上海☆街猫散策

上海へ猫を見に行こう! 猫に会える路地、スポット、お店案内と、上海の猫土産を一挙公開。

こんにちは、上海ナビです。
このページを開いたということは、皆さんは猫好きですね!? ナビも猫が大好きです。日本国内でも、東京の谷中や神楽坂、長崎市内などで猫を探す旅をしたことがあるほど。旅先で出会う猫って、何だか特別かわいく感じてしまいます。上海にも街の人たちにかわいがられている猫がたくさんいるんですよ。というわけで今回ナビは、観光やグルメ、ショッピングではなく、「猫を見に行く上海の旅」を皆さんにご提案したいと思います!

上海の猫

おばあちゃんと猫。こんな風景があちこちに

おばあちゃんと猫。こんな風景があちこちに

上海には猫好きが多い!
ナビの主観ではありますが、上海は日本よりも猫好きが多いような気がします。猫禁止を条件に部屋を貸す大家さん、猫避けを家のまわりに置く人などにも遭遇したことがありません。ペットとしてだけでなく、市場や八百屋さんではネズミ獲り要員として猫が活躍。ナビが住む住宅街にも、猫好きのお年寄りがたくさんいます。
「この子、木に登れるんだよ〜」とおじいちゃん。毎日訓練してるのでしょうか 「この子、木に登れるんだよ〜」とおじいちゃん。毎日訓練してるのでしょうか

「この子、木に登れるんだよ〜」とおじいちゃん。毎日訓練してるのでしょうか

どんな猫が多い?
遭遇する猫たちは日本でよく見かける猫と似ています。多いなと思うのはトラ柄と白。三毛やサビもいます。短髪でしっぽが長く、おおらかで人なつこい猫が多いでしょうか(日本の街猫はシャイで警戒心が強いですよね)。名前は、圧倒的に多いのが「咪咪(ミーミー)」です。
いちばんよく見るのはトラ猫

いちばんよく見るのはトラ猫

白猫も日本より多い気がします

白猫も日本より多い気がします

三毛もいます

三毛もいます

保護活動も意外と盛ん
「老碼頭」や「虹梅休閑街(老外街)」では、休日によく猫や犬の里親探し会が開催されています。日本と同じように、心ない飼い主や業者に捨てられてしまう猫たちが上海にもたくさんいるよう。在住者で、上海でペットを飼ってみたいという方はショップへ行く前にこういった活動を検索してみて下さい。
上海人と在住外国人が共同でボランティア活動をしています 上海人と在住外国人が共同でボランティア活動をしています

上海人と在住外国人が共同でボランティア活動をしています

上海の猫スポット

それでは早速、上海市内で猫によく遭遇する場所をご紹介していきましょう。人なつこい猫が多いので、その場から離れ難くなってしまうかも。
<公園>
上海の野良猫たちのねぐらはたいていが公園です。公共の場所に野良猫が増えることは日本では良しとされていませんが、上海の公園には猫たちを守る近所のお年寄りたちがいます。毎朝エサを用意したり、里親探しをしてあげたりしているんですよ。公園の利用者とものんびり共存している気がします。早朝5〜6時ごろに行くと、近隣住民と猫との交流シーンを見ることができます。狙い目は朝と夕方。最近の注目スポットは、薄暗くなってからの「静安公園」です。
休憩中のおじさんの周りに猫が

休憩中のおじさんの周りに猫が

遊具の下にいました

遊具の下にいました

どこの公園にも「猫おばさん(世話をする近隣在住の主婦)」がいます

どこの公園にも「猫おばさん(世話をする近隣在住の主婦)」がいます


<南市・文廟周辺>
豫園エリアより南に広がる南市や文廟界隈には、猫を飼う八百屋さんや雑貨屋さんがいっぱい。特に朝や夕暮れ以降に散策すると、お店の人といっしょにくつろぐ猫や、屋台のテーブルの下で遊ぶ猫たちに遭遇できます。住民たちは、自分の猫を撮影されるのが大好き。猫にカメラを向けることが地元の人たちとの交流のきっかけになります。
店番中?

店番中?

玄関にあごを乗せて

玄関にあごを乗せて

近づいても逃げません

近づいても逃げません


<文化財住宅の小区>
「小区」とは住宅が集まっているエリアのこと。フランス租界、旧日本租界、静安寺エリアなど、古い住宅が残っていて、まだ普通に住民たちが暮らしている小区では必ず猫に出会います。30年代のモダンな建築物の窓の中、骨董屋さんの店先など、絵になるたたずまいの猫に会えることも。
カフェの出窓に

カフェの出窓に

街路樹の根本に

街路樹の根本に

骨董屋さんの店先に

骨董屋さんの店先に


<水郷>
まだ住民たちがたくさん暮らしている水郷では、たくさんの猫に会うことができます(民家に住民が住んでいない、観光化が進んでいる周荘などでは逆にあまり見かけなくなりました)。お勧めは、移住組の若い子や外国人も猫を飼っている朱家角。水郷内のカフェやゲストハウスでは必ず猫が飼われているほどです。観光客がまだ少ない南潯にも猫がたくさんいました。
猫を介して地元の人と交流してみよう

猫を介して地元の人と交流してみよう

窓辺でひなたぼっこ

窓辺でひなたぼっこ

酒蔵の木戸の前にいました

酒蔵の木戸の前にいました


売店のまわりに猫がぞろぞろ!

売店のまわりに猫がぞろぞろ!

<番外篇>
「上海動物園」

ゾウ舎から東へ少し歩いたところにある軽食屋さんのまわりに猫だらけスポットが! お店の人いわく「なぜかここに野良猫たちが集まってしまって。近所の人がボランティアでエサをあげたり、動物園のお客さんがかわいがってくれています」とのこと。余程かわいがられているのか、ナビが近づいてもみんな逃げませんでした。動物園のもう一つの見どころです。
玄関で寝ていました

玄関で寝ていました

「巴金故居」
生前猫を飼っていたことで知られる中国の近代作家・巴金。公開されている旧居には、巴金が飼っていたのと毛色が同じだという猫が飼われていました。放し飼いなので行ってもいないときがありますが、たいていは玄関に丸まって寝ています。日本も中国も、小説家には猫好きが多いんですね。

猫がいるお店

運悪く街で出会えなかったという方はこちらのお店へ。上海には、「猫カフェ」ではなく「猫がいるカフェ」がたくさんあります。オーナーが猫を趣味で飼っているお店ですね。猫を売りにしているのではない分、味も雰囲気もいいのが特徴。時間制限や、「猫がいる分割高」「抱っこ禁止」などもありません。人なつこい猫に出会うことが出来ます。ナビのお勧め店はこちら。
「MIAO烏CLUB」
超隠れ家カフェとして密かに知られるお店です。古いアパートを改築した店内は3階建て。家具デザインを本業にしている地元の女の子3人が経営しているそうで、店内にはその本業を生かした「猫と共存できる家具」が(オーダーで購入もできるそう)。猫も人なつこい子ばかりで、お客さんのひざの上で永遠に足踏みしている子、お客さんが広げたパソコンのキーボードの上で寝る体制になってしまう子も。捨て猫や雑種メインなので、変わった模様の子に会えるのも魅力です。
こじんまりした店内に猫がいっぱい

こじんまりした店内に猫がいっぱい

忘れられない顔の子に出会えます

忘れられない顔の子に出会えます

お客さんのテーブルの上で熟睡

お客さんのテーブルの上で熟睡

ワインとタパスが楽しめるお店です

ワインとタパスが楽しめるお店です

「memo」
路地裏リノベーションスポット「嘉善老市」内のレストランバー。ワインとタパスが人気で、ガラス張りのオープンキッチンもある本格派ですが、店内には猫が自由に歩いています。ソファに爪研ぎ跡があったり、バーカウンターにひょいっと飛び乗られたりするのも、猫好きだったら許せますよね。
店内で自由に過ごす猫たち 店内で自由に過ごす猫たち

店内で自由に過ごす猫たち

「1984BookStore」
フランス租界エリアにたたずむブックカフェです。書店も兼ねた店内では、数匹の猫がのんびり暮らしています。「何匹」と確定できないのは、お店の前に猫を捨てる人がいるからだそう。新しい猫が来たり、もらわれたり、という空間になっています。読書にくるお客さんが多いため、店内は図書館のように静か。猫が出てきても騒ぐのは禁止です。
庭席に親子

庭席に親子

椅子の上で昼寝

椅子の上で昼寝

こんな小さい子が保護されていました

こんな小さい子が保護されていました

そのほかのお勧め店はこちら。狙い目は、隠れ家でオーナーが若い上海人のお店です。良心的でおいしいお店が多いんですよ。

猫グッズはここで買う!

猫好きの友人へのお土産は、ベタな中国雑貨よりも猫グッズの方が絶対よろこばれます。上海らしい猫グッズが売られているお店をまとめてみました。
※商品は2013年10月現在の品揃えです。
「猫窝」
猫モチーフのものだけを集めたショップはないかな〜といろいろ調べたところ、残念ながら上海の中心部には情報ゼロ。唯一見つけたのがこちらのお店、朱家角の「猫窝」です。猫好きの若い夫婦が経営するお店で、ポストカード、置物、文具、雑貨など、猫グッズがずらり。店内に本物の猫がいることもあるんですよ。水郷散策のついでにぜひ立ち寄ってみてください。
ポストカード

ポストカード

切り絵風しおり

切り絵風しおり

猫マークのバッグ

猫マークのバッグ

「ANNABEL LEE」
外灘店は、入り口に看板猫が座っていることでも知られるシノワズリグッズの人気店。ナビのお勧めは、旅行中の着替え入れとして活躍しそうな猫の刺繍入り巾着です。手作りなので一つずつ表情が違うんですよ。お店の外の駐車場や奥の敷地でも、日向でくつろぐ猫たちに遭遇できます。
入り口に人気者の看板猫!

入り口に人気者の看板猫!

猫の刺繍入り巾着は人気商品の一つ

猫の刺繍入り巾着は人気商品の一つ

「猫的天空之城」
ブックカフェとして蘇州や周荘などの郊外にも支店を持つ人気店です。店内で販売しているポストカードを希望の日に投函してくれるユニークなサービスでもお馴染みですね。店名のとおり、雑貨コーナーには中国らしい猫グッズがいっぱい。コーヒーのドリップパックはオフィスへのお土産にもよろこばれそうです。
オリジナル陶器

オリジナル陶器

猫イラスト入りドリップパック

猫イラスト入りドリップパック

蘇州のイラストマップ

蘇州のイラストマップ

「牛心」
猫好きな日本人スタッフが多いこちらのお店は、手作り系の猫グッズが多数。お勧めは、上海の街猫を撮影した写真ポストカードです。上海の風景や中国語の看板が写り込んでいるのがポイント。保護活動をしている作家さんもいるので、「里親になりたいけど、中国語は無理」という方は店員さんに窓口になってもらうことも可能です。
上海の猫写真のカード

上海の猫写真のカード

猫ポストカード

猫ポストカード

猫刺繍の名刺入れ

猫刺繍の名刺入れ

「福佑門小商品市場」
お土産、雑貨、文具などの卸売り市場には、激安猫雑貨がいっぱい。店内をくまなく見て、しっかり値切って買うのがコツです。
マグカップ

マグカップ

マグカップ

マグカップ

ポーチ

ポーチ

猫てるてる坊主風鈴

猫てるてる坊主風鈴

お箸セット

お箸セット

スーツケースタグ

スーツケースタグ


いかがでしたか? 高層ビルや繁華街だけがクローズアップされがちな上海ですが、実は下町や公園、住宅街にはのんびり暮らす猫たちがいっぱいいます。猫を介せば言葉が通じなくても地元の人と仲良くなれるかも!? ぜひ皆さんも、猫を探しつつ上海の路地裏を散策してみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-11-21

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