子連れで上海に行くならここをチェック! 上海キッズにも大人気のスポットを一挙にご紹介♪
こんにちは、上海ナビです。
上海は意外とスムーズに子ども連れ旅行ができてしまう街です。現地の子は基本的に一人っ子のため、小さな子どもをとてもかわいがるお国柄は有名ですよね。日本人学校も世界一規模。日本人向けの高校や幼稚園、塾などもあり、上海で子育てをしている日本人夫婦もたくさんいます。でも、海外に子どもを連れて行くのは何かと不安なのではないでしょうか。というわけで今回は、子ども連れでの上海旅行を2倍楽しむ方法をナビが伝授したいと思います!
上海人は子どもが大好き!
「レストランで退屈した様子の子どもを見て店員さんが遊んでくれた!」
「子どもを連れて地下鉄に乗ると必ず席を譲ってくれる人がいる」
「冬場、私の子の服装を見て『これじゃ寒いよ! もっと着させなさい!』と叱ってきたおばさんがいた。おせっかいだなと思うけど、親切心なんでしょうね」
「上海人の上司は、子どもの学校の父母会があると毎回早退して出席します。男性も仕事と育児をきちんと両立させていて偉いなと思う」
お父さんも育児をこなすのが上海では普通
上海で生活していると、現地で子育てをしている日本人からこんな話をよく聞きます。確かに、地下鉄やレストランなどの公共の場で泣き叫んだり、駆け回ったりしている子どもは上海ではあまり見かけません。大人がみんなでかまってくれているからなのかも。小さい子どもを連れて上海の街を歩くと、上海の意外な面がたくさん見えてくるはずです。
大人たちがいっぱいかまってくれるので、出先でもみんなごきげん
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浦東国際空港のイミグレには子連れ専用カウンターがあります
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出発前にこれをチェック!
まずは持ち物の準備を。上海で買えるものもありますが、質のよいものはやっぱり日本製かも。
○夏グッズ:日焼け止め、帽子、飲み物ホルダー、汗拭き、虫除け、虫さされ薬
○もしものときに:子ども用マスク、常備薬(絆創膏、消毒薬なども)
○あると便利:ウエットティッシュ、普段食べ慣れているおやつやベビーフード
上海でもこんなものが手に入ります(「高島屋」の地下にて)。ただし日本よりも割高です。
紙おむつ
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ベビー用ウエットティッシュ
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ベビーフード
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アイスノン
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子ども用洗面用具
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ローソンは日本のお菓子が豊富
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割高でも日本製が手に入るのは安心です |
困ったときに基本的なものが手に入るのはこちら。日系のデパートは覚えておくと何かと安心です。
「高島屋」のトイレにはおむつ替えスペースや、子ども用の固定椅子が設置されていました。
<日本とはここが違う!>
○身長を測ろう
乗り物、観光地の入場券は、年齢ではなく身長で子ども料金が決まります。各地のチケット売場には身長を測れるコーナーがあり、「0.8m以下」「1.3m以下」などの規定が子ども料金表に書かれています。日本では子ども料金の年齢でも、背が高い子は大人料金になるのでご注意を。
入場料のかかる観光スポットの入り口や地下鉄の駅などの壁には、必ず身長を測れるコーナーがあります
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スポットごとに子ども料金になる身長が違うので料金表を見てみましょう
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学校帰りの駄菓子屋さんにも大人がついていくのが普通
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一人歩き厳禁上海は、中学生くらいまで通学に親や祖父母が付き添うのが常識。子どもだけで通学できる日本はまだまだ安全な国なんです。公園やデパート、アミューズメントパーク内などでも、子どもだけでの自由行動は厳禁です。手をつないで歩きましょう。
○物乞いのいる場所を避けよう
子どもの立場になってみると、上海でいちばん怖いと感じるのは多分物乞いです。けがや火傷跡など、ショッキングなものを見せてくる人も。上海駅周辺、休日の繁華街(静安寺周辺など)、大型病院周辺などによく出没するようです。
子どもを連れて行きたいスポット
上海のテーマパークは大人向け絶叫マシンがメイン。公園もお年寄りが集う場という感じなので、あんまり子ども向けではないかも。街歩きも子ども的には疲れちゃいますよね。ということで、ナビが厳選したお勧めスポットはこちらです。
パンダを見に行こう!
<動物とふれあう>鉄板は動物園。パンダは上海の子どもたちにも大人気です。園内にはベビーカーの有料貸し出しサービスもあり、電動カートで移動することもできるので、あんまり歩けない子も大丈夫。真夏や真冬など、長時間外を歩けない気候の時期は、水族館や昆虫館に出かけるのはいかがでしょうか。
たっぷり遊べる「上海海洋水族館」
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昆虫やヘビが好きなら「上海大自然野生昆虫館」へ
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<展望台&遊覧船>
展望台に登ったり船に乗るのって、子どもにとっては旅のメインイベントなのではないでしょうか。「疲れた〜」と思っても、「これから船に乗るよ」なんていわれるとシャキッと歩いてしまうものです。スムーズに移動したい場合はセットのツアーを予約すると便利。
大迫力の雑技に子どもたちも興奮!
<見る、学ぶ>小学生以上なら楽しめる博物館が上海にはたくさんあります。お勧めは、ちょっと怖い展示物もあるけど恐竜の骨が迫力満点の「上海自然博物館」。展示物はやや渋めではありますが、鉄道の博物館もありますよ。雑技鑑賞も子どもには大人気のようです。
<体験する>
旅先で何かにチャレンジするなら、親子で本場の点心作りを学んでみてはいかがでしょうか。女の子なら、ドレスや中国服を着てお化粧をして写真を撮れる変身写真もお勧め。子ども用の衣装も揃っています。
親子で上海の点心を作ってみよう
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女の子なら変身写真にチャレンジしてみては
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食事はどうする?
ゆったりしたインテリアのお店が◎
一定ランク以上のレストランは、必ず子ども用の高い椅子、子ども用のお茶碗やスプーンなどを用意しているので安心です。大人的に「辛い四川料理を食べたい!」「上海蟹を食べたい!」と思ったら、そのジャンルの人気店を選べばOK。どのお店にも子どもが食べられる点心や麺料理、お粥などが必ずあります。乳幼児連れにうれしいベンチシートがあって、清潔、快適、サービスも保証付きで大人好みの名物もしっかり食べられるナビお勧め店はこちら。
<狙い目は茶餐廳>
エビシュウマイや焼きそば、マンゴースイーツなど、子どもが大好きな中華メニューが揃っているのは茶餐廳。現地の子どもたちにも人気です。ただし行列店が多いので、夕食なら夕方早めに、ランチなら11時半にはお店に到着しましょう。
キッズルームがある「blue frog 虹梅路店」。「虹梅休閑街(老外街)」にはほかにも家族連れ歓迎のバーがいっぱい
<大人も楽しめるカジュアルなバー>上海ならではの食事法といえばバーへ行くこと。上海には子どもを連れて行けるバーがたくさんあって、どこもキッズメニューを用意しています。中には子ども専用の遊び場を用意しているカクテルバーなんかも。ブランチや週末の夕暮れは、在住外国人の家族連れでいっぱいです。食事にお酒は欠かせないお父さんも、オシャレなバーでカクテルやワインを飲みたいお母さんも、子連れで気兼ねなくどうぞ!
大人っぽい雰囲気なのにキッズメニューがあるカフェバーも
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プールバーでお友達作っちゃう?
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子ども連れでショッピング!
<リーズナブルな子供服市場>上海の魅力といえば、安い子供服が種類豊富に揃っていること! 市内に数カ所ある子供服市場は、在住日本人のママたちもご用達です。何枚あっても困らないTシャツや靴下などは、ママ友へのお土産にもよろこばれるはず。入学式や結婚式にも着ていけそうなオシャレ服も格安で揃います。
グッチの子ども服。とっておきのプレゼントにいかが?
<ブランド子供服で差をつける!>上海のデパートには、高級ブランドが子供服専門店を出しているケースが多数あります。グッチ、バーバリー、マーク・ジェイコブズなどの子ども服は、日本では都市部の一部の店舗でしか扱っていませんよね。上海は関税の関係でブランド商品の価格が日本よりも高いので、上海で試着をして、あとは帰国後ネットで探すなんていう裏技も。ブランド子ども服が充実しているショッピングモールはこちらです。
<かわいい文具や雑貨が揃うのはここ>
豫園周辺の雑貨市場には、小学生女子なら飛びつくかわいい文具店がたくさん入っています。狙い目は「福祐門小商品市場」の地下と2階フロア。ペンや消しゴム、メモ帳、ノートなどが2元から売られていて、値切ることも可能。学校のお友達へのお土産も、子どものおこづかいの範囲から買えちゃう値段♪ 小物作りが好きな子なら、ビーズやフェルトが激安の「上海灘商業大厦」へ。
名作絵本が揃う「蒲蒲蘭絵本館」
<本屋さんに行ってみよう>ナビも子どものころ、旅先で一冊本を買ってもらうと退屈を感じなかった思い出があります。上海のお勧め書店は、静安寺エリアの絵本専門店「蒲蒲蘭絵本館」。日本のポプラ社が運営するお店で、日本の名作絵本の中国語版と日本語版を扱っています。2階には靴を脱いで本が読めるスペースも。漫画や雑誌なら福州路の「外文書店」へ。日本で買うより割高ではありますが、読みたい一冊が必ず見つかるはず。
子ども連れにお勧めのホテル
安心できるホテルがいちばん
「フォーシーズンズホテル上海」は、お部屋のミニバーを「キッズバー」に変えてくれるサービスが。「オークラ・ガーデンホテル上海」や「ホテル日航上海」など、日本語スタッフの多い日系ホテルも何かと安心ですよね。外資系5つ星ホテルでは、家族連れをターゲットにしたビュッフェも開催しています。決めてはサービス、インテリア、雰囲気、日本人スタッフの有無。ナビが家族連れにお勧めしたいと思ったホテルはこちらです。
日本では「大人がくつろぐ空間」なホテルプールも、上海の外資系ホテルは子どもにもオープンな雰囲気。もちろん宿泊客なら無料で利用することができます。ビート板など浮くものを用意しているホテルも。快適プールのあるお勧めホテルはこちらです。
いかがでしたか? 上海では、子どものいる女性たちのほとんどが正社員としてバリバリ働いています。ママだけどOLだから、オシャレなカフェやバーで仕事のストレスを癒したいと思うのは普通。大人向けの場所が子どもも歓迎してくれるのは、そんな背景があったりします。シックなインテリアのレストランバーでも、店員さんがさっと子ども用お茶碗を出してくれる感動。こんな上海式サービスが受けられるのは、子ども連れの皆さんの特権かもしれません。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-10-24