今年はどんなお店、どんなお土産がブーム? 田子坊を2倍楽しむためのナビ的最新情報。
こんにちは、上海ナビです。
上海の路地裏の雰囲気に浸りながら食事やお買い物が楽しめる「田子坊」。ショップの入れ替わりも激しく、行くたびに新しいお店がオープンしているとあって、このエリアの散策を楽しみに上海へ行くというリピーターさんも多いのでは? 新しくできたお店のジャンル、店頭に並んでいるものなどで上海の流行もわかっちゃう田子坊ですが、2014年はいったいどんなふうに変化しているのでしょうか。2011年版、2012年版、2013年版の記事と読み比べてから出かけるのもオススメです!
2014年オープンのお店をチェック(6月現在)!
いつ行っても新しいお店が見つかる「田子坊」。ここ1年でこんなお店がオープンしました。
特に増えたな〜と思うのはテイクアウトのみの小型店。ナビが訪れたのは6月の蒸し暑い日だったので、ドリンクやアイスクリームのお店が目立ちました。
ロフト式の大きな建物
「田子坊」のメインストリート・210弄にできていたのが「田子坊芸術中心」。2階がギャラリーになっていて、1階が土産物街になっています。
「田子坊」内ブーム 【2014年版】
ここ1年で増えたお店、人気が出たものを見てみましょう。
キャンディ作りが見られる「Candy Lab」。人気爆発中
1、キャンディ、レトロコスメ、缶入り紅茶この1年で爆発的に増えたショップはこの3つ。キャンディは、昨年オープンした「Candy Lab」が火付け役。「田子坊」内にすでに3店舗を展開するまでに。この人気に便乗したショップも増えています。「どこでも売ってる状態」なのがレトロなコスメ「老上海雪花膏」。少し前にオープンした「茶房」という紅茶ショップも大人気で、こちらもたくさんの店先でミニ缶入りの紅茶を目にしました。一度人気が出ると、「どこに行ってもこれがある」状態になっちゃうのが「田子坊」の特徴かも。
2、タロット占い
目立つ場所ではなく、路地の奥にこそっと看板が立ててあるのをいくつも目にしました。ちょっと前はなかったハズ。「塔羅」がタロットの意味。興味のある方は入ってみては。中国の法律的には、占いを商売にすることっておそらく認められていないと思うのですが。
平日も観光客でいっぱい。休日はすごいことに
3、地元の人はまわりに避難土日や祝祭日はどの路地も激混みの田子坊内。特に地方からの国内旅行者の一群を嫌う上海人たちは、休日は田子坊のまわりにある静かなお店へ避難しているようです。田子坊敷地外は、旅行者はなかなか来ないですからね。というわけで、「旅行者の立場からいうのもなんだけど、旅行者ばっかりの場所はイヤ!」という皆さんにお勧めのお店はこちら!
静かな癒し系カフェです
PURO田子坊の東側側面に延びる思南路沿いにオープンしたカフェバーです。フェアトレードコーヒーとナチュラル素材のカフェメニューが大人気。家具もオシャレで、大声でおしゃべりするようなお客さんも少ないので、静かにくつろげます。
倉庫みたいな広い店内。ブランチも楽しめます
Kaibaまだ空き店舗が多いけれど、いいお店は確実に常連をつかんでいる感のある「TAIKANG TERRASSE」。この2階にあるビアレストラン「kaiba」は、昼間に静かにビールを飲みたい方にお勧め。カフェ感覚で使えるので女性一人でも気軽に入れますよ。休日はブランチも楽しめます。
<人気のお土産2014年版>
店先で目立っていたのはこんなお土産。今年の上海はこれがブーム?
2014年のホットな話題
横断幕や掲示物が増えました
1、住民の皆さんがちょっと怒ってるまだ普通の市民が住んでいるところが田子坊の大きな魅力。住人全員が撤退してしまったら、魅力は半減といってもいいでしょう。観光地ではあるけれど住宅地でもある田子坊。夜中に騒いだり、家の中を窓から撮影したり、外に置いてある私物(自転車、植木鉢、洗濯板など)を動かしたり、ということはマナー違反。住民側からのクレーム的看板が増えたような気もします。観光客と昔からの住人がうまく共存してこそ、田子坊は魅力的なんですよね。
夜10時閉店を求めるプラカード
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民家に撮影禁止の掲示
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避難経路の看板
2、避難経路のパネルが登場90年代の上海を知る方なら華亭路に行ったことがあるハズ。安い買い物をしたい外国人観光客や留学生でとてもにぎわっていましたが、その後防災面で問題ありという理由で土産物店はすべて退居しました。確かに今の田子坊も火事が起きたら逃げ場がない気がします。かといってここが無くなってしまうのは寂しすぎ。地元にもそんな声があるのか、敷地内に避難経路の地図が貼り出されるようになっていました。主要エリアには消火栓も設置されたようです。
人気店が詰まったモールです
3、「日月光中心広場」も日々変化「田子坊」に隣接するショッピングモール「日月光中心広場」はいつ行っても人がいっぱい。新しくこんなお店ができていました。
旅行者的利用法といえば上海料理を食べることです。「田子坊」内のレストランは、東南アジア料理や洋食、カフェ、バーなどがメインで、意外や上海ならではのものを出すお店はありません。そんなときは飲食店が大充実のこちらへ。ナビのお勧めは、小籠包や上海風小皿料理が人気の「南小館」と、レトロなインテリアと安さが魅力の「年代秀飯堂」です。
カフェ感覚で利用できる「南小館」
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安くてレトロな「年代秀飯堂」
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ほかにも「日月光中心広場」内にはお勧め店多数。
変わっていない風景も
日々進化中ではあるものの、古き良き上海の姿も残っているのが田子坊のいいところ。頭上の洗濯物も自由に歩く猫たちもまだまだ健在です。
常連の多いお店は強い!
店舗の入れ替わりが早い「田子坊」。そのなかで長年営業しているお店は、本当に人気があっていいお店だと言えるのではないでしょうか。安定感バツグンのナビお勧め店はこちらです。
いかがでしたか? 田子坊は上海のほかの観光地とは異なり、旅行者だけでなく上海に住んでいる人たちの普段の生活にも溶け込んでいる場所です。それは、行くたびに新しいものを見せてくれる場所だからかもしれません。皆さんも上海人や在住外国人に混じって、素敵なレストランやショップ探しを楽しんでみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-07-03