【保存版】上海ひとり旅を楽しむ為の「上海一人旅~グルメ・食事編」

一人でも中華は堪能できる! 入りやすくてオーダーしやすい厳選お一人様向けレストランリスト。

こんにちは、上海ナビです。
中華料理というと、円卓に座ってみんなで食べるというイメージですよね。一人旅や、一人での出張を予定している方にとって、食事は悩みの種なのではないでしょうか。でも、毎食ラーメン屋さんやファストフード店、定食がある日本料理店、カフェのパスタやサンドイッチでは、せっかくの上海旅行(出張)は味気ない気がします。ということで今回は、一人で本場の中華を楽しむコツを大研究。実際にナビが一人でレストランめぐりをしてきました!

上海の一人食事情

個人経営で昔ながらの上海料理店は難しいかも

個人経営で昔ながらの上海料理店は難しいかも

90%のお店がお一人様歓迎
今回、いろいろなお店に一人で行ってみたナビ。毎回入り口で店員さんに「几位(何名様)?」と聞かれ、人差し指で「一人です」と伝えるのですが、ほとんどのお店が違和感なく普通に席に案内してくれました。地元女子も堂々と一人で食べてます! さらっとお店に入ってみましょう。ただし、個人経営の行列店では「一人で頼めるものはないですよ」との回答。また、北京ダックなど大きいものを頼まなければならない専門店も難しそう。以下、一人客NG店の一例です。
覚えておきたい一人食用語
最近は写真や英語つきのメニューが一般的なので、料理を選ぶのがカンタンになってきました。一人のときに注目したいのは料理の量。大型店やチェーン店では、各料理名に「克(グラム)」や「只(個数)」が書かれているので参考に。また、巨大なボールで運ばれてくると困るスープは、値段の横に「位(一名様分)」と書かれているものを選んで。一人分の小さな器入りスープの意味です。
メニューにひと皿の量や個数を表記しているお店も増えました

メニューにひと皿の量や個数を表記しているお店も増えました

単位が「位」のスープは一人分の量です

単位が「位」のスープは一人分の量です

上海のレストラン事情をチェック
一人旅はまわりに教えてくれる人がいませんよね。知っておくと一目置かれるマナー、現地でのレストラン予約の方法などは以下の記事で予習を。

一人で行けるお勧め上海料理店

実際にナビが一人で行ったことがあるお店、一人客を普段よく見かけるお店、一人で頼みやすいメニューがあるお店をまとめてみました。一人でも上海名物を堪能できますよ! 高級過ぎるお店、いかにも入りにくそうな外観のお店、隠れ家過ぎるお店はハズしました。
「圓苑」。大盛りのお店が多い上海名物の「紅焼肉」ですが、こちらのお店はハーフサイズがあります!

「圓苑」。大盛りのお店が多い上海名物の「紅焼肉」ですが、こちらのお店はハーフサイズがあります!

「錦逸」。ファミレス風で入りやすい! 「紅焼肉」が4〜5かけら盛り。スープ、前菜なども安い!

「錦逸」。ファミレス風で入りやすい! 「紅焼肉」が4〜5かけら盛り。スープ、前菜なども安い!

「南小館」。上海らしい前菜を4種類少しずつ選べるお一人様プレートがあります。カフェ感覚で利用OK

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「楊州飯店」。上海一入りやすい老舗? 入り口手前フロアは小さいテーブルが多く、気兼ねなく利用可

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「金牌外婆家」。一人ご飯のOLさんも見かけます。一人OKの長いカウンターみたいなテーブル有り

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「緑波廊」。ガイドブック片手に一人ご飯中の一人旅旅行者多し! ナビも一人で行ったことがあります

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一人に一つ蟹が着く388元コースが大人気

一人に一つ蟹が着く388元コースが大人気

上海名物といえば上海蟹。「一人旅だと無理?」と思っている方も多いと思いますが、意外に一人旅客が多いのが名店「成龍行蟹王府」。ガイドブックを読みつつ一人でコースを食べている旅行者を毎回目にします(各国からの一人旅客がいます)。基本メニューが一人分少しずつ出てくるコースなのでオーダーしやすいというのも人気の理由。ただし、秋〜冬の蟹シーズンは必ず予約を。また、混み合う時期は相席になることもあります。ディナーは競争率が高いのでランチがお勧め。
意外とお一人様客が多いです

意外とお一人様客が多いです

旅行者人気の高いレストランといえば「鼎泰豊」。厳密には台湾系のお店で日本にも出店しているので、「上海らしいお店じゃないでしょ」という方もいるかもですが、一人旅ならお勧めです。酔鶏や馬蘭頭の前菜など上海料理もちゃんとありますよ。スープも基本1人前サイズ。小籠包も5個から頼めるので一人でもいろいろ食べられます。市内の主要エリアに店舗を網羅しているので、迷ったとき、ほかのお店になんとなく入れなかったときなどの強い味方です。

一人旅の味方! 点心&麺専門店

地元上海人も仕事の合間のランチや小腹が空いたときに一人で利用することが多い点心や麺料理のお店。女性一人でも気兼ねなく食事できます。ただし相席になることが多いので、ゆっくりするのは難しいかも。
「佳家湯包」。旅行者にも地元の人にも評判の小籠包。混むので午前中、遅めの朝ご飯で出かけるのが通

「佳家湯包」。旅行者にも地元の人にも評判の小籠包。混むので午前中、遅めの朝ご飯で出かけるのが通

「泰康湯包館」。手のひら大のスープ入り饅頭が名物。皿を持ってスープをすすります。一人なら気兼ねなく

「泰康湯包館」。手のひら大のスープ入り饅頭が名物。皿を持ってスープをすすります。一人なら気兼ねなく

「奶奶的味道」。上海名物・排骨年糕とたっぷりスープのセットが20元。安い上海食堂のお勧め店

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「豊裕」。地元のおじさんおばさんに混じって、相席で昔ながらの小吃を食べましょう。朝ご飯もここで

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「大壷春」。雲南南路の一角にあるエビ入り生煎のお店。お昼は行列ができる昔ながらの老舗です

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「回味」。南京ではお馴染みのチェーン店の上海店。レバー入り鴨春雨スープが絶品です

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「振鼎鶏」。心ゆくまで茹で鶏を食べたい方に贈るお店。麺やスープもびっくりの激安価格です

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「吾介小籠包」。南翔の隠れ家店。通好みの渋い家屋で、渋い年配の店員さんが接客してくれます

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「阿娘麺」。上海でいちばん有名な麺料理店。食事時をはずすと売り切れるので、頑張って並んで

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「老地方麺館」。伝説の女将(一度にたくさんの注文が入っても忘れない)がいる上海麺の行列店

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「上海早晨」。あっさりスープとストレート麺が美味。在住日本人にも隠れた人気のオシャレな麺料理店

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「家有好麺」。トッピングが豊富な上海らしい麺のチェーン店。モール内や繁華街ですぐ見つかります

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点心のお店といえば、旅行者に大人気なのが二大有名店「南翔饅頭店」と「小楊生煎」。でも、どちらも「並んで席を取っている間に食券を買う」という、手分けと連携が必要なお店なので、正直一人旅向けではありません。どうしても食べたい方は食事時をはずして行ってみましょう。午前8〜10時ごろ、午後3〜4時ごろが狙い目です。「南翔饅頭店」は、一人の場合は1階のテイクアウトの列に並んで外で食べるか、3階のテーブルオーダーシステムの席がお勧め。また、豫園商城以外の支店で食べるのも方法です。
「南翔饅頭店」の小籠包!

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「小楊生煎」の生煎!

「小楊生煎」の生煎!

中国各地の味を一人で堪能!

上海市内には、中国各地の本場の料理を出すお店がたくさんあります。四川料理、広東料理といった日本でもお馴染みのものから、湖南料理、中原料理、新疆料理などのめずらしいものまで。一人でもチャレンジできるお店はこちら!
「久久滴水洞」(湖南料理)。東平路店の1階席がお勧め。一人で食事している在住欧米人も見かけます

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「龍門陣茶屋」(四川料理)。バーとして利用できる四川料理店。特にランチセットがお一人様向き

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「掌櫃的店」(中原料理)。デパート内で入りやすい! こちらも一人前がプレートに乗ったランチがあります

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「東北四季餃子王」(東北料理)。水餃子をひたすら食べたい人に贈るお店。円卓で相席です

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「小金陵」(南京料理)。鴨ホルモン入りの春雨スープと南京式小籠包が大人気。地元一人客多数

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「陽鬆芳米皮」(西安料理)。もっちりした米の太麺を辣油で和えて食べる米皮。西安の小吃店です

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「呷哺呷哺」(火鍋)。一人一鍋スタイルで食べる鍋チェーン。一人火鍋、地元の人もやってます

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「両扇門菜館」(各地料理)。中国の地方料理が勢揃いのお店。メインは山西省の料理だそうです

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「SPICE BAZAAR」(新疆料理)。入りやすくてランチセットあり。一見新疆料理店に見えないオシャレさ

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「名唐」(広東料理)。高級店が多い広東料理店のなかでは手頃。有機素材にこだわったヘルシーさも売り

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「千秋膳房」(台湾料理)。日本人の求める中華料理の味。麺やチャーハンもおかずもお勧め

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「鹿港小鎮」(台湾料理)。ファミレス感覚で利用できるお店。スイーツも豊富に揃ってます

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焼きそば、ご飯とおかずとワンプレートなど、茶餐廳には一人向けメニューがいっぱい

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一人で気兼ねなく食事できるジャンルの代表格といえば香港式の茶餐廳です。上海では特に地元女子に人気。なので、男性一人ではちょっと入りにくいかもしれません。でも、点心やチャーシューをいろいろ頼んでビールを飲んだり、海鮮ご飯や焼きそばでささっと食事することも可能。大いに利用してみて下さい。スイーツが豊富なのも女性好み。
ワンタン、麺、スープなども種類豊富

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点心をたくさんオーダーしよう!

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マンゴープリンなどスイーツも必食

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お勧め店はこちら。

一人食の番外編

屋台街に行ってみよう!

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<屋台やフードコートで食べ歩き>
地元の人に混じっていろいろな味を試すことができる屋台街&フードコート。好きなときに好きなものを買って食べるのは一人旅の醍醐味ですよね。屋台は夜遅くまでやっているので、夕食を食べそびれたときにも便利。テイクアウトしてホテルで食べるのもありです。
気軽に利用できるフードコートはこちら。
こんな場所に屋台街があります。
こんな記事も参考に。

いかがでしたか? 今回は中華料理に絞ってご紹介しましたが、上海市内にはカフェレストラン、ファストフード店、日本料理店、居酒屋、うどんやラーメン、カレーの日系有名チェーンなどもたっくさんあります。深夜営業のお店、早朝から開いているお店、テイクアウトできるお店やおいしいベーカリー、デリバリーしてくれるお店もいっぱいあります。構えず気楽に、一人旅のグルメを楽しんでみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。
関連タグ:一人旅

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-09-23

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