杭州緑城の岡田武史監督は2013年も続投します(2012年12月現在の情報)。F1中国グランプリは4月中旬に開催。テニスのマスターズカップは10月頃に開催予定です。
今年上海に行くならココをチェック!
新しいお店も増えた外灘
外灘・新天地・田子坊定番観光地なのに、毎年店舗や風景が変化しているこれらのエリア。2012年後半に二つのレストランがオープンした外灘3号、高級路線のお店が増えた新天地、日々変わり続ける田子坊は、リピーターさんもぜひ見に行ってみて下さい。ナビで現在掲載している記事も既に古いので、随時更新して行きたいと思っています!
新天地もちょっとだけ変わっています
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どんどん変わるのが魅力の田子坊
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新しい美術館が登場
万博会場跡地万博閉園から2年が経ち、跡地にさまざまな施設がオープンした2012年。なかでも巨大美術館「中華芸術宮」、現代アート美術館「上海現代芸術博物館」は2大オススメスポットです。ほかに、旧イタリア館を使った「イタリアセンター」、C片区南側を使った「飛行家主題園(飛行のテーマパーク)」が登場。C片区北側には「チョコレートテーマパーク」もオープン予定だそう。ディズニーランドが完成する2015年までは、ここが親子連れの遊び場の拠点になるかもしれません。
カフェストリートが増加中
永康路・新閘路在住外国人の多い場所にオシャレなカフェ&バーストリートあり。最近にぎわっているのはこの二つのストリートです.小さな個人経営のカフェバー、ベーグルやワインの専門店など、ひと味違うお店が続々オープン中。安福路、永福路、復興西路などに続くお散歩ストリートになっていきそうです。中国語はダメだけど英語は得意という方なら、街歩きに苦労しない場所ですよ。
小ウィーンと呼ばれる舟山路
北外灘建設中のビルや工事現場が目立っていた北外灘エリアに「バンヤンツリー上海オン・ザ・バンド」がオープン。周辺も一気に華やかな雰囲気になりそうです。一方で周辺には旧ユダヤ人街として知られる舟山路や歴史あるお寺「下海廟」なんかも。船旅派なら港がある場所としてもお馴染みです。このエリア、今年はナビも個人的に歩いてじわじわ開発していきたいなと思ってます。
蘇州・杭州
2012年に地下鉄が開通した蘇州と杭州。今まではバスかタクシーしかなく、個人旅行がなかなかに難しい街だったのですが、地下鉄ができれば話は別! 駅に近い観光地だけをまわるというプチトリップもオススメです。また、上海市内の地下鉄駅構内で売られている交通カードは、用途によって色分けされているって知ってました? 紫のカードを購入・チャージすれば、上海ではもちろん蘇州、杭州でも使えちゃうんですよ。
蘇州の園区エリアに行ってみよう!
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杭州の人気エリア「清河坊」へ地下鉄で!
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2013年オープン予定
高島屋
2012年10月にオープンとの発表があった高島屋。が、まだ一部はオープンしていない店舗もあるようです(2012年12月現在)。周辺は閑静な住宅地&オフィス街という雰囲気。高島屋のオープンで、今後は地下鉄10号線「伊犁路」駅周辺がにぎやかな繁華街になるかも?
マンダリン・オリエンタル浦東上海
香港、シンガポール、東京などに展開しているマンダリン・オリエンタルグループのホテルが春ごろ上海に進出するそう。場所はラグジュアリーホテルが密集する浦東の陸家嘴エリアです。どんなゴージャス空間が出迎えてくれるのでしょうか。
瑪雅水公園
地下鉄で行ける郊外リゾートエリアとして定着しつつある佘山。ここの大型遊園地「ハッピーバレー」の近くに、面積12万㎡というウォーターパークができるとのこと。気軽に行けるプールが少ない上海に新たな遊び場が登場します。
中星城
上海南駅エリアに巨大複合ビルが登場予定。オフィスビル、グルメ街、カルフールなどの入居が決定しているほか、ビル内にはアコーホテルズの5つ星ホテル・プルマンが入るそう。外資系ラグジュアリーホテルが今までなかった上海南駅、上海体育館エリア。今後街の雰囲気も変わるかも?
外観はまだこんな感じ(2012年12月現在)
建業里衡山路から田子坊まで延びるストリート・建国中路の一角に、新たなリノベーションスポットが登場するようです。まだテナント募集中といった雰囲気ですが(2012年12月現在)、赤レンガ造りで小さなバルコニー付きの長屋風家屋がなかなか素敵です。
現在の魚市場の様子
銅川路国際水産城数年前から移転が噂されている銅川路の魚市場が、2013年5月頃に桃浦エリアに移転するというニュースがありました。「そういうニュースはもう何回も出ているのに、本当に移転した試しがない」という意見もありますが、移転した暁には巨大魚市場が登場するそう。果たして、東京の築地並みに外国人観光客を引きつけるスポットになるでしょうか。
<閉店しました>
え!? あのお店が閉店? と、ナビもびっくりしてしまうような人気店や施設が閉店しています。工事中のお店もあるので注意を。まだガイドブックに掲載されているお店もあるので、お出かけの際はご確認下さい。
2013年の流行とキーワード
日本のアニメ、特撮系コンビニが中山公園エリアの名物に
日本ブランド関係悪化のリスクはあれど、「いいもの、おいしいものを上海に」の信念でこの時期新たに上海進出してきた日本のお店も。ここ数ヶ月で餃子の「大阪王将」(呉江路)、福岡のパティスリー「マキマキ屋」(五番街)、サンマルクカフェが展開する「鎌倉パスタ」(96広場)、京都のベーカリー「ブリアン」(上海南駅)、『名探偵コナン』ローソン(中山公園エリア)などがオープン。どのお店もなかなかの人気を得ているようです。2013年はどんなお店が上海にオープンするか今から楽しみ♪
東南アジア
今、ナビのまわりには「日本に行きたいけどビザが出ない!」という上海人が多数。そんな日本行きを諦めた旅好きたちが向かっているのは東南アジア。ナビも実はお正月にバンコクに行きたいと思ってたんですが、上海からのフライトはすべて売り切れでした……。休み中は空港がますます混み合いそうです。「上海には興味ないけど海外旅行好き」という方も、中国の祝日と連休はチェックした方がいいかも。「何で平日なのに観光地が中国人だらけなの〜?」ってことになりますよ(このサイト、見ていないかもですけど……)。
利用者は既に2億人に達したとか
微信(ウェイシン)2012年中盤から流行り始めたチャットアプリ。スマホでいつでも会話や情報交換ができるため、爆発的にユーザー数を増やしています。少し前まではQQやMSNが主流でしたが、もうそれらは使っている人も少数派。2012年にMSNがスカイプになるというニュースがありましたが、これを機にますます微信の利用者が増えそうです。
劇場、もう行ってみた方はいます?
SNH482012年に発表された上海版AKB48、「SNH48」が2013年より始動します。一期生はすでに決定。公式サイトにプロフィールが載っています。日本からはAKB48の宮澤佐江、鈴木まりやが移籍。専用劇場「SNH48星夢劇院」も完成したそう。場所は嘉興路で最寄り駅は地下鉄4号線「海倫路」駅です。ゆくゆくはこのエリアが上海の秋葉原みたいになるのかも?
SNH48公式サイト www.snh48.com
いかがでしたか? 移転、閉店、新オープンのサイクルが早く、昨年のガイドブックの情報も既に古くなってしまっている上海。今年も『上海ナビ』では最新の情報を旅行者の皆さんにお伝えしていきたいと思っています。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-01-10