本場南翔で小籠包を食べ歩き!

小籠包の本場は南翔! 地下鉄で行ける郊外の観光地「古猗園」界隈で食べ歩きしてきました☆

こんにちは、上海ナビです。
小籠包のお店といえば、お馴染み豫園の「南翔饅頭館」ですよね。連日行列ができている人気店ですが、この店の名前にもなっている街・「南翔」をご存知ですか? 小籠包のふるさととして有名な上海郊外の小さな街ですが、意外と簡単に地下鉄で行けてしまうんです。「並びたくない」「レアなスポットに行ってみたい」「もっと小籠包文化を知りたい」という方はぜひ南翔へ。万博期間中は特に観光客でごった返すことが予想される豫園を抜け出して、並ばずゆっくり本場の小籠包を食べに行きましょう!
南翔へ行くには、まず地下鉄2号線「江蘇路」駅を目指しましょう。そこから2009年に開通した地下鉄11号線に乗り換えて「南翔」駅を目指します。市中心から30分ほどで到着するんですよ。11号線は、座席のデザインがなんとなくかわいいのが目印。
「南翔」駅は地上に駅があります。駅舎は日本の地方のターミナル駅といった雰囲気。2010年2月現在、駅前はほぼ更地で工事中のクレーンが数本立っているのみ。数年後にはこんな風景も様変わりしてしまうんでしょうね。※2013年2月現在、駅前とバス停付近が大きく変わっていますのでご注意ください。
2号出口を出るとすぐバス停があります。歩きたくないという方は、バスで2つ目の停留所「古猗園」で降りればOK。歩きたいという方は、駅前に一本延びる道を東へ進みます。真南路を渡り、古猗園路に出たら左折します。左手に明代の名園「古猗園」の北門が見えたらいよいよ小籠包ストリートに突入!

「古猗園」で小籠包を食べよう

まずナビが訪れたのは、古猗園路をそのまま北へ進んで沪宜公路を左折したところにある「古猗園」の正門横のお店「上海古猗園餐廰」(沪宜公路218号)です。100年以上前からこの地で小籠包を出し続けている老舗で、豫園の「南翔饅頭店」のルーツももちろんココ! 「南翔小籠包」発祥の地なのです。
天井の高い巨大空間は、小籠包をほお張る人でいっぱい。テーブルは基本的に相席です。
席を確保したら食券を買いに行きましょう。ナビは「蟹粉小籠」(15元/10個)にしました。
食券を買ったら受取所へ行きます。蒸し上がったものがどんどん運ばれてくるので待ち時間ゼロ。レンゲ、箸、小皿はセルフサービスで取りに行きます。
これが本場の小籠包! アツアツのスープがたっぷり。餡もぎゅっと詰まっていました。このレベルの小籠包がこの値段&速さで食べられるなら、豫園じゃなくて南翔まで足を運んだ方がいいかもしれませんよ〜。

他店の味は?

次に目指したのは小籠包ストリート・古猗園路のお店です。本場だからこそ各店で味を競っているはず。ずらりと並ぶ小籠包屋さんを物色しつつ、ランダムに2店選んでみました。
まず訪れたのは路上に小籠包のおみやげを出して売っていた「翔鶴小籠館」(古猗園路270号)。こちらは一般のレストランと同じようにテーブルでオーダーします。頼んだのはもちろん「蟹粉小籠」(15元/10個)。数と値段は同じです。
運ばれてきたのは、とんがってて小ぶりの小籠包。スープも餡も美味。ナビが気に入ったのは、濃い黒酢を出してくれたこと。普通のお店の黒酢って、なんだか薄い気がするんですよね。こちらのお店はコクのあるおいしい黒酢でした!
次に訪れたのは、見た目がいちばん地味だった「南翔猗園小籠館」。レトロな店内は、作業場の様子も見ることができます。「蟹粉小籠」は20個入り(32元)しかなかったのですが、そろそろお腹いっぱいになってきたナビが「10個にして」と頼んだら10個で蒸してくれました。
運ばれてきたのがこちら。ちょっぴり皮が厚めで蟹の風味が濃厚でした。小籠包って、ほんとにお店ごとに手で一つひとつ作ってるんだなーという当たり前のことを改めて思ってしまいます。

オススメサイドメニュー

「小籠包を思いっきり食べたい!」という方に、お腹の負担にならないオススメのサイドメニューはこちら。どこのお店にもあるので箸休めにぜひ。
「鴨血湯」(5元前後)
鴨の血を豆腐みたいに固めた具入りのスープ。意外とあっさりしていてハマりますよ。

「鴨血湯」(5元前後) 鴨の血を豆腐みたいに固めた具入りのスープ。意外とあっさりしていてハマりますよ。

「拌黄瓜」(5元前後)
ニンニクと塩でしんなりさせたキュウリ。蒸し上がるまでの時間に前菜として。

「拌黄瓜」(5元前後) ニンニクと塩でしんなりさせたキュウリ。蒸し上がるまでの時間に前菜として。

いかがでしたか? 上海市内には小籠包のお店がたくさんありますが、やっぱり本場には勝てないのではないでしょうか。味はもちろんですが、上海郊外の田舎街の空気や地元の人たちののんびりしたランチ&おやつタイムにまぜてもらいながら食べる小籠包は格別です。「古猗園」「南翔老街」など、お散歩スポットへも徒歩圏内の小籠包ストリートで、あなたも本場の小龍包を食べ歩いてみませんか?
以上、上海ナビがお伝えしました。
関連タグ:南翔小籠包

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-05-06

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