上海でネット接続!電源&WiFiが使えるカフェ/スポット特集

街角や観光地ですぐ見つかるフリーWiFiスポットはここ! 基本のつなぎ方もご紹介。

こんにちは、上海ナビです。
ネットでの情報収集やSNSの利用が欠かせない人にとって、海外旅行でいちばん心配なのは「ネットが使えるかどうか」なのではないでしょうか。「中国でのネットの使い方」というような情報を検索すると、専門的すぎて分かりにくかったりしますよね。ということで今回は、上海でノマドワーカーとして働くナビが、「ちょっとだけ上海に行く」という旅行者の皆さんのために、WiFiを使える場所と使い方に絞ってわかりやすくご紹介します♪
※以下、内容は2016年1月現在のものです。
上海のネット事情はこちらの記事をご覧下さい。
LINEの代わりに

LINEの代わりに

VPNを使わない場合、お友達や同僚同士などのグループ旅行、数人での出張などで、別行動時に連絡を取り合いたいなら中国のチャットアプリ「微信(We chat)」のダウンロードを。旅先で出会った現地の人や、出張時にお世話になった現地支社の人とも、微信さえあればぐっと距離が縮まります。
VPNを使わない場合、『上海ナビ』掲載の詳細地図は見られません

VPNを使わない場合、『上海ナビ』掲載の詳細地図は見られません

『上海ナビ』では各スポットの位置をGoogleマップで表示しています。VPNを使用しない場合、現地では閲覧できませんのでご注意を。プリントアウト、またはスクリーンショットでデータ化してお持ち下さい。
カフェ、レストラン、モール、ホテル、駅などあらゆる場所でWiFiが使える上海。日本のように特定のプロバイダーや携帯会社のプランに入っていなくても、誰でもフリーで使えるんです。上海ではルーターの持ち歩きも基本的に不要。代表的なつなぎ方をまとめてみました。

WiFiのつなぎ方

パターン1:パスワードなし、クリックのみ

スターバックス、コスタコーヒー、ラーメンの一風堂、マクドナルドなどのチェーン店がこの方法でつなげます。インターネットの画面を開くとお店のページが出てくるので、接続のボタンを押すだけ。以下、スターバックスで試してみました。
矢印の「ChinaNet-Starbucks」をクリック

矢印の「ChinaNet-Starbucks」をクリック

出て来た画面の「Let me online!」をクリック

出て来た画面の「Let me online!」をクリック

つなげました〜! 

つなげました〜! 

矢印は店名。その下にパスワード入力画面が出ます。この画面を店員さんに見せればOK

矢印は店名。その下にパスワード入力画面が出ます。この画面を店員さんに見せればOK

パターン2:パスワードあり

個人経営カフェやレストランは、パスワードを入力すれば誰でもWiFiを無料で利用できます。メニューやレジ、黒板などの掲示物にパスワードを書いてくれているお店も。書いていないお店は、「パスワード?(カタカナ英語で通じます)」や「密码(ミーマー)?」といえばお店の人がメモを書いてくれたり、代わりに入力したりしてくれます。というか、何も言わなくてもパスワード入力画面を見て困っていれば店員さん、やってくれます。
「手机号」の欄に携帯番号を入力し「短信获取」をクリック。スマホに送られて来た番号を「验证码」の欄に入力し、「登录」をクリック

「手机号」の欄に携帯番号を入力し「短信获取」をクリック。スマホに送られて来た番号を「验证码」の欄に入力し、「登录」をクリック

パターン3:ショートメールでパスワードを受け取る

銀行、空港、公共施設などに多いのがこのパターン。出てきた画面に自分の携帯番号を入力し、ボタンを押すとショートメールでパスワードが届くというものです。「139〜」「182〜」「150〜」などで始まる中国で使える携帯番号を持っていることが条件になります(空港でSIMカードを購入できます)。
この方法で代表的なのが「i-shanghai」と「Chinanet」。街角でWiFiを探すと高確率で飛んでいる公共WiFiサービスです。場所によってつながりにくい場合もありますが、無料で使えます。
こんな感じでよく飛んでいます

こんな感じでよく飛んでいます

i-Shanghaiをクリックするとこんな画面が。操作は先ほどと同じです

i-Shanghaiをクリックするとこんな画面が。操作は先ほどと同じです


ナビの私物充電器をスターバックスのコンセントに直接つないでいる図。問題なしです

ナビの私物充電器をスターバックスのコンセントに直接つないでいる図。問題なしです

電源編

WiFiを提供しているお店であればほとんどが電源も自由に使えます。ただしコンセントが少ないお店、コンセントに近い席争奪戦になっている人気店も。どうしても充電したい方は静かな個人経営カフェへ。お店の人に言えば延長コードを用意してくれることもあります。また、日本で購入したパソコンやスマホは基本的に変圧器、アダプター無しで充電OK。ナビもスマホ、デジカメなど日本で買った物を使っていますが、問題なく充電できます(心配な方はメーカーにお問い合わせを)。

快適にWiFi が使えるお店リスト

それでは、普段カフェやバーなどを点々としながら『上海ナビ』のページを作成しているノマドなナビが、快適にネット接続できるお店を選んでみました! 
街のどのエリアでもすぐ見つかるスターバックス

街のどのエリアでもすぐ見つかるスターバックス

スターバックスコーヒー/コスタコーヒー  (パスワードなし)

上海の2大カフェチェーンです。この2つだけで市内に数100店舗はあるよう。どのエリアでも絶対に見つかるので、とりあえずこの二つのカフェでWiFiも電源も使えると覚えておけばもう安心なのではないでしょうか。つなぎ方も簡単です。
コスタコーヒーも多い!

コスタコーヒーも多い!

パスワードなし。「登录」をクリックするだけ

パスワードなし。「登录」をクリックするだけ

主なスターバックスと、スターバックスが入っているモール、施設。
コスタコーヒーが入っている主なモール、施設。
マクドナルド/マックカフェ (パスワードなし)

こちらもパスワード無しで簡単&無料でWiFiが使えます。店舗数は市内に400以上と、かなり頼りになる存在。ただし繁華街や観光エリア、オフィス街は食事時以外でもレジに行列ができるほど混雑しているため、相席で落ち着かない、子どもや学生のおしゃべりがうるさい、電源が見つからないなどのネックが。長居したい方、仕事など静かに作業したい方にはお勧めしません。
混んでいるのがちょっとネック

混んでいるのがちょっとネック

パスワードなし! 「MCD-ChinaNet」をクリックするだけ

パスワードなし! 「MCD-ChinaNet」をクリックするだけ

マクドナルドが入っている主なモール、施設。
味も雰囲気も安心の日系店

味も雰囲気も安心の日系店

PRONTO (パスワードあり)

ナビイチ押しのお店は日本でもお馴染みの「PRONTO」。コーヒーやパスタなどの食事メニュー、ハイボールなどのお酒が日本と同じようにおいしいほか、早朝から深夜まで営業しているのが心強い! インテリアもゆったりしていて、落ち着いた雰囲気です。さらに、電源の数が多くて使いやすいのもポイント。写真など、仕事資料の重いファイルのダウンロードも快適にできました。
テーブル横、バーカウンター足元など、コンセントの多さは上海一かも!? テーブル横、バーカウンター足元など、コンセントの多さは上海一かも!?

テーブル横、バーカウンター足元など、コンセントの多さは上海一かも!?

そのほかのお勧めカフェはこちら。WiFiが問題なく使えて、電源のある席の争奪戦にならない程度の混み具合を考慮して選んでみました。個人的なお勧めは、フランス租界エリアの古民家カフェ「小説」とベーカリーカフェ「BAKER&SPICE」です。

街角でWiFiスポットを探す

「ちょっと住所を確認したいだけなので、お店に入ってコーヒーを飲むほどではない」という方、ホテルを出てから「あの人にメールを送るの忘れてた!」と思い出したときなど、少しだけネットを使いたいときってありますよね。そんなときはこちらへ。
「K11」にはこんな無料ブースも

「K11」にはこんな無料ブースも

ショッピングモール (パスワードなし/ショートメールでパスワードを受け取る)

ここ数年内にオープンした主要エリアのショッピングモール内でもWiFi使用OK。淮海中路の「iapm」と「K11」(自由に充電もできるエリアあり)、静安寺エリアの「静安嘉里中心」、陸家嘴の「国金中心」などを覚えておけば困らないのでは。モール内にもWiFiを使える飲食店が多数見つかります。
ホテルロビー (パスワードなし/ショートメールでパスワードを受け取る)

上海のホテルは日本よりもオープンな雰囲気。宿泊客以外でもレストランやスパなどの施設が自由に使えますし、待ち合わせやトイレだけにロビーに入ってもまったく問題がありません。ヒルトン、オークラ、マリオット、ハイアット、インターコンチネンタル、シャングリラなど、日本人にも見覚えがあるロゴ、聞き覚えのある名前の外資系ホテルならたいていロビーでのWiFi使用OKです。
試しに「ヒルトン上海」のロビーに入ってみました

試しに「ヒルトン上海」のロビーに入ってみました

フリーWiFiがたくさん飛んでいます

フリーWiFiがたくさん飛んでいます

どこの街角でも見つかります

どこの街角でも見つかります

銀行 (ショートメールでパスワードを受け取る)

上海の銀行は、平日はいつ行っても窓口が慢性的に混んでいます。WiFiがないと地元の人も待ち時間を潰すことができないため、ネットが使えるのは一般的なサービスになっています。両替で並んでいるときにメールチェックなどもできますね。
駅や車内でWiFiのマークを探してみて。2016年以降どんどん増えています

駅や車内でWiFiのマークを探してみて。2016年以降どんどん増えています

地下鉄/バス/タクシー (ショートメールでパスワードを受け取る)

WiFiのマークがついた地下鉄やタクシーが増えてきた上海。タクシーでは、USBでのスマホの充電も可能です。上海市では車内のほか、駅、主要繁華街など全面的にWiFiが使える環境を整えている真っ最中。今後は市内全域で無料WiFiが使えるようになるのかもしれません(2016年1月現在)。
上海マスターズ観戦中にチェック。パスワードなしでつがなりました

上海マスターズ観戦中にチェック。パスワードなしでつがなりました

その他の施設

これまでにナビが試して使えたのは、テニスの国際試合が開催されるスタジアム「上海旗忠森林体育城テニスセンター」(パスワードなし。ということはほかのスタジアム、スポーツ施設もOK?)、「上海二十一世紀民生美術館」(ショートメールでパスワードを受け取るもの。ということは、ほかの美術館や博物館も使えるはず)。日系スーパー銭湯「極楽湯」(ショートメールでパスワード受け取り)。ほか、街角のネイルサロンもほとんどがWiFiを提供しています。そう考えると、もう市内のあらゆる施設、場所で使えるということですよね。
カフェがある美術館、博物館なら99%OK

カフェがある美術館、博物館なら99%OK

上海の街角にはネイルサロンが多い! 気軽に使えます

上海の街角にはネイルサロンが多い! 気軽に使えます

「極楽湯」は館内の壁にパスワードが掲示してありました

「極楽湯」は館内の壁にパスワードが掲示してありました

番外編:パソコンを使える場所事情

上海と日本の大きな違いは、ネットカフェがほとんどないということ。一般的に主要繁華街にはなく、古い住宅街の一角や郊外の寂れ気味な雑居ビル内に入っています(客層はオンラインゲーム目当ての学生ばかり)。漫画喫茶で漫画を読むという文化自体上海には根付いていないので、そもそもそういう施設は日本のように進化していません。が、「旅行にはスマホしか持参していないけど、パソコンを使いたい」という方もいるハズ。そんな場合は以下の場所へ。
パブリックスペースにパソコンを設置しているホテルも

パブリックスペースにパソコンを設置しているホテルも

ビジネスラウンジのあるホテル

受付にコンシェルジュがいるビジネスセンターは、5つ星以上のホテルであれば必ずあります。ほか、公共フロアにパソコンが設置してあって、気軽に利用できるお勧めホテルは「ホテル・インディゴ上海」と「レ・スイート・オリエント」。おしゃれなデザインホテルはパソコン設置率が高いです。宿泊客ならコーヒー無料でのんびりできますよ。
上海図書館

「ビジネスセンターがあるような高級ホテルに泊まる予定はない!」という方はこちらへ。1階にパソコンルームがあります。やや手間がかかりますが、パスポートを提出し、図書館の貸し出しカードを作ると無料で利用できます。カードは正門入り口を上がったフロアの右手カウンターで申し込めます。
ここは昔から有名。ナビも10年くらい前から緊急時にお世話になっています ここは昔から有名。ナビも10年くらい前から緊急時にお世話になっています

ここは昔から有名。ナビも10年くらい前から緊急時にお世話になっています

日本と同じ、パソコン付きの個室があります

日本と同じ、パソコン付きの個室があります

コミック&ネットカフェ OASIS

在住日本人のニーズに応えた漫画喫茶も。住宅地内にあり、主要観光地から離れているのがややネックですが、日本の漫画喫茶と同様にパソコンを利用できます(日本の最新雑誌や漫画も常備。日本語で対応してくれます。食事もできますよ♪)。また、VPNの申し込みなどをしなくてもこちらのパソコンではFacebook、YouTube、Googleなどを閲覧することができます! どうしても困ったときの最終手段として覚えておきましょう。

いかがでしたか? とりあえず、「スタバではパスワードなしで、誰でもWiFi&電源が使える」と覚えておけば、心配性な方でも旅行前の不安が解消されるのではないでしょうか。今後もナビは、WiFiが使えることはもちろん、電源の多さ、静かさ、コーヒーや料理のおいしさ、旅行者の皆さんが行きやすい立地を基準にお店探しを続けたいと思います!
以上、上海ナビがお伝えしました。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-02-09

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