こんにちは、上海ナビです。
上海旅行の楽しみの一つといえば「小吃」を食べること! きちんとしたレストランで食べるよりも心に残る味に出会えたりするんですよね。小吃とは、おやつと食事の中間のような、小腹が空いたときに食べるものの総称。食べ歩きできるものもあります。ということで今回は、上海人が日常的に食べているローカルな小吃を動画付きでランキング化! より上海らしいもの、老舗店で食べられるものを選んでみました。
1位:小籠包
上海を代表する小吃といえばやっぱり小籠包。いちばんの有名店は豫園商城内の「南翔饅頭店」です。いつ行っても大行列ができていてすごい熱気! 1階のガラス張りの厨房からは、職人さんたちが小籠包を作っているところを見ることができます。
ひと口に小籠包といってもお店によって味や食感もいろいろ。上海らしさを極めたいなら、上海式小籠包発祥の地「南翔」に出かけてみては? 庶民的な味が好みなら「佳家湯包」がお勧め。サービスやお店の環境に妥協できない派は、台湾式小籠包の「鼎泰豊」へ。
2位:生煎
上海人のソウルフードと言えるのがこの生煎(焼き小籠包)です。熱々ジューシーな肉汁と、香ばしいカリカリの焦げ目のコントラストは万人を魅了する強さ。フライパンではなく、巨大な鉄鍋をまわしながら焼くんですよ。有名店は焼き上がりを待つ行列が絶えません。
いちばんの有名店は、上海市内に数十店舗を展開する「小楊生煎」。有名なだけあって、ナビもここがいちばんおいしいと思います。この人気に続くのが雲南南路の老舗「大壷春」。こちらはエビ入りが大人気なんですよ。ほかにもいろいろなお店で食べ比べてみて下さい。
3位:湯圓
冬の定番おやつといえばこれ。旧正月の後にやってくる元宵節に食べる伝統的な小吃です。大きめの白玉団子に餡を入れたものを、シンプルにお湯でゆでたおやつなのですが、食べてみるとその素朴なおいしさに驚くハズ。ナビのお勧めはひき肉餡と黒ごま餡です。
もっとも有名なのは豫園商城内の「寧波湯團店」。最近は上海近郊の水郷でも湯圓の専門店が人気を博しています。水郷系湯圓は、お餅が大きめで食べ応え満点。一つからオーダーできるので小腹が空いたときにぜひ。
4位:鮮肉月餅
鮮肉月餅のあるところに大行列あり。いつも「何ごと!?」と思ってしまうほどの行列ができている淮海中路の「光明邨大酒店」と、有名店「真老大房」のショッピングモール内特設カウンターの様子を撮影してきました。
小籠包と生煎の影に隠れ、日本ではあまり紹介されていない絶品小吃「鮮肉月餅」。「月餅」と聞くだけで甘いものが苦手な方は引いちゃうかもしれませんが、月餅とはまったく別物なのです。たとえるなら、ジューシーなメンチカツの衣をパイ生地にした感じ?
5位:排骨年糕
日本人旅行者にとってはこれ、未知の食べ物かもしれません。でも上海人にとっては、年配の人が子どもの頃から食べていた定番小吃の一つなのです。薄切りの豚骨付き肉を揚げたものと、細長いお餅を甘辛いたれにからめたもの。不思議が取り合わせのひと皿です。
排骨年糕を看板メニューにしているお店といえば「鮮得来」。中国麩と湯葉巻きのスープ「双档湯」(これも上海ならではのもの)をセットで頼むのが通です。ほか、小吃系チェーン店にもたいていあるので探してみて。
いかがでしたか? 動画で音とともに見てみると、上海は食のある場所は常ににぎやかだな〜と思いました。日本にはまだ紹介されていない上海の伝統食もまだまだあるようです。今後も街角でめずらしいおやつを見つけたら、随時皆さんにご紹介していきたいと思います♪
以上、上海ナビがお伝えしました。